3万円台になった GXR + P10 キットを見て購入し、手元に届いてちょうど1ヶ月が経った。このところ幾つも書いた GXR 絡みのブログ記事を見ての通り、不満は山ほどあるが、まずは気に入っている。

少なくとも今のところは

「普通のコンパクトデジカメでは足りなくなった iPhone とデジタル一眼の間を埋める物」

という役割は果たしてくれているし、何よりも

撮る気にさせてくれるカメラ

である。

それでも GXR + P10 キットのみを使っていたら、ここまで満足感は得られなかったと思う。それは間違いない。やはり APS-C 素子搭載のユニットを購入して、その画質に、その画質がポケッタブルなサイズから得られるということに惚れたのは間違いない。

もっとも自分にとって、真にそういうカメラであるかどうか判るのは、もう少し時間が経ってから、来年になってからであろう。

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(GXR + A12 28mm F2.5 / 50%縮小のみ)


ともあれ1ヶ月近く前、GXR + P10 キット購入当初、ギャーギャー騒いでた時に、先人は皆こう言った。

「A12 も使ってみて」

と。



もちろん、GXR + P10 キットを買うからには、A12 系ユニットは買うつもりでいた。そうでなければ、GXR を買う意味はないと思っていたし、その考えは P10 キット購入してからも、そして A12 系のユニット2本を揃えた今でも変わらない。

なので、購入直後に先日発売された A12 28mm F2.5 ユニットは予約していましたが、画角的に 28mm だけではどうしても不満が出ると思って、28mm 発売2日前に A12 50mm F2.5 MACRO ユニットを購入。もちろん、28mm F2.5 ユニットも購入。

あっという間に、半月ばかりの間に P10, A12 50mm F2.5 MACRO, A12 28mm F2.5 と3本のユニット、現在リコーが出しているユニットのうち S10 ユニットを除いたものを買い揃えてしまった。まさに

リコーの思う壷


だったわけだが、敢えて無責任に言いたい。

GXR 買ったのなら、リコーの思う壷に乗るべき


と。何と言うか、

毒を食らわば皿まで食え


と。そうでなければ GXR を買った意味がどれほどあるのかなぁ…と、A12 ユニットを買う前も、買った後も、思う。

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(GXR + P10 / 50%縮小のみ)


GXR 購入以降、GXR ユーザーのブログやウェブサイト他を検索して見たりもしているが、私と同じように格安になった GXR + P10 キットを買って、今後 A12 ユニットを買おうかどうしようか悩んでいる人を見かけたりもする。

そんな人に、先人たち同様の言葉を言いたい。

50mm でも 28mm でもいいから A12 ユニットを買うべき


だと。というのも、A12 ユニットを使って初めて、GXR が本来持つ部分が表に出てくるところはある。

「A12 ユニットを使ってこその GXR」とまで言い切っていいのかどうか判らないが、少なくとも P10 ユニットだけでは GXR の良さを全て感じ取れない、と率直に思った。ま、リコーが P10 ユニットで GXR の良さを全て引き出すことをしていない、できてないとも思うけれど。

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(GXR + P10 / 50%縮小のみ)


ついでに、A12 ユニットの2つ、50mm F2.5 MACRO と 28mm F2.5 のうち、「どちらを買うべきか?」「どちらから買うべきか?」という話も散見されるが、それに関しては自分のよく使う用途、画角ってことになる。P10 ユニットを使っているならステップズームがあるから、それでしっくりくる画角を探せば良いと思う。

ま、私みたいに「いやー、35mm がメインなんだよねー」とか「良く判らん」という人に、敢えて、どちらが良いかを言うとしたら



を薦めたい。理由は

  • GXR + P10 より若干大きい程度のコンパクトさを保てるから

  • 焦点距離が短いことと重量バランスが良いので、手ブレしにくいこと


の2点。

私も今は、この A12 28mm F2.5 ユニットを付けていることが多い。ここから必要に応じて 50mm MACRO や P10(28〜30mm)に交換するパターンがほとんどだ。

個人的に近年 28mm は撮りにくさを感じていて、それゆえに 28mm F2.5 ユニット発売直前に 50mm ユニットを購入したわけだが、久しぶりに 28mm 単焦点に戻ってきても、一時期より撮りにくさを感じてないので、今はメインユニットになっている。

この撮りにくさ、撮りにくくない感覚の違いを考えていた時に、田中希美男氏のブログで「近づける広角レンズとそうでない広角レンズ(その2)」なる記事があって、それが原因かと思ったが、私の場合はそんな高尚なものでもなんでもないでしょう。

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(GXR + A12 28mm F2.5 / 50%縮小のみ)


ただ、P10 と A12 28mm F2.5 の2ユニットだけなら、やっぱり使い勝手に不満はあったと思う。GXR 購入当初から予約していた 28mm に加え、50mm 衝動買いしておいて良かったと思う。

RICOH GXR カメラユニットGR LENS GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
RICOH GXR カメラユニット GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

(量販店の74,800円なら微妙だが、Amazonの6万円台前半なら…と購入)


マクロが撮りたいとか、28mm の画角は広すぎるという人には勿論 50mm になるのだけど、たとえそうでなくても、28mm に加えて 50mm があれば A12 ユニットで写せる幅も飛躍的に増える。自分自身の実感として、購入後、旅に持ち歩いてみると 28mm と 50mm の2つがあるのは結構重要だった。

当たり前のことだが、

A12 ユニットを買うと P10 ユニットとの描写の差を痛感


する。昼間の散歩スナップくらいでは特に変わらないけれど、ボケは当然違うし、少しでも感度が上がると圧倒的な画質差になる。

さらに P10 では絞り優先AE で撮ろうとしても絞りは2段階、シャッター速度優先AE では云々…と制約があるから、できるだけ A12 系ユニットで撮りたくなる。画質だけでなく撮る時のストレスが少ない。

けれど、散歩スナップとかなら別だが、旅に持って出れば一つの画角というのは物足りない。そういう意味で、標準、広角の両方をほぼ同時に買って、A12 ユニットで撮れる範囲がそれなりにあるのは良かったと思っている。

もちろん、写真センスのある人、技量のある人なら、こんなことも言わないのだろうし、一つのレンズで色々なバリエーションで素晴らしい写真が撮れるのだろうが、

こちとらセンスの欠片もないから、画角で変化を求めるしかねぇ


のである。一つのレンズだと、どこか単純になってしまうし、寄りたい不満、引きたい思いが出てくる。なら、2つ持っておいた方が早いし、実際買ってしまって良かった。たとえ、稼働率が年数回のLレンズを売ることになっても。

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(GXR + A12 50mm F2.5 MACRO / 50%縮小のみ)


というわけで、安い GXR + P10 キットを買った人で、「冬のボーナスで A12 ユニットを…」と思ってる人も少なくないだろうけど、そう思ってるなら是非、背中を押したい。いや、むしろ

紅葉シーズンが終わる前に


という、この時期の常套文句でカード払いで先に手に入れたら?とすら言いたい(笑)。まぁ GXR で紅葉撮るなんて人は少ないのかもしれないが。

そして、どちらを買おうか、どちらも欲しくなりそうだという人で、両方買えるなら両方買ったら良いとも思う。私自身が両方買って良かったと思ってるという理由だけであり、極めて無責任に、背中を押してますけどね。

制約も癖もありすぎで、変態チックな GXR を周囲の友達に薦めることなんて全くできないけれど、GXR + P10 キットを買った人には、安心して? A12 ユニットを背中押しできる(笑)

RICOH デジタルカメラ GXR P10 28-300mm F3.5-5.6VC KIT GXR+P10KIT
RICOH GXR + P10 28-300mm F3.5-5.6VC KIT

どこかで撒き餌と言っていたが、その通りだw


とまぁ、結構 GXR がお気に入りに見えて、いや実際にお気に入りになっているのだけど、反面、GXR + P10 購入した時の記事に書いたように

いつまで GXR で我慢できるかな?


というのはあったりします。

GXR を使えば使うほど、気に入れば気に入るほど、不満に思うことがより不満に思えてくる。判っていても、「足りない」「欲しい」と思えてくる。

よちよち歩きの年老いたカマキリすら追えない AF
APS-C 素子の望遠・中望遠ユニットが(当分)出そうにない将来
その他、様々な制限(特に前時代的な露出アルゴリズム制約)

GXR の良さは十二分に感じて判っているけれど、どこまで我慢ができるかは正直、自信がない。そのあたりは、後日の記事で。

GXR_BlogSample20101120E
(GXR + P10 / 50%縮小のみ)