前回の記事でも少し触れましたが、先日ドコモから発売されている Android OS ベースの7インチ・タブレット「ギャラクシータブ(Galaxy Tab)」を購入、契約しました。昨秋発売されているものですので今更ですが、私なりに使ってみた率直な感想を書いてみたいと思います。


さて、Galaxy Tab を購入した動機はというと、

  • 本体ゼロ円(ほとんど縛りなし)+月額最低維持費用 680円が可能な状態で契約できたこと。

  • 3月15日からパケット定額サービス料金体系が改悪され、安価に本体を手に入れる場合には月額最低2千数百円の維持費用がかかるようになるために、安価に購入・契約するなら、その前に契約しておいた方が良いと思ったこと。

  • 昨秋、安価に購入契約した Android機 au IS01 が思った以上に使う気になれず放置気味だったので、それに代わる“まともに使える Android”が安価に入手したかったこと。

  • 昨年末12月30日に壊れた MacBook Air の代わりに、年始に新 MacBook Air を購入したが、その時の費用の足しに iPad を売ったので、手元にタブレットがなかったこと。

  • 純粋に7インチクラスのタブレットを使ってみたかったこと。


という感じで、諸条件揃っていました。

Galaxy Tab の安売り自体は、昨年11月に発売された直後から売れ行きが微妙だったせいで、翌12月からはあちこちで激安販売されていましたし、色々な条件を考えると今よりお得な条件もあり、ちょっと惹かれるものはありました。

が、当時はまだタブレットとして iPad を持っていましたし(後述するように iPad と Galaxy Tab は全く方向性の違うものですが)、メインで利用しないデバイス・回線で2年縛りは慎重にならざるを得ないので、その時はスルーしたのですが、やはり

買うなら来月15日から料金体系が改悪される前に買っとくか


ということで、一足先に Gaxaly Tab を買った友人にも背中を押されて購入した次第。

iPhone やドコモのガラケーのように、ちゃんと使っているものにはそれなりの料金を払うのは全く厭わないのですが、

使えるのかどうか判らないものに対しては
縛りなし or 安い費用で維持できる条件が必要


というのはあります。

なにせ、au IS01 は(当初からあまり使わないと思っていたものの)予想以上に使わず(使えず)、購入直後からかなり放置プレイが酷いですからね。それでも IS01 の場合は、本体ゼロ円、月額8円運用が可能ですので、使えずに放置していても全く後悔がありません(そのうち MNP の種にする予定)。

正直なところ、Galaxy Tab も買う前は

「iPad 以上にどれだけ使うか判らんしなぁ…」
「iPad のように自宅が主なら、回線契約の負担が大きいと嫌だなぁ」

というのがありました。iPad なら Wi-Fi 版という選択肢はありますが、Galaxy Tab は 3G 版のみ。否が応でも 3G 回線契約、月額費用の負担が必要です。

というわけで、“Galaxy Tab を買うなら、できるだけ月額負担が軽いうちに” ということがありましたので、来月の料金体系改悪を前に購入した次第。

結局のところ、なんだかんだ言っても「本体ゼロ円+月額費用 680円維持可能なら、2年縛りでも、たとえあまり使わなくても、あまり後悔しないかな…」というのが決定打でした。

ドコモのガラケー回線に、iPhone 4、WiMAX は現状外せないですから、そこに加えてとなると、これくらい敷居が低くないと貧乏人には辛いところです(他にイーモバイル回線もありますからね)。

GalaxyTab01
本体同梱の薄いマニュアル以外に、スタートアップガイドなる薄い冊子も付いてきた
(と、購入店でもらったシリコンケース)


さて、Galaxy Tab を使い始めて半月が経ちました。この間、レビュー記事を書かなかったのは忙しかったこともありますが、ある程度使わないと冷静に判断できないだろうと思ったことです。

まともな感性なら少し使えば判ることですが、

現状では、比較的高いレベルで満足できるデバイス


なのですが、iPhone / iPad という iOS デバイスを使っていると、どうしても先入観や慣れの問題で否定的な部分を感じがちです(足りない面をより強く感じてしまうでしょう)。

iOS デバイスと比較されたり、自分でも iOS デバイスでの使用感と比較してしまうのはやむを得ないことですが、そればっかりでは Galaxy Tab や Android 機の良さを見ることができないのは、言うまでもないことです。

と思って少し時間を置いている中で、先日ある Apple 信者の Galaxy Tab こき下ろしブログ記事を見ましたが、まさに他山の石。まぁこのブログでも「この Apple 信者が(以下略」と罵倒コメントされたり、逆に Apple 信者から気が狂ったような連投批判コメントを頂いたり、色々ありますけど X-)

ともあれ、Galaxy Tab を半月使ってきての率直な印象は

使い勝手に不満はあれど、便利に使えるデバイス


であり、愛着が持てるほどになるかどうかは判りませんが、愛用はできるデバイスですし、実際もう「愛用してる」の域に達しつつあります。

最初は懐疑的だった点も半月使ってきて慣れてきたこともありますし、先週のファームウェア・アップデートで良くなった点も多々あります(少しマシになったフォントや、ブラウザ・スクロールの引っかかりの改善など)。

docomo(ドコモ) GALAXY-Tab SC-01C専用 USBケーブル
docomo(ドコモ) GALAXY-Tab SC-01C専用 USBケーブル

(Galaxy Tab で一番厄介なのは電源周り。iPad がずっとマシな状況…)


実際のところ、細かな操作性、操作感において

iOS デバイスと比べると、いささか使いづらい面があるのは事実


だけれども、

慣れと小さな我慢で克服でき、実用上問題ない使い勝手


だと感じています。そして先にも書いたように、Android ユーザーや iOS も含めて初めてのユーザーなら、使い勝手に大きな不満は出にくいのではないかと思えるデキ。

これなら、お金の出せるデバイスかな…と思うし、本体ゼロ円・毎月の維持費用が 680円のような安い条件で買えるなら他人にも十分勧められるし、お買い得

GalaxyTab02
車内機内で使うのにもピッタリなサイズ感(※)


そして善し悪しは色々あるものの、Galaxy Tab 最大の利点は

持ち出すのにあまり抵抗のないサイズ感


に尽きると思う。Galaxy Tab の良さの9割は、このサイズ感とストレスなく使えるレスポンス(←当然すぎる前提)でしょう。

ぶっちゃけ、重さに関してはサイズ感からすると少々重く感じるし、サイズも日本人的には(同等解像度以上で)もう半回り小ぶり&薄い方がベストだと思うけれども、

現状出回ってるタブレット系デバイスでは
気軽に持ち出す気になる数少ないデバイス


と言って良いと思う。

個人的には、自宅でソファに座って使うなら iPad くらいのサイズが良いと思っているし、年老いた親の世代に使わせるのは最低でも iPad くらいのサイズが必要(更に一回り大きくても良い)。ただ、気軽に持ち出すには少し大きく重いし、少なくともノート PC と同時に持ち出す気にはなれないデバイスだった。

ノートPC と一緒に持ち出すには、Kindle 3 くらいのサイズ・軽さが理想ではあるが(Kindle 3 の軽さは一緒に持って出るのに全く抵抗を感じない・ノートPC と一緒に入れると無視できるほどだ)、汎用タブレットデバイスでそれを望むのは現在無理だろう。そういう意味での次善の策として、Galaxy Tab は悪くない。

無論、Galaxy Tab もそこそこの重さがあるゆえに、気軽にノートPC と一緒に持ち出せるかというと微妙だ。それでも私にとっては、iPad のように“ノートPC とどちらかしか持ち出したくない”デバイスではないし、一緒に持ち出して使わなくても後悔するほどの重さでもない。

加えて自宅での使い方でも、ソファで使うなら iPad サイズが良いと感じても、

寝モバなら断然 Galaxy Tab


であるし(一回り小さいのが理想かな)、またGalaxy Tab がソファで使うのに向いてないわけでもない

そういう意味では、ストレスなく使えるレスポンスをベースに、

個人で使うタブレットとしては色々融通の効く、絶妙なサイズ感


だということを使ってみて実感している。

Kindle を使ってから、6〜7インチというサイズに対してかなり前向きに感じていたが、Galaxy Tab を使って、その思いをさらに強くした(画面解像度が 1024x768 pixels ではなく 1024x600 なのは、自炊派として大きな欠点ではあるが)。

GalaxyTab03
カフェなどで使うにしても iPad ほど目立たないのは利点
(なおかつ一般的スマートフォンより画面が大きいのは目に優しい)


逆に言えば、そのサイズ感からiPad のように複数人で見るデバイスではないのも事実。そういう点も含めて、

Galaxy Tab は、タブレットというより大きなスマートフォン


と言える。あくまで、個人用。一人利用向け。

OS が本来タブレット用の Android 3.0 ではなくスマートフォン用の Android 2.2 搭載であることととは別に、このサイズのデバイスを使ってみて、そして iPad と両方使ってみて、そう感じる。

そういう意味では Jobs が「タブレットで7インチは小さすぎる」と言ったのも頷ける。と同時に、

大きなスマートフォンだとしても不便に感じたことはない


し、むしろ便利に感じることもあったのは前述の通り。

だから、iPad の7インチ版がなくても iPhone の5〜6インチ版はありだなぁ…と正直思った。そして、サムソンが Android 3.0 登場前だったとはいえ、巧いところを突いたデバイスを出してきた、と痛感する。

BUFFALO USB充電器 2A対応 iPad/iPhone急速充電対応 4ポート ブラック BSIPA09BK
BUFFALO USB充電器 2A対応 iPad/iPhone急速充電対応 4ポート BSIPA09BK

(iPad、Galaxy Tab など 2A クラスの電流を要求するデバイスが増えてきた…)


少々長くなったので、細かな善し悪しの列挙については別記事にしたいと思うが、Galaxy Tab について善し悪しを語るとすれば、Galaxy Tab そのものに対してか、Android OS に対してかの切り分けが必要になるので、少々ややこしい。ここがハード・ソフト一体の iOS デバイスと違って、なかなか難しい。

(例えば、フォントの問題は当然デバイスごとの差であるし、標準ブラウザにおけるダブルタップにおける挙動も Android 共通というわけじゃないから話はややこしい。Android 2.2 同士でも違うしね…)

いずれにせよ、色々不備不満はあっても、現状使いでのあるモバイル用タブレットであることには間違いない。そして、最初に書いたように「本体ゼロ円+月最低維持料金 680円」なら、本当にお買い得だ。

Android ケータイを持っている人のサブデバイスとして良いのは勿論、きちんと iOS ではなく Android であることを認識して、慣れることを厭わない人なら iPhone / iPad ユーザーにも悪くない

少なくとも iPad (iPhone) に7インチデバイスが出ないうちなら、このサイズ感のデバイスは Android でしか選択肢がないわけだし、その中でこれだけ安く手に入って維持可能なのは今後有り得るかどうか判らない。

そういう意味も含めて、

良い買い物をした


と思っている。

不備不満を言い始めたら切りがないが、それは iOS 機にもあるし、iPhone OS 1.0 の時から iOS に入り浸っている私でも Galaxy Tab は十分愛用できるほど実用になるデバイス

何度でも書くけれど、

このサイズ感、悪くない


※ 降機直後に Twitter へ書いたが、スカイマークでは Galaxy は機内モードでも使用禁止だそうな(Tab だけでなく、おそらく S も)。
上空へ上がって電子デバイス解禁直後に使っていたら、CA がやってきて iPhone, Galaxy Tab とも機内モードを確認して許可されたが、その後再び CA が来て Galaxy Tab について名称を尋ね、しばらくした後「ギャラクシーというのは当社で未確認のデバイスだから機内モードでも禁止」と言われた。
飛行機の場合、航空会社によって規定がまちまちなので仕方ない部分もあるが、注意されたし。なお、スカイマークで許可されてるデバイスは iPhone、iPad、ガラパゴスまでは聞いた(その他は知らない)。
いつも使ってる JAL では、iOS デバイスや Kindle、IS 01 などを使っていて「機内モードですか?」と聞かれることはあっても、デバイスについて確認されたことはない。