昨日はベスト10圏外の次点と思えるモノを紹介したが、今日はちゃんと戻って今年のお買い物評価ベスト10の6位から4位。になるのだが、5〜6位も甲乙つけ難く、同率5位ということで。
第5位 イー・モバイル データー通信端末 Pocket WiFi
お買い物評価 80点 (製品評価としては94点)

同率5位の1つ目は、イー・モバイルの Pocket WiFi。技術的には画期的でも何でもなく、同じことを可能にする製品は過去に(イー・モバイルに特化しない汎用製品として)いくつもあった。しかし、その中で Pocket WiFi はまさに
によって、発売から今にいたるまで「携帯電話における隠れたヒット商品」となっているし、それは当然と言える。
PHS300 やクティオみたいな汎用製品は、それはそれで良さがあるが、やはりスマートじゃないし面倒なところもある。少なくとも一般向けではないし、ちゃんと使いこなせる人間にとってもモバイル製品としてもっとスッキリして欲しいと思えるところがあった。
それが Pocket WiFi では全て解消されている。旧来のモバイルルーターを使っていた人には「こういうのが欲しかった」と思わせる製品だし、今までマイナーで敷居がやや高かったモバイルルーターに手を出せなかった人たちも気軽に使えるようになった。
以前の記事でも書いたけれど、現状ではほぼ完璧に近い製品と思える。無論、改善されるべき点はあるし、来年再来年この先もっと良い製品が出てくるだろうが、現時点でこれ以上を望むのは技術、コストその他の面を考えれば難しいだろう。
というわけで、製品評価としては最高に近い。マイナス点は無線 LAN での接続台数が多くなり通信量が多くなるとバッテリの保ちが公称値より落ちてくることと、イー・モバイルのキャリアとしての難点(都心部での速度低下とカバーエリアがもう一息なところ)。
お買い物評価として更に低くなっているのは、最初から織り込み済みだったけれど、さほど使用頻度が高くないこと。これは Pocket WiFi が、というよりイー・モバイル自体が、だけど。毎日バリバリ使うわけじゃないからその分減価償却度合いは減るし、必須度合いも高くない。
ましてや、一部の人がやってるように Pocket WiFi を依存することで iPhone を最低料金で維持するなんてことは私の中では有り得ないので(単体で使わない iPhone に意味はないと思ってるし)、結果的にややコスト高になってしまう(無論、自宅回線を低速かつ不安定なモバイル回線に置き換えるとか有り得ないしね)。

というわけで、個人的な事情からお買い物評価的には絶賛とはいかずに少し下がってしまうが、それでも十分買ったことに満足しているのは点数を見れば判る通り。
また、来年 Apple のタブレットがもし発表されて、万が一買うようなことがあれば、それを活用する回線として Pocket WiFi は、より価値を増すかもしれないと思ったりする。
今のところ噂通りのものが発売されても(国内コンテンツが充実するということは当分ないだろうから)あまり買う気にはないのだが、Pocket WiFi があることでネット回線という問題がある程度解決できるから、買うための敷居は下がりそうな気がする。
■ パワーユーザーから初心者まで、簡単・便利な現在最強モバイルルーター Pocket WiFi
■ Pocket WiFi (D25HW) を契約したら必ずやっておくべき設定
■ Pocket WiFiを EMチャージで利用する&接続した機器同士の通信設定
第5位 キヤノン デジタル一眼レフ EOS 7D
お買い物評価 80点 (製品評価としては75点)
製品発表時は「APS-C なんか今さら要らん」とスルーだったのに、結果的に購入して満足。というのは、去年のマイクロフォーサーズ初号機 DMC-G1 と同じパターン。ただ、EOS 7D ではイベントを含めて発売前に何度も実機に触る機会があって、結局発売前に予約右発売日に購入という流れだった。
そして去年の DMC-G1 同様、思った以上に良い感じで、テンション↑↑で発売前後に記事も書きまくって、見返してみたところ今年は EOS 7D 関連の記事が一番多かった(E-P1 よりも多かった)。
EOS 7D に関しては既に多くの記事で色々書き尽くしたので、今さらもう改めて書くことはない。結果的に Mark III を手放した、手放しても良いと思ったほどのデキだったし、最近同じようなことになった人がプロアマ問わず少なくなかったと知って、妙に納得してみたり。
EOS 7D を購入して良かったことは、5D 以降フルサイズと APS-H ばっかり使ってきて「もう APS-C なんかイラネ」と、必要以上に悪く見ていた自分の認識を改めさせてくれたこと。こればっかりは実際に購入して実戦投入しないと判らないことなので、買わせるだけのカメラを出してきて、期待を応えてくれたのは素晴らしかった。
ただ、まだこれでキヤノンと今後も心中できると思えるかと言うと、全くそんなことはない。特にレンズに関しては、やる気があるんか?というくらいリニューアルがない。ボディについても、まだ評価できるのは 7D だけ。
ぶっちゃけ EOS 7D はキヤノンの変化を期待させるカメラだった。
でも、その後発表された Mark IV は相変わらずのキヤノンだった。
Mark IV は開発期間のスパンもあっただろうし、目前に迫った冬季五輪とW杯のために冒険はできなかったのだろう。そのことは判っていても、キヤノンが変わるのか?変われるのか?と言った点については、まだ油断できない。
EOS 7D については満足しているけれど、それだけで終わらないのがデジタル一眼レフだから、来年はレンズをきちんとして欲しいね。70-200/2.8L IS も 100-400L も 540L もリニューアルしてくれないとねぇ…
■ キヤノンの変化を感じる、だから悩ましい EOS 7D
■ そして、遅まきながら EOS 7D を予約した
■ EOS 7D 購入して、軽く試し撃ちした第一印象
■ しんどいのに寝つけないので EOS 7D 第一印象の追記をしてみる
■ 忘れないうちに EOS 7D で気がついた点を更に書く
■ EOS 7D でアメフトを撮ってきての第二印象をば…
■ ヒコーキ、アメフト、サッカーと3日間 EOS 7D を使ってみて…
■ EOS 7D 購入1週間(低感度でのノイズについての雑感)
■ EOS 7D と 1D MarkIII、両方持ってサッカーを撮りに行った
■ アメフト2試合観戦しつつ撮影とか (1) いきなり後ピンなりまくりでござるの巻
■ アメフト2試合観戦しつつ撮影とか (2) 高感度条件で試し撮りの巻
■ EOS 7D ファームウェア・アップデート Ver.1.0.9(ゴーストは無関係でござるの巻)
■ キヤノン、EOS 7D の残像問題を認めてファームウェア・アップデートで対処へ
■ EOS 7D 残像問題対策ファームウェア Ver.1.1.0 公開
■ EOS 7D 残像問題対策ファームウェアで、ちょっと試し撮りしてみた
■ EOS 7D その後(APS-C用標準ズームでも買っとくか…の巻)
■ EOS 7D と2ヶ月
第4位 マイクロカードリーダー・ライター
お買い物評価 85点 (製品評価としては80点)
4位は超小物だけど、色々考えてみると今年コレは何個も買って重宝したこともあったので、4位に抜擢した次第。機能的には単なる microSDHC メモリーカードのリーダー/ライターでしかない。ただ、非常に小さい。すぐ無くしそうなくらい小さい。
だが、その小ささゆえ microSDHC を入れっぱなしにして、携帯のストラップに付けるなど常に持っておける USB メモリとして使える良さがある。ホント、携帯ストラップに1つぶら下げておいても違和感がないくらい(キャップが取れてしまうことがあるのが難点だが)。
上記のバッファロー製でも 900円しない(microSDHC メモリーカード自体は別売り)が、上海問屋で同製品と思われるものが 500円以下で売られている(2009年12月25日現在)。どちらでも機能は変わらない。
爪ありと爪なしは、microSDHC カードリーダー/ライターとして利用するなら爪ありを、そうでなくて USB メモリ代わりとして利用する場合には、パソコン装着時に飛び出しサイズが小さな爪なしが便利だろうと思う(以下の写真参照)

上が爪あり、下が爪なしモデル
USB メモリとして使う場合には、内蔵させる microSDHC メモリーカードが必要になるわけだが、いま(2009年12月)一番コストパフォーマンスが良いのは 8GB。メモリ関連は一時期より値段が上がっているので、8GB microSDHC カードは安いところで概ね2千円前後。
もちろん、8GB なんて絶対要らないと思えば、より安い 4GB, 2GB でも良いが、こういうのは得てして大は小を兼ねるしね。いずれにせよ、2〜3千円で 8GB の超小型 USB メモリができる。ちょっとしたところに入れておけば意外と重宝する。かもしれない。紛失には気を付けた方が良いけどね :-)
私は 8GB の microSDHC カードが 1,500円を切っていた頃に、むやみに6〜7個買って、あっちにもこっちにも 8GB USB メモリ状態にしてしまっていたし、今でもそう。まぁ本当はもう 8GB は中途半端に感じていて 16GB に移行したいんだが、まだ 16GB microSDHC カードの値段が割高すぎて買えない…
■ 超小型 USB メモリ(microSD カードリーダー・ライター)
第5位 イー・モバイル データー通信端末 Pocket WiFi
お買い物評価 80点 (製品評価としては94点)

同率5位の1つ目は、イー・モバイルの Pocket WiFi。技術的には画期的でも何でもなく、同じことを可能にする製品は過去に(イー・モバイルに特化しない汎用製品として)いくつもあった。しかし、その中で Pocket WiFi はまさに
パッケージングの勝利
によって、発売から今にいたるまで「携帯電話における隠れたヒット商品」となっているし、それは当然と言える。
PHS300 やクティオみたいな汎用製品は、それはそれで良さがあるが、やはりスマートじゃないし面倒なところもある。少なくとも一般向けではないし、ちゃんと使いこなせる人間にとってもモバイル製品としてもっとスッキリして欲しいと思えるところがあった。
それが Pocket WiFi では全て解消されている。旧来のモバイルルーターを使っていた人には「こういうのが欲しかった」と思わせる製品だし、今までマイナーで敷居がやや高かったモバイルルーターに手を出せなかった人たちも気軽に使えるようになった。
以前の記事でも書いたけれど、現状ではほぼ完璧に近い製品と思える。無論、改善されるべき点はあるし、来年再来年この先もっと良い製品が出てくるだろうが、現時点でこれ以上を望むのは技術、コストその他の面を考えれば難しいだろう。
というわけで、製品評価としては最高に近い。マイナス点は無線 LAN での接続台数が多くなり通信量が多くなるとバッテリの保ちが公称値より落ちてくることと、イー・モバイルのキャリアとしての難点(都心部での速度低下とカバーエリアがもう一息なところ)。
お買い物評価として更に低くなっているのは、最初から織り込み済みだったけれど、さほど使用頻度が高くないこと。これは Pocket WiFi が、というよりイー・モバイル自体が、だけど。毎日バリバリ使うわけじゃないからその分減価償却度合いは減るし、必須度合いも高くない。
ましてや、一部の人がやってるように Pocket WiFi を依存することで iPhone を最低料金で維持するなんてことは私の中では有り得ないので(単体で使わない iPhone に意味はないと思ってるし)、結果的にややコスト高になってしまう(無論、自宅回線を低速かつ不安定なモバイル回線に置き換えるとか有り得ないしね)。

というわけで、個人的な事情からお買い物評価的には絶賛とはいかずに少し下がってしまうが、それでも十分買ったことに満足しているのは点数を見れば判る通り。
また、来年 Apple のタブレットがもし発表されて、万が一買うようなことがあれば、それを活用する回線として Pocket WiFi は、より価値を増すかもしれないと思ったりする。
今のところ噂通りのものが発売されても(国内コンテンツが充実するということは当分ないだろうから)あまり買う気にはないのだが、Pocket WiFi があることでネット回線という問題がある程度解決できるから、買うための敷居は下がりそうな気がする。
■ パワーユーザーから初心者まで、簡単・便利な現在最強モバイルルーター Pocket WiFi
■ Pocket WiFi (D25HW) を契約したら必ずやっておくべき設定
■ Pocket WiFiを EMチャージで利用する&接続した機器同士の通信設定
第5位 キヤノン デジタル一眼レフ EOS 7D
お買い物評価 80点 (製品評価としては75点)
製品発表時は「APS-C なんか今さら要らん」とスルーだったのに、結果的に購入して満足。というのは、去年のマイクロフォーサーズ初号機 DMC-G1 と同じパターン。ただ、EOS 7D ではイベントを含めて発売前に何度も実機に触る機会があって、結局発売前に予約右発売日に購入という流れだった。
そして去年の DMC-G1 同様、思った以上に良い感じで、テンション↑↑で発売前後に記事も書きまくって、見返してみたところ今年は EOS 7D 関連の記事が一番多かった(E-P1 よりも多かった)。
EOS 7D に関しては既に多くの記事で色々書き尽くしたので、今さらもう改めて書くことはない。結果的に Mark III を手放した、手放しても良いと思ったほどのデキだったし、最近同じようなことになった人がプロアマ問わず少なくなかったと知って、妙に納得してみたり。
EOS 7D を購入して良かったことは、5D 以降フルサイズと APS-H ばっかり使ってきて「もう APS-C なんかイラネ」と、必要以上に悪く見ていた自分の認識を改めさせてくれたこと。こればっかりは実際に購入して実戦投入しないと判らないことなので、買わせるだけのカメラを出してきて、期待を応えてくれたのは素晴らしかった。
ただ、まだこれでキヤノンと今後も心中できると思えるかと言うと、全くそんなことはない。特にレンズに関しては、やる気があるんか?というくらいリニューアルがない。ボディについても、まだ評価できるのは 7D だけ。
ぶっちゃけ EOS 7D はキヤノンの変化を期待させるカメラだった。
でも、その後発表された Mark IV は相変わらずのキヤノンだった。
Mark IV は開発期間のスパンもあっただろうし、目前に迫った冬季五輪とW杯のために冒険はできなかったのだろう。そのことは判っていても、キヤノンが変わるのか?変われるのか?と言った点については、まだ油断できない。
EOS 7D については満足しているけれど、それだけで終わらないのがデジタル一眼レフだから、来年はレンズをきちんとして欲しいね。70-200/2.8L IS も 100-400L も 540L もリニューアルしてくれないとねぇ…
■ キヤノンの変化を感じる、だから悩ましい EOS 7D
■ そして、遅まきながら EOS 7D を予約した
■ EOS 7D 購入して、軽く試し撃ちした第一印象
■ しんどいのに寝つけないので EOS 7D 第一印象の追記をしてみる
■ 忘れないうちに EOS 7D で気がついた点を更に書く
■ EOS 7D でアメフトを撮ってきての第二印象をば…
■ ヒコーキ、アメフト、サッカーと3日間 EOS 7D を使ってみて…
■ EOS 7D 購入1週間(低感度でのノイズについての雑感)
■ EOS 7D と 1D MarkIII、両方持ってサッカーを撮りに行った
■ アメフト2試合観戦しつつ撮影とか (1) いきなり後ピンなりまくりでござるの巻
■ アメフト2試合観戦しつつ撮影とか (2) 高感度条件で試し撮りの巻
■ EOS 7D ファームウェア・アップデート Ver.1.0.9(ゴーストは無関係でござるの巻)
■ キヤノン、EOS 7D の残像問題を認めてファームウェア・アップデートで対処へ
■ EOS 7D 残像問題対策ファームウェア Ver.1.1.0 公開
■ EOS 7D 残像問題対策ファームウェアで、ちょっと試し撮りしてみた
■ EOS 7D その後(APS-C用標準ズームでも買っとくか…の巻)
■ EOS 7D と2ヶ月
第4位 マイクロカードリーダー・ライター
お買い物評価 85点 (製品評価としては80点)
4位は超小物だけど、色々考えてみると今年コレは何個も買って重宝したこともあったので、4位に抜擢した次第。機能的には単なる microSDHC メモリーカードのリーダー/ライターでしかない。ただ、非常に小さい。すぐ無くしそうなくらい小さい。
だが、その小ささゆえ microSDHC を入れっぱなしにして、携帯のストラップに付けるなど常に持っておける USB メモリとして使える良さがある。ホント、携帯ストラップに1つぶら下げておいても違和感がないくらい(キャップが取れてしまうことがあるのが難点だが)。
上記のバッファロー製でも 900円しない(microSDHC メモリーカード自体は別売り)が、上海問屋で同製品と思われるものが 500円以下で売られている(2009年12月25日現在)。どちらでも機能は変わらない。
爪ありと爪なしは、microSDHC カードリーダー/ライターとして利用するなら爪ありを、そうでなくて USB メモリ代わりとして利用する場合には、パソコン装着時に飛び出しサイズが小さな爪なしが便利だろうと思う(以下の写真参照)

上が爪あり、下が爪なしモデル
USB メモリとして使う場合には、内蔵させる microSDHC メモリーカードが必要になるわけだが、いま(2009年12月)一番コストパフォーマンスが良いのは 8GB。メモリ関連は一時期より値段が上がっているので、8GB microSDHC カードは安いところで概ね2千円前後。
もちろん、8GB なんて絶対要らないと思えば、より安い 4GB, 2GB でも良いが、こういうのは得てして大は小を兼ねるしね。いずれにせよ、2〜3千円で 8GB の超小型 USB メモリができる。ちょっとしたところに入れておけば意外と重宝する。かもしれない。紛失には気を付けた方が良いけどね :-)
私は 8GB の microSDHC カードが 1,500円を切っていた頃に、むやみに6〜7個買って、あっちにもこっちにも 8GB USB メモリ状態にしてしまっていたし、今でもそう。まぁ本当はもう 8GB は中途半端に感じていて 16GB に移行したいんだが、まだ 16GB microSDHC カードの値段が割高すぎて買えない…
■ 超小型 USB メモリ(microSD カードリーダー・ライター)