前編の記事に続いて昨晩中に書き上げて投稿する予定だったが、お疲れ&アルコール入りで帰ってきたので、iPhone 3G S 予約の記事を適当に書き散らかしたら、撮った写真を取り込むのすら面倒になって寝てしまった…ということで、遅まきながら後編。

とりあえず、実機を試しての主な印象についてはおおよそ前編の方に書いたので、そちらを参照してもらうことにして、後編ではいくつか印象の追記と、参考にと思って撮ったけど全然参考にならないような写真を載せておきます。

E-P1を速攻予約したので、実機も速攻触りに行ってみた(前編)

前編の記事では(本命は別、云々の話は別として)色々不満や未完成な点もありそうだけど、これはこれで魅力的なカメラという結論を書きましたが、これは1日経って冷静に振り返っても結論は変わらず、

次々出てくる海外のサンプル画像を見ていたら
速攻予約は失敗したか?と思ったりもしたけれど、
実機を見て触ったら、画質には目を瞑ってでも、とりあえず買うわ


という気持ちも変わらず。

質感が素晴らしく良いとか、デザインが良いとかは全く思わないし、値段設定はやっぱり高いと思う。これがレンズキット7〜8万あたりなら、画質に妥協してでも買い!と言い切れるのですが、さすがにそこまでは思えない。

ただ、初心者に毛も生えてないような私ですが、デジタルカメラはいくつか使ってきた中で E-P1 を触って感じたのは、

理屈云々別として、新しいスタイルのカメラかもね


ということ。

DP1 や DMC-G1 でも感じたことに近い匂い、でもそれらとは少し違う、けれどコンパクトデジカメでもデジタル一眼レフでもない新しいスタイルのデジカメを模索していく、その一つだと。考えてみれば、DP1 も DMC-G1 も買った私が、E-P1 も速攻予約したのは必然だったのかもしれません。



さて、実機を見て使っての印象で、前編に書き漏らしていたことをいくつか列挙しておきます。

  • シャッターに関しては、DMC-G1 と比べて圧倒的に静かというようなことはなく、同等か少し小さめといった感じに思えた。

  • バッファ多め、処理速度もまずまずの感じで、連写していてもストレスは感じなかった。秒3コマで RAW でも10コマはいけるようなので、多分その辺は DMC-G1 と違っていき持ちよく使えそう。

  • 連写時に液晶がフリーズするかどうかの確認は忘れてしまった…DMC-G1 が動体相手で最大に使えない点だったのだけど…でも気にならなかったということは…?もう一度確認しにいくしかないか。

  • ホワイトは、写真で見るよりずっと良い感じだった。オッサンにシルバーだと爺臭くなりそうだから、よっぽど予約を白に変更しようかな?と思ったくらい。でも、白の感じが良すぎて逆に、私みたく汚ないオッサンには似合わなすぎなので断念した X-) 女性にはホント良い色・質感だと思った。

  • 外部フラッシュを付けた状態の機体も触ることができましたが、ぶっちゃけ中途半端な印象。ボディがコンパクトな分、(個人的には写真以上に)フラッシュの大きさを感じてコンパクトとは思えず、かといってバウンスもできないのでは…微妙すぎると感じた。

  • AF速度については前編でも述べた通り、DMC-G1/GH1 とは比較にならないが、コンパクトデジカメと思えば十分だし、スナップ撮りなら実用的な速度。暗所での AF もセミナー会場におけるプロジェクター付近あたりの“薄暗い室内”程度だと、速度や精度低下はほとんど感じられなかった(でも AF は実際に使い込まないと評価しにくいのでで要注意)。

  • パナソニックの標準ズーム G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 を付けた時に、手ぶれ補正がどっちになっているのか?というようなことは確認し忘れました。あまりに自然に使えたので…

  • 左上のモードダイアルは、一般的なボディ上面からダイアルが飛び出てるタイプではなく、目盛りが埋め込まれていて、背面側のダイアルで回す方式だが、ダイアルが硬めということも含めて誤動作しにくく、これは良いと思った(DMC-G1 はダイアルが軽くて何かの拍子に変わってしまうことが、たまにある)

  • 撮影に関する設定項目は通常の一眼レフ並みに多く、ザッと触った感じでは不満はなかった。設定は多いけど、微妙に足りない気分の DMC-G1 よりは好印象。

  • ボディ内手ぶれ補正だけど、きちんと流し撮りモードに縦横両方対応されているのは良い。まぁ流し撮りができるかどうかは別だけど…DMC-G1 の EVF &高速AF ですら高速動体の流し撮りは厳しいしね…

  • 前編で判らないと書いた親指 AF については、やっぱり可能なことを dpreview の記事と照らし合わせて確認できた(→参考:Olympus E-P1 Hands-on Preview: 11. Menus: Digital Photography Reviewの最後の方)

  • 普通にメニューボタンを押して出てくるコンパクトデジカメっぽいメニューは、縦にメニュー項目選択、横に項目設定内容選択になっていて、多くのメニューとは縦横が逆で使いづらかった。これは改善して欲しいと思うのだが、オリンパスは全部こうなのだろうか…?

  • ただ、E-Series のスーパーコンパネメニューも出せるので、そちらの方が素早く設定できそうなので、前項については大して気にしていない。



それから、E-P1 にパナソニックのレンズ G VARIO 14-45mm F3.5-5.6(標準ズーム)、G VARIO 7-14mm F4.0(超広角ズーム)を付けた時の印象を述べておきたいと思います。

前編でも少し触れたように、オリンパス純正の標準ズーム(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6)を装着した時よりパナソニックの標準ズームを装着した時の方が、若干ですが AF が高速のように感じました。おそらくレンズ内モーターの差異のように思います。

ただ、気になるほどの差はなく、交互に使ってみると「あれ?もしかして、ほんの少しだけパナの方が速いかな?」と感じる程度です。というか、私の印象が単に間違っていたという可能性もあるくらいの差です(二度ほど交互に交換して確認したつもりですが…)。

また、昨日試した実機は最終ファームウェアではないので、市販品のファームウェアでは改良され、オリンパス純正の標準ズームがさらに高速になるよう最適化されている可能性もあります。ので、これはあくまで参考程度に。

パナの標準ズームを付けても問題なく、オリ純正と同等程度には使えるよ


ということです。ちなみにオリ、パナの標準ズーム同士を並べてみると

M.Zuiko 14-42 vs G Vario 14-45 なんちゃって比較


結構差があるように見えます。というか、並べると 2cm の差は大きいです(この写真ではパナの標準ズームが強調されすぎてる嫌いもありますが)。収納時、特にカメラバックでないカバンに収納する際には小さくない差になると思います。

私自身は DOMKE の F-803 を普段使いバックとしてよく使っているのですが(MacBook Pro や書類がスマートに入るので)、これのフロントポケットが大きいので、そこへ DMC-G1 +標準ズームを入れています。ただ、いつも「レンズのサイズがもう少し小さいと出し入れが楽だなぁ…」と思うんですよね。

だから実感として「たかが 2cm、されど 2cm」と思います。でも、それは収納時の話で

撮ってる時は、オリ純正ズームでもパナの標準ズームでも
サイズや重さは全く変わらない印象で使っていた


のも事実。使い勝手に全く差を感じず(先の AF 速度以外)、あまりに普通に使えていたので、前述のように手ぶれ補正がレンズ側、ボディ側のどちらになってるか?すらも完全に確認し忘れました(少なくともレンズ側の IS は ON にしたまま装着していた)。

それを考えると、パナの標準ズームを持ってる人は、特にオリンパス純正標準ズームを買う必要は薄いかな?と。収納時に 2cm 短くなるのは魅力ですが、逆に使い始めや収納時にはロックスイッチを操作して…という一手間が入るわけですからね。どっちもどっち、に思いました。

それにシルバーのダブルレンズセットだと標準ズームは黒になってしまいますから、ボディとのアンバランスさはパナの標準ズームを使っていても変わりませんしね。オリンパス純正のズームを買う意味があるとしたら、ボディとのデザインバランスしかないように思いました。




次に、パナソニックの超広角ズーム G VARIO 7-14mm F4.0 を付けた時の印象ですが、これもまた普通に使える、です。パナの超広角ズームはとにかく軽く 300g しかないので、ボディ側とのバランスも悪くないです。DMC-G1 でもそうでしたが、

コンパクトな一眼に超広角ズームを付けるとレンズヘビーになるのに
超軽量な G VARIO 7-14mm F4 は E-P1 でもバランス悪くないね


という印象。50g とはいえ DMC-G1 より軽い E-P1 なのでバランスが気になったのですが、そのあたりを意識せずに使うことができました(ただし、私は大型望遠レンズを手持ちするのに慣れているので、バランスに対する意識の違いはあるかもしれません。その辺は割引で)。

もっとも、いくら超広角ズームにしてはコンパクトとはいえ、レンズ長はオリンパス純正ズームの収納時と比べて倍ありますから、収納性はかなりスポイルされるでしょう。でも

E-P1 with G Vario 7-14F4


を見て判るとおり、そんなに変でもないんですよね。オリンパス純正標準ズームでも撮影時はかなり伸び伸びになって、この超広角ズームを取り付けた時と全長が変わらなくなりますし、G VARIO 7-14mm F4 はレンズ長が伸び縮みするようなことはないですから、意外とバランスは良いように感じました。

それに、E-P1 にはボディ内手ぶれ補正があることを考えると、

手ぶれ補正非内蔵の G VARIO 7-14mm F4 は E-P1 にベストマッチかも?


なんて思うくらい。

個人的に E-P1 はパンケーキレンズとの組み合わせでなければ 7-14mm F4 と組み合わせて、DMC-G1 に標準ズーム or 望遠ズームを組み合わせた2台体制が心地良さそうかな?なんて思いましたね。最初からそれ狙いで E-P1 には期待していたのですが、予想以上に自然に使えそうで楽しみです :-)

LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0:超広角を気軽にする only one な存在(前編)
LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0:超広角を気軽にする only one な存在(後半)


最後に、参考比較のために DMC-G1 と E-P1 を並べて写真を撮ったのですが、私の DMC-G1 には三脚代わりの超小型カメラスタビライザー Modopocket が常に装着されていることを忘れていて、上面からの写真以外は全然参考にならない写真になってしまいました。が、とりあえず以下に DMC-G1 と E-P1 を並べた写真を載せておきます。

E-P1 vs DMC-G1 なんちゃって比較 (1)

E-P1 vs DMC-G1 なんちゃって比較 (2)

E-P1 vs DMC-G1 なんちゃって比較 (3)
こうして並べると、意外と差があるんだよね…数字以上に。そして実感も差がある。


ちなみに、この Modopocket、発売後からずっと、GR Digital に付けっぱなしにしていたり、DP1 に付けっぱなしにしたり、DMC-G1 に付けっぱなしにしたり…と愛用しているのですが、きっと、まず間違いなく E-P1 にもマッチするアイテムになるはず。

DMC-G1 +標準ズームでも十分実用になっていたので、E-P1 +パンケーキレンズはもちろん、E-P1 +純正標準ズームくらいなら問題なく使えるかと。付けっぱなしにできる超小型三脚代わりは、ホントに便利!


DMC-G1 用小物類いろいろ DMC-G1 (5)
Tedious Days More, More and More:Modopocket と手荷物検査


とまぁ、適当に E-P1 実機を見て触って使ってみた感想を書いてきましたが、最初にも書いたように、予約しても間違いではなかったかな?という思いですし、とりあえず早く手元に来て使ってみたい、とは思っています。

ただ、先日の記事にも書いたように、使ってみてどう感じるか?は、まだ不安です。特に画質面は、現在出ている海外でのサンプルを見る限り、ちょっと期待外れ。最初、高感度画質を見て「オリンパス&フォーサーズ素子にしては、意外と良くなったな〜」と思ったのですが、ISO 200 でも暗部ノイズが出ているサンプルを見ると凹みました。

とはいえ、セミナーで話を聞いた限り、どうやら DMC-G1/GH1 で言うところの暗部補正がデフォルトでかかっているらしい。それもセミナーで見た比較写真では、かなり強力にかかっていた(DMC-G1/GH1 の暗部補正における中と強の間くらい。あくまでセミナーのスライドで見た限りですが)。

そう思うと、暗部ノイズがやたら湧いて出てくるのも納得できる。E-P1 だけでなく、

DMC-G1 でも暗部補正を ON にすると低感度から暗部ノイズ出まくり


だし、暗部補正を OFF にしていても ISO 320 くらいから暗部ノイズが目立つシーンがありますからね。結局のところ、現状におけるフォーサーズ素子の限界なのかもしれません。

なので、今のところ E-P1 の暗部補正を切るなど、設定をデフォルトでなく少し追い込めば、DMC-G1 に近い画質にはなるんじゃないかな?と楽天的に考えてます。

もっとも、DMC-G1 も画質には全く不満いっぱいなので(実機を手にする前よりは良い印象になりましたが)、画質面で E-P1 には期待してません。というか、個人的にはフォーサーズで画質に期待とか有り得ないですし。そりゃ ISO 100 で撮ってれば良いのでしょうけど、私はそうじゃないですから。

それに E-P1 も DMC-G1 もお気楽お手軽な一眼っぽいカメラであり、E-P1 はそれに加えてオサレっぽい(笑)感じを加えたものですから

画質なんか気にして買うカメラじゃないし
コンパクトデジカメより良ければいいじゃん


という気分です。

まぁ、そう思いたいだけかもしれませんし、買った後に辛くなるかもしれませんが…そう、撮ってる時は最高に楽しいのに、撮った後は悲しくなる GR Digital のように。DP1 のような逆の事例にはならないと思いますが。

ともあれ、E-P1 はどうなのか?使った後に、どういう思いに至るのか?それは自分でも本当に楽しみで、早く使ってみたいと、思わせる E-P1 実機体験でしたね。

…まぁパナソニックからもっと良いものが出たら、すぐ乗り換えちゃうつもりで買うけどね!(笑)


【追記】ふと気づいたら、こんな場末の過疎ブログがいつもより2〜3倍ペースでアクセス数が伸びていて驚いた。ってか、no referer で飛んでくるから某とか某とかの掲示板かと思ったら、アフィ系ブログとかや信者系ブログのコメントにリンクなしで、「本命は別」の煽り文句とともに貼られていたんですな。まぁ同じような場末ブログでは糞とか死んでしまえみたいな有り難い言葉も頂いたみたいですけど(笑)

つーか、「本命は別」で煽ったのは俺か…まぁ嘘じゃないし、話を聞いていれば、その言葉がなくても薄々感じ取れることは多々あったしね。

でも、フォローするわけじゃないけど、E-P1 は色々突っ込みどころはあっても、今までとは違うスタイルのカメラなのは事実だから、そういうものは本命が別だろうが何だろうが、待たずに飛び込むから面白いと思うんだけどな。別にカメラなんて道具でしかない、と思ってる俺ですら(だからかもしれないが)そう思う。

また、「信者モデル?」なんて書いたりもしたし、実際そういう気はした/するけど、俺なんかは単なる新しい物好きでしかなく、オリ信者どころか、むしろ好きじゃないのを広言してるしなー。まぁオリが好きじゃないんじゃなくて、フォーサーズのコンセプトとか、それを教条にしてる信者が好きじゃないだけで。

でも、RSS リーダーにちょっとばかし登録しているカメラ系ブログ(not 写真系ブログ)は全てフォーサーズ信者ブログだったりするように(見る分には楽しい)、好き嫌いと実行は別にした方が人生楽しいと思うんだよねー。

てか、何書いてんのか、サッパリ判らんな…まぁとりあえず、何の役にも立たない&読みにくいブログに来て、損した気分で帰った人には申し訳ない(なんて本当は思ってもないけど -)