生の HDD をケースに入れず USB や eSATA に直結するキットは、PC-DIYer なら昔からお馴染みで1つや2つ持っているはずだし、私も持っている。UATA / SATA 兼用、2.5 / 3.5 インチ兼用の USB 接続キットを使っているのだが、ケーブルタイプのものは臨時に使うのは良いが、常設するのには向かない。

ということで、この裸族のお立ち台。接続できる HDD は SATA HDD のみだが、生の HDD を上からガチャポンと押し込むだけ。イジェクトボタンもあって便利。

シリーズには USB タイプ、USB / eSATA 兼用タイプ、USB HUB 内蔵タイプ、USB 用ファン付きタイプ、連装タイプとあるが、Mac ユーザー的に欲しかったのは、USB / Firewire 400 / 800 兼用タイプ。

裸族のお立ち台 スーパーコンボ CROS-SC
裸族のお立ち台 スーパーコンボ CROS-SC

(Firewire 対応は安い amazon でも1万1千円強。でも速さは正義)


Firewire 接続は、たとえ Firewire 400 での接続でも(スペック上はともかく)実質的な天測速度は USB 接続より速いし、転送中の CPU 負荷も少ない。HDD 大容量化、転送データーの肥大化もあって、Mac を使っている限りはできるだけ Firewire で繋ぎたい。

しかし、USB 接続タイプや USB / eSATA 兼用タイプが5千円以下で買えるのに対して、Firewire のあるタイプは1万円強。いつもながらに Firewire を使おうと思うと高い。ので、迷っていたが、先月初めに入手。

しかし、忙しくてしばらく放置していたが、初期不良を確認するために使ってみると、電源ボタンなど電源周りが壊れていて、どんな HDD を入れても、USB / Firewire 400 / 800 のどれで接続しても認識せず。ということで、いきなり初期不良交換。

しばらくして新しいのが届いて、少し使っていたのだが、USB と Firewire 800 での接続は問題ないが、Firewire 400 での接続がダメなことに気づいて、再び初期不良交換。結局、年を跨ぐことになってしまった。

USB / Firewire の両方で接続できる HDD 関連製品は選択肢が少なく、その中ではセンチュリーがいくつかリリースして店頭での入手性も良いのだが、どうも私が使う限り、不良の確率が低くない。昨年から使っている、ニコイチ、イッコイチの USB / Firewire 400 / 800 兼用外付 HDD ケースも、使用後しばらくしてから修理に出している。いずれも USB / Firewire 400 / 800 のいずれかが使えなくなる、というのが原因だ。

3種類もインターフェースがあるので、インターフェース周りの故障確率も高くなるのだろうけど、

センチュリー製品には、もうちょっと信頼性が欲しい


選択肢が少ない&入手性や価格面でセンチュリー製品に頼ることは少なくないだけに、初期不良・故障の軽減は強く望みたいところだ。

しかしまあ、不良がなければ製品自体は、なかなか良い。最初に書いたことも含め、

  • 生 HDD の付け外しが楽

  • 台座の部分に重りが入っていてドッシリと重量があって安定感があるため、使いやすい

  • 縦置きなので設置面積も少ない。

  • SATA HDD のみ対応だが、2.5 / 3.5 インチ HDD 兼用


という利点があるので、生 HDD を(頻繁でなくても)時々付ける場合には、なかなか便利な製品だ。USB 接続だけで良い場合なら USB HUB 内蔵型がお勧め。

センチュリー 裸族のお立ち台Hubプラス CROSU2H
センチュリー 裸族のお立ち台Hubプラス CROSU2H

(USB HUB 内蔵タイプは amazon だと4千円弱。USB HUB+αで買える)


USB HUB と一緒になっているというだけでなく、重量があって安定感がある分、USB HUB への取り外しも楽なことが多い。個人的な好みにも依るが、USB HUB もある程度自重があって動かない方が便利な場合があると思うので、電源付 USB HUB +αの値段で買える USB HUB 内蔵お立ち台は、結構お勧めである。