前回記事で書くつもりだった、A12 ユニット2本の感度別画質比較例です。ちなみに、私はメインマウントの EOS と違って、GXR に高感度画質云々を特に言うつもりはありません。さすがに求めるものが違いすぎます(私にとっての高感度は動体撮影、夜間望遠撮影のために存在しているので)。
それでも P10 ユニットの場合は
という理由がありましたので、高感度画質を把握しておく必要がありました。
反面、広角標準単焦点レンズでは
「28mm とか 50mm 単焦点で、高感度なんて使うシーンってあるんですかねぇ?」
というような有様ですので(私の場合)、正直 A12 ユニットでの高感度は、あまり気にしていません。実際に1週間強使ってきて、気になったことがありません。
それゆ、高感度画質を一々比較するまでもなく、
だったりします。どうせ、動体撮りはダメなカメラだから、高感度を積極的に使うこともないしね!(/_;)
でも、以前 P10 キットで高感度画質比較をやっておいたので、先週購入した A12 ユニット2本でも(自分への目安も含めて)やっておこうというわけで、以下 GR LENS A12 28mm F2.5 ユニットと 同 50mm F2.5 MACRO ユニットの ISO 200〜3200 比較例です。
写真は某所陸橋の欄干の上に置いて撮影していますが、三脚を立てて厳密に撮ってるわけではないので、写真間で若干の構図ズレと、それに伴う露出違いはあります。
また、たまに近所の電車通貨の影響で微妙に揺れることがあり、できるだけそれを避けていますが、28mm ISO 200 のように微小なブレが発生しているものもありますが、ご了承下さい。
撮影条件は、絞り優先AE、F4.0。ブログ記事中の埋め込み画像は元画像から中央部の等倍切り出し、リンク先にはオリジナル画像を用意してあります。
【GR LENS A12 28mm F2.5】
【GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO】
というわけで、A12 28mm / 50mm ユニットの高感度画質比較をしてみました。とりあえず、28mm と 50mm の間に大きな高感度画質差はないようで、
ですね。さすが、リコー(棒)
前述したように、以前 P10 キットで高感度画質比較をやっていて、撮影場所や被写体が全然違うので直接比較にはなりませんが、そちらも参考ということで。
■ GXR 今ごろファーストインプレッション(2:高倍率コンデジ P10 ユニット画質)
P10 ユニットもコンパクトデジカメの高感度画質としてはそう悪くはないと思いますが、A12 系ユニット2本は APS-C 素子採用のユニット。コンパクトデジカメや同じ素子を使っている P10 ユニットとはレベルが違います。
個人的な印象では、概ね ISO 800 までは無問題。ISO 800 ではノイズリダクションが多少強くなったせいか、細部描写が若干甘くなってきますが、実際に使っていてもあまり問題を感じません(もちろん本当に良画質を求めるなら、せいぜい 400 までだと思いますが)。
ISO 1600 では暗部を中心にノイズが増え、細かい描写も少々荒れてきますが、まずまず私としては実用範囲内。もちろん被写体や用途によりますけど、GXR で ISO 1600 を使うのは夜間手持ちスナップくらいですから、そういう用途でこの画質なら自分的には OK。
手ぶれ補正がなくとも 28mm レンズで ISO 1600 なら手持ち暗所スナップもできなくはないですしね。先日の記事でも少し触れましたが、意外と手ぶれしにくいボディ&バランスですから。
ISO 3200 になると暗所ノイズはかなり増え、細かい描写は厳しくなりますが、縮小前提で縦横 50% 縮小→軽く調整とかなら、用途によっては十分使えると判断しています。
P10 ユニットでは ISO 1600 でブロックノイズが多くなり、ISO 3200 では色が浅くなって油絵状態になっていたことを思えば、大きな開きがあります。P10 ユニットとの高感度画質差は3段はあると思います。が、それ以前に全然画質が違いますから、比べること自体が A12 ユニット2本に対して失礼ですね。
比べると言えば、ここ1年のメイン一眼レフである、同じ APS-C の EOS 7D と比べて嫌になるほどの差はないですし(ないわけじゃないけど、1段もないと感じる)、一世代前の APS-H 機である EOS-1D Mark III と比べると、素子の差を超えて優位性を感じます。
また、以前使っていたマイクロフォーサーズ機、
ので、個人的にはそれで十分かな、と。
P10 ユニットとの比較同様に、素子のサイズ差が効いているのでしょう。いくらリコーのノイズ処理がさほどではないとは言え、素子の差は大きいと言えます。もっとも DMC-G1 や E-P1 は1世代前のモデルですから、現行機では多少差は縮まってるかもしれません。
NEX-5 との比較は、NEX-5 であまり夜間撮影してなかったので、印象比較は判りません。そのうち気が向いたら NEX-5 と同所で高感度画質比較を…しないかな。GXR の運用ならこの程度で十分。動きもの撮れないのに、これ以上の高感度はあれば良い程度(それは NEX-5 でも同じ)。
静止画でどうしても良い画質で撮りたければ、
とか
のようなミニ三脚でもポケットや鞄の隅に入れておけば良い話。GXR はボディに自重がある分、どのレンズユニットを付けても、そうバランスが悪くならないですしね(その点、NEX はパンケーキ以外は三脚に載せるのが辛い)。
とにかく
のですから、とりあえず不満はありません。
もちろん、ISO 3200、6400 がマトモな画質で使えるなら、それに越したことはないですが、高感度画質より前に足りないものが多い GXRですからね。それにリコーに高感度云々言っても無駄ですし、個人的には DMC-G1, E-P1 という使っていたマイクロフォーサーズ機より1段程度良い時点で満足です。

RICOH GXR + P10 28-300mm F3.5-5.6VC KIT
今朝 (2010/11/13) 見たら微妙に最安値更新してる
P10 キットで釣って、A12 ユニットを買わせるのは良い作戦だw
それでも P10 ユニットの場合は
- コンパクトデジカメ素子採用ユニットゆえ、使える高感度の範囲は広くなく、画質劣化も激しい。
- 300mm までの望遠域があり、シャッター速度を必要とする状況が(自分の中では)多く、さらにレンズが暗いために高感度でシャッター速度が稼ぐ必要が多い。
- Sモード(シャッター速度優先AE)を使うと自動的に ISO 3200 まで上げられてしまう不可解糞仕様のため、ちょっとしたことで ISO 1600〜3200 域を使われてしまう。
という理由がありましたので、高感度画質を把握しておく必要がありました。
反面、広角標準単焦点レンズでは
「28mm とか 50mm 単焦点で、高感度なんて使うシーンってあるんですかねぇ?」
というような有様ですので(私の場合)、正直 A12 ユニットでの高感度は、あまり気にしていません。実際に1週間強使ってきて、気になったことがありません。
それゆ、高感度画質を一々比較するまでもなく、
A12 ユニットの2本は、自分の使う分では満足できる高感度画質
だったりします。どうせ、動体撮りはダメなカメラだから、高感度を積極的に使うこともないしね!(/_;)
でも、以前 P10 キットで高感度画質比較をやっておいたので、先週購入した A12 ユニット2本でも(自分への目安も含めて)やっておこうというわけで、以下 GR LENS A12 28mm F2.5 ユニットと 同 50mm F2.5 MACRO ユニットの ISO 200〜3200 比較例です。
写真は某所陸橋の欄干の上に置いて撮影していますが、三脚を立てて厳密に撮ってるわけではないので、写真間で若干の構図ズレと、それに伴う露出違いはあります。
また、たまに近所の電車通貨の影響で微妙に揺れることがあり、できるだけそれを避けていますが、28mm ISO 200 のように微小なブレが発生しているものもありますが、ご了承下さい。
撮影条件は、絞り優先AE、F4.0。ブログ記事中の埋め込み画像は元画像から中央部の等倍切り出し、リンク先にはオリジナル画像を用意してあります。
【GR LENS A12 28mm F2.5】
【GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO】
というわけで、A12 28mm / 50mm ユニットの高感度画質比較をしてみました。とりあえず、28mm と 50mm の間に大きな高感度画質差はないようで、
去年リリースの 50mm ユニットも
一年近く経ってリリースの 28mm ユニットも
ノイズ処理レベルは大差ない
一年近く経ってリリースの 28mm ユニットも
ノイズ処理レベルは大差ない
ですね。さすが、リコー(棒)
前述したように、以前 P10 キットで高感度画質比較をやっていて、撮影場所や被写体が全然違うので直接比較にはなりませんが、そちらも参考ということで。
■ GXR 今ごろファーストインプレッション(2:高倍率コンデジ P10 ユニット画質)
P10 ユニットもコンパクトデジカメの高感度画質としてはそう悪くはないと思いますが、A12 系ユニット2本は APS-C 素子採用のユニット。コンパクトデジカメや同じ素子を使っている P10 ユニットとはレベルが違います。
個人的な印象では、概ね ISO 800 までは無問題。ISO 800 ではノイズリダクションが多少強くなったせいか、細部描写が若干甘くなってきますが、実際に使っていてもあまり問題を感じません(もちろん本当に良画質を求めるなら、せいぜい 400 までだと思いますが)。
ISO 1600 では暗部を中心にノイズが増え、細かい描写も少々荒れてきますが、まずまず私としては実用範囲内。もちろん被写体や用途によりますけど、GXR で ISO 1600 を使うのは夜間手持ちスナップくらいですから、そういう用途でこの画質なら自分的には OK。
手ぶれ補正がなくとも 28mm レンズで ISO 1600 なら手持ち暗所スナップもできなくはないですしね。先日の記事でも少し触れましたが、意外と手ぶれしにくいボディ&バランスですから。
ISO 3200 になると暗所ノイズはかなり増え、細かい描写は厳しくなりますが、縮小前提で縦横 50% 縮小→軽く調整とかなら、用途によっては十分使えると判断しています。
P10 ユニットでは ISO 1600 でブロックノイズが多くなり、ISO 3200 では色が浅くなって油絵状態になっていたことを思えば、大きな開きがあります。P10 ユニットとの高感度画質差は3段はあると思います。が、それ以前に全然画質が違いますから、比べること自体が A12 ユニット2本に対して失礼ですね。
比べると言えば、ここ1年のメイン一眼レフである、同じ APS-C の EOS 7D と比べて嫌になるほどの差はないですし(ないわけじゃないけど、1段もないと感じる)、一世代前の APS-H 機である EOS-1D Mark III と比べると、素子の差を超えて優位性を感じます。
また、以前使っていたマイクロフォーサーズ機、
DMC-G1 や E-P1 とは一見して、高感度画質の優位性を感じる
ので、個人的にはそれで十分かな、と。
P10 ユニットとの比較同様に、素子のサイズ差が効いているのでしょう。いくらリコーのノイズ処理がさほどではないとは言え、素子の差は大きいと言えます。もっとも DMC-G1 や E-P1 は1世代前のモデルですから、現行機では多少差は縮まってるかもしれません。
NEX-5 との比較は、NEX-5 であまり夜間撮影してなかったので、印象比較は判りません。そのうち気が向いたら NEX-5 と同所で高感度画質比較を…しないかな。GXR の運用ならこの程度で十分。動きもの撮れないのに、これ以上の高感度はあれば良い程度(それは NEX-5 でも同じ)。
静止画でどうしても良い画質で撮りたければ、
とか
のようなミニ三脚でもポケットや鞄の隅に入れておけば良い話。GXR はボディに自重がある分、どのレンズユニットを付けても、そうバランスが悪くならないですしね(その点、NEX はパンケーキ以外は三脚に載せるのが辛い)。
とにかく
コンパクトデジカメ+αのサイズ、運用性で、ISO 1600 / 3200 がそこそこ使える
のですから、とりあえず不満はありません。
もちろん、ISO 3200、6400 がマトモな画質で使えるなら、それに越したことはないですが、高感度画質より前に足りないものが多い GXRですからね。それにリコーに高感度云々言っても無駄ですし、個人的には DMC-G1, E-P1 という使っていたマイクロフォーサーズ機より1段程度良い時点で満足です。

RICOH GXR + P10 28-300mm F3.5-5.6VC KIT
今朝 (2010/11/13) 見たら微妙に最安値更新してる
P10 キットで釣って、A12 ユニットを買わせるのは良い作戦だw