発表時からその筋では注目されていたモバイル用ルーター。モバイル・ルーターとして使える小型軽量なルーターは NETGEAR や PLANEX からも出ているし、私自身その昔は Apple の AirMac Express をモバイル・ルーター代わりとして使っていたこともある。
ただ、メインノートを MacBook Pro に切り替えてからは、MacOS X だと簡単に有線 LAN を無線 LAN から共有することができるので、モバイル・ルーターの必要性は減っていた。
が、この WL-330gE はモバイル・ルーターとしては決定版とも言える仕様で、私も発表時にその仕様を見て欲しくなっていた。しばらくは仕事に忙しかったり、今年は出張や旅行の回数が激減(旅行は皆無)したので忘れていたが、2ヶ月近く前に某氏の協力で手に入れることができた。そして、実際に出張で使う機会もあった。
まず、モバイル・ルーターとして小型軽量なのは当然。大きさは、ほとんどタバコサイズ。軽さは 62g と、携帯やモバイル用マウスと比べても断然軽い。中身入ってんの?と思うくらい軽い。上記写真で有線 LAN ポートの部分だけ膨れていることからも、そのコンパクトさが判るはず。
そして、ルーターとしての機能だけでなく、通常のルーターとして使えるのは勿論、有線 LAN を無線化する無線アクセスポイントとしても、無線アクセスポイントではなく単純に有線〜無線のメディアコンバーターとしても、無線 LAN のリピーターとしても使え、一般的なルーターとして一通りの機能はある。
が、やはり本領を発揮するのは、本来のルーター機能。ホテルなどで用意されているインターネットサービスは(国内だと)有線 LAN であることが多いので、それを無線化すると同時に、複数機器で使えるようにするのがモバイル・ルーターの主目的。それは今までのモバイル・ルーターでもできたわけですが、これは
というのが大きなメリット。小型軽量と相まってモバイル・ルーターを持っていくのに関わる荷物を最小限にできる。このサイズ、軽さで AC アダプター無しなら、MacOS X のLAN 共有機能が簡単に使えるとしても、一緒に持って行って良いかな?と思わせる。どうせ、旅には2個口の USB AC アダプターを常に持って行ってるしね。
MacOS X のLAN 共有機能で同じことが(簡単に)できると言っても、使う時には MacBook Pro が起動している必要があるのは言う間でもない。iPod touch などのアイテムがある場合、MacBook を閉じてからもネットが他の機器で使えると言うのは、ちょっと便利だったりする。例えば、寝る前にベッドで横になりながら iPod touch でネットを見てまわる時とかね。
もっとも USB 給電だけなら PLANEX のモバイル・ルーターでも同じことは可能だし(サイズは WL-330gE よりずっと大きいが)、前述のように MacOS X の LAN 共有機能を使えば、そもそも追加機器は要らない。が、こいつ最大の利点は
ということ。通常は1本の有線 LAN を、無線 LAN を通して複数の機器で共有することができるが、無線 LAN をも別の ESSID の無線 LAN を通して複数機器で共有することが可能なのが、WL-330gE の良いところ。
ま、これに関しては規約上グレーな使い方もできなくはないので、そのあたりは大っぴらに言えない面もあるが、無線 LAN を別の無線 LAN で共有できると言うのは、なかなか便利な時もある。設定も簡単だしね。
ということで、どうしてもコレでないといけない、という場面は少ないと思うが、
である。小さく軽いので、ホント持って行くのに躊躇うほどじゃないから、尚更お勧め。
ちなみに普段は、WPA2 が使えず WEP でしか通信できない機器(Nintendo DS とか)でネットする必要がある時のみ稼働させる、臨時の無線 LAN アクセスポイントとして使ってます(メインの無線 LAN は WPA2)。以前は MacOS X の LAN 共有機能を使っていたのですが、出張・旅行以外の時に眠らせておいても勿体ないので、そういう使い方もしてます。
■ ASUSTeK Computer Inc. WL-330gE(公式ページ)
■ 元麻布春男の週刊PCホットライン 新たな旅のお供にミニ無線ルーター「WL-330gE」
ただ、メインノートを MacBook Pro に切り替えてからは、MacOS X だと簡単に有線 LAN を無線 LAN から共有することができるので、モバイル・ルーターの必要性は減っていた。
が、この WL-330gE はモバイル・ルーターとしては決定版とも言える仕様で、私も発表時にその仕様を見て欲しくなっていた。しばらくは仕事に忙しかったり、今年は出張や旅行の回数が激減(旅行は皆無)したので忘れていたが、2ヶ月近く前に某氏の協力で手に入れることができた。そして、実際に出張で使う機会もあった。
まず、モバイル・ルーターとして小型軽量なのは当然。大きさは、ほとんどタバコサイズ。軽さは 62g と、携帯やモバイル用マウスと比べても断然軽い。中身入ってんの?と思うくらい軽い。上記写真で有線 LAN ポートの部分だけ膨れていることからも、そのコンパクトさが判るはず。
そして、ルーターとしての機能だけでなく、通常のルーターとして使えるのは勿論、有線 LAN を無線化する無線アクセスポイントとしても、無線アクセスポイントではなく単純に有線〜無線のメディアコンバーターとしても、無線 LAN のリピーターとしても使え、一般的なルーターとして一通りの機能はある。
が、やはり本領を発揮するのは、本来のルーター機能。ホテルなどで用意されているインターネットサービスは(国内だと)有線 LAN であることが多いので、それを無線化すると同時に、複数機器で使えるようにするのがモバイル・ルーターの主目的。それは今までのモバイル・ルーターでもできたわけですが、これは
USB 給電で動くので AC アダプタ不要
というのが大きなメリット。小型軽量と相まってモバイル・ルーターを持っていくのに関わる荷物を最小限にできる。このサイズ、軽さで AC アダプター無しなら、MacOS X のLAN 共有機能が簡単に使えるとしても、一緒に持って行って良いかな?と思わせる。どうせ、旅には2個口の USB AC アダプターを常に持って行ってるしね。
MacOS X のLAN 共有機能で同じことが(簡単に)できると言っても、使う時には MacBook Pro が起動している必要があるのは言う間でもない。iPod touch などのアイテムがある場合、MacBook を閉じてからもネットが他の機器で使えると言うのは、ちょっと便利だったりする。例えば、寝る前にベッドで横になりながら iPod touch でネットを見てまわる時とかね。
もっとも USB 給電だけなら PLANEX のモバイル・ルーターでも同じことは可能だし(サイズは WL-330gE よりずっと大きいが)、前述のように MacOS X の LAN 共有機能を使えば、そもそも追加機器は要らない。が、こいつ最大の利点は
無線 LAN も共有できる
ということ。通常は1本の有線 LAN を、無線 LAN を通して複数の機器で共有することができるが、無線 LAN をも別の ESSID の無線 LAN を通して複数機器で共有することが可能なのが、WL-330gE の良いところ。
ま、これに関しては規約上グレーな使い方もできなくはないので、そのあたりは大っぴらに言えない面もあるが、無線 LAN を別の無線 LAN で共有できると言うのは、なかなか便利な時もある。設定も簡単だしね。
ということで、どうしてもコレでないといけない、という場面は少ないと思うが、
1台あると心強いモバイル・ルーター
である。小さく軽いので、ホント持って行くのに躊躇うほどじゃないから、尚更お勧め。
ちなみに普段は、WPA2 が使えず WEP でしか通信できない機器(Nintendo DS とか)でネットする必要がある時のみ稼働させる、臨時の無線 LAN アクセスポイントとして使ってます(メインの無線 LAN は WPA2)。以前は MacOS X の LAN 共有機能を使っていたのですが、出張・旅行以外の時に眠らせておいても勿体ないので、そういう使い方もしてます。
■ ASUSTeK Computer Inc. WL-330gE(公式ページ)
■ 元麻布春男の週刊PCホットライン 新たな旅のお供にミニ無線ルーター「WL-330gE」