以前から9月15日に新ファームウェアが提供されると噂になっていた E-P1 および 2本の M.Zuiko レンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 と M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8)の新しいファームウェアが提供になった。

フォーサーズシステム ファームウェアアップデート|オリンパスイメージング

E-P1 および2本の M.Zuiko レンズとも Ver.1.0 から 1.1 へとアップデートすることになっている。

しかし、オリンパスのデジカメのファームウェア・アップデートを初めて行ったのだが、

今どき、ファームウェアをアップデートするのに
専用ソフトを起動して、デジカメをパソコンと USB 接続する必要がある


ことに驚いた。いや、驚きと言うよりは、怒りに近い。アホか!?という感じだ。

昨今デジカメのファームウェア・アップデートといえば、パソコンでファームウェアのファイルをダウンロード・解凍して、SD や CF のメモリーカードに入れて、デジカメのメニューでファームウェア・アップデートを選ぶ、というのが普通の流れだ。モノによっては、ファームウェア・アップデート用ファイルを自動認識してくれるデジカメもある。

そういった手順は、確かにパソコンに慣れていない人では煩雑に感じる人もいるだろうから、デジカメに添付されている専用写真管理ソフト経由でファームウェア・アップデートを提供するのも良いことだと思う。

問題は、「デジカメをパソコンと USB 接続して専用ソフト経由でないとアップデートできない」ということだ。

デジカメをパソコンにわざわざ接続しないユーザーが多い
ということをオリンパスが知らないはずはないのに馬鹿じゃね?


と思う。さらに言えば

パソコンと E-P1 を接続するケーブルは専用ケーブルである


という点。USB 端子が AV 端子と兼用になってるため、USB ミニB端子と非常に似ているが異なった端子になっていて、汎用の USB ケーブルは使えない。E-P1 同梱の専用ケーブルでしか、E-P1 とパソコンは接続できない。

おまけに、

ファームウェア・アップデートに使用しなきゃならない
オリンパス純正ソフトが糞すぎてインストールしたくない出来


と来てるから質が悪い。「オリンパスマスター2」なんて、どうしても RAW 現像ソフトが他にない人が仕方なく使うレベルのソフトで、メーカー添付ソフトの中でも最低の部類なのは間違いない。

パナソニックのように下手な自社開発ソフトを添付することをせず、Silkypix の機種限定版を添付するということが極めて英断に思えるくらいの糞ソフトだから始末が悪い。

まぁファームウェア・アップデートをする前からボロクソに書いたけれど、

デジカメをパソコンと繋げないとファームウェア・アップデートできず
繋げるのに本体同梱の専用ケーブルでないと繋げられず
アップデートに使用する専用ソフトがインストールすら無駄に感じる糞ソフト


とくれば、ボロクソに書かずにはいられない。

デジタルカメラ、なんだから単にボディやレンズの性能、使い勝手だけでなく、このあたりの使い勝手も考えてもらわないと困ると思うのだが、どうも以前から言われてる割にはオリンパスは考えを改める気はないようで、何だかなーである(ますますオリンパスと自分が合わないことを実感する)。

Toba Port and Sakatejima Island


ともあれ、アップデートして色々と試す。一応アップデートする前にもチェックのための試写をしてからアップデートしてみた次第。

アップデート内容は

・E-P1 が「C-AF(コンティニュアスAF)撮影時の動作を改善しました」
・レンズは2本とも「AF動作を改善しました」

となっている。どちらも AF、主に AF-C の改善を図ったようだ。

E-P1 の AF-C は使い物になるどころか、AF-C というモードを作ってみました、というだけの代物で、よくもまぁ恥ずかしげもなくリリースしたなぁ、これなら AF-S だけにしておけば良かったのに、というものだった。

ともあれ、少しアレコレ撮ってると、「ん?少し AF アルゴリズムを変えたかな?」という感覚はある。本来変わってないはずの AF-S で撮っていると感じるのだが、

旧ファームでは状況によっての AF 速度にあまり大きな差はなかったが、
新ファームでは状況によって今までより速く合焦することがある
(反面、ちょいと遅くなる状況も存在する)


つまり、状況によって合焦までの速度差が出るが、速くできる時はスイープの回数を減らそうという意図が変更に感じた。

といっても、公式的には AF-C (C-AF) での改善を図っているとしか書かれてないので、ここに書いた私の感触は単なる思い込みに過ぎないかもしれない。

その肝心要の AF-C についてだが、

本気で AF-C を改善する気あんの?


としか言えない。別の言い方をすれば、ふざんけな、とでも言えば良いだろうか。いやホント、マジで。

E-P1 の AF-C における最大の問題点は、カメラを動かさずに同じ被写体にピントを合わし続けているにも関わらず、合焦動作(ピントを合わすためのスイープ動作)をし続けてることが多発することだ。

一度被写体に合焦して、そのままカメラを動かしていないにも関わらず、レンズがグイーグイーと前後にフォーカスを合わせる動作をし続ける。そういった動作が頻繁にある。

静止体に対する合焦すらできないのに、当然動体に対して追従合焦なんて夢のまた夢で、AF 速度の遅さもあって、とにかく E-P1 の AF-C は使い物にならない。

今回、ほとんど0点に近い E-P1 の AF-C がせめて10点くらいになってくれるか(100点満点で)と思っていたのだけど、全くそんなことはなかった。スイープ動作が多くの場合で以前より小刻みになって、あぁ少しは変えたんだなぁ〜というのは感じるけど、結果は変わらない。

どうせ E-P1 で AF-C を使う人なんていないのだろうし
メニューやスペックから C-AF を消したら良いのに…


と心底思う。きっと、オリンパスには無理だと思うから、いっそ捨てて割り切ったらどうかな。

そう思うくらい、何も変わってない。期待外れのファームウェア・アップデート。

まともな AF のあるマイクロフォーサーズが欲しかったらパナソニック一択(遅くても AF 精度は E-P1 の方が…と言ってる必死な信者さんもいるけど、精度は変わりませんしね)。

ってか、ほとんど向上してない AF 周りの変更だけで、メニュー周りの使い勝手向上とかやる気ないのかねぇ。こんな糞改良してる間があったら、そちらの方をやって欲しいわ…

オリンパス、E-P1と交換レンズのAF動作を更新

【追記】なんか、また E-P1 の悪口を書いてしまったような形になるけど、E-P1 に不満は多々あってもかなり使ってるし、むしろ腹の立つのはオリンパスなんだよね…E-P1 を買う前から。キヤノンは諦めを感じさせるけど、オリンパスは神経逆なでされるというか(笑)

OLYMPUS PEN マイクロ一眼 E-P1 ホワイト