先週のドコモ発表会に続いて、今朝は au のスマートフォン発表会。3G + WiMAX 端末発表やら XPERIA arc の発表が期待されていたのだが…

結局のところ、

  • 3G + WiMAX なスマートフォン「htc EVO WiMAX」は発表された

  • 3G データー通信に加えてWiMAX 使用の追加料金が月額だったの525円!

  • ようやく au もテザリング解禁!

  • 期待された「XPERIA arc」は空振り

  • 発表されたのは「htc EVO WiMAX」と、Wi-Fi 用 Android タブレット「Motorola XOOM」のみ


ということで、au テザリング解禁とともに

3G + WiMAX の料金設定は素晴らしい!!


と言えるものだが、

え?発表はこれだけ?


というもので、いささか拍子抜け。



「XPERIA arc」はともかく、もう少し端末が発表されるかと思ったのだけど、Android 3.0 タブレットの「XOOM」は 3G なしの Wi-Fi 版だから、実質「htc EVO WiMAX」の発表会だったと言ってはモトローラに失礼か。

発表会の中継を聞いていた限り、「XOOM」の投入は急遽決定だったようだし、Wi-Fi モデルのみだしね。タブレットで Wi-Fi モデルを主力にするのは悪くない判断だと思うが、Galaxy Tab の兄弟機的な「SMT-i9100」も含めて、キャリアメーカーが 3G モデルを用意せず Wi-Fi モデルのみというのは、ちょっと微妙感は拭えない。

もちろん「XOOM」は良い端末だと思うが、先日ドコモから発表された「Optimus Pad」と比べると直球で iPad とぶつかる位置づけで、現行 iPad より優位な点もあるものの、今週 iPad 2 が発表されれば存在感はどうなるかな…という気がする(スマートフォンと違ってタブレットは iPad の存在感がより大きいし)。

au、WiMAX対応でテザリング可能なAndroid端末「ISW11HT」
auがスマホのテザリング解禁―WiMAX対応Android端末「htc EVO WiMAX ISW11HT」
au、Android 3.0のモトローラ製タブレット「XOOM」を投入
Android 3.0+10.1インチ液晶搭載のタブレット―「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」
auの新端末はWiMAX対応スマートフォン、モトローラ製タブレットも!

ともあれ、個人的には

au 3G + WiMAX には超期待だったけど
EVO じゃなくてモバイルルーターが欲しかったなぁ…


という気分。速度的にもはや手放せない WiMAX に、その WiMAX のエリアの弱さを補う 3G というのは魅力的すぎるのだが…

もちろんテザリング解禁だから EVO もモバイルルーターになるのだけれども、EVO を Android スマートフォンとして見た場合、世代としては古くなっているので、いささか魅力薄。ガラケー機能の対応は一切なく、EZメールも不可、Cメールですら受信のみ。スマートフォンだから必須ではないにせよ、古い世代のを持ってきた割には…である。

もちろん、EVO 自体は今イチ魅力薄と言いつつも、3G + WiMAX の誘惑は強いので、価格その他を興味持って見ていくことになりそうだ。

いずれにせよ、発表は2機種だけということで拍子抜けな感じで、

ドコモ同様 au も「夏モデル発表会で本気出す」という感じ


である。ただ、何度も繰り返すが、

3G に加えて WiMAX 使用料金が月額 525円というのは画期的


であり、3G + 次世代通信網(Xi, WiMAX)が早く一般化、料金的にも手頃になってほしいと思う身としては、これだけで価値のある発表会だった。ドコモの 3G + Xi 端末にも大きな影響を与えることになるはずで、その点も本当に楽しみ。

とにかく誰しも受ける印象は

社長が変わって au は変わったなぁ


ということだろう。次の展開が wktk だ。EVO の周波数帯のこととか、SIM 方式じゃなく ROM 書き込み式だとか、まるでどこかの CDMA 端末のようじゃないか…なんて X-)

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日本電気 モバイルWiMAXルータ AtermWM3500R マーズレッド

(契約上6月頃には WiMAX 端末を変えるつもりなので、夏モデル発表会では 3G + WiMAX の更なる展開を期待だが…)