長かった1ヶ月半のJ1中断期間を経て、ようやく昨日から再開(昨日はACL 一次リーグ出場チームに関わる2試合のみで、全体としては今週末から)。でもって、ふとピッチサイドのカメラマンたちを眺めてみると…この中断期間の間に、また黒レンズ(ニコン)比率が増えとる!

Cameramans at the pich-side 1
(1D MarkIII + EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)


去年までは真っ白(キヤノンの白いLレンズばかり)で、黒いニコンのレンズは1本あるかな?くらいだった。それが今シーズンに入って何本か見かけるようになって、やっぱり D3 の影響で増えてきたな〜と思っていたのだけど、

もはや「スポーツカメラマンはキヤノン(が多い)」なんて昔話!


だね。もちろん、未だキヤノンの方が多いのは多い。上の写真は前半のアウェー側(ガンバが攻撃する相手側)なのでガンバの攻撃&ゴール狙いが撮れる方向ゆえに、大半のカメラマンがこちら側に来ているが、反対側にも数名、サイドラインから撮ってるカメラマンも5〜6名いて、それらを全部合わせるとニコンは3分の1くらい(残り3分の2はキヤノン)。

でも、半年前、昨年末のシーズン終わりにはニコンユーザーがほとんどいなかったことを考えると、驚くべき変化だ。新聞社所属カメラマンはともかく、フリーカメラマンはなかなか移行できないことを考えると、このままだと今後もどんどんニコン比率は高まりそうだ。キヤノンのお得意様が相当離れてるんじゃないかなぁ。

1D3 ユーザーとして隣の芝生がよく見えるどころか、本当に良いのが明らかなのだから、まぁそれも納得だけどね。1D3 については色々と書きたいことがあるのだけど、また後日(というか、既に1ヶ月前に書き上げていたのだが、放置プレイしている間に内容が古くなってしまった…^_^;)

一つだけ忘れないうちに書くとすれば、最近アップデートされた DPP 3.4 は、また良くなった。画像セレクトのためのコレクション機能も良いが、何よりもノイズリダクションが進化したのが嬉しい。今まで輝度ノイズ・色ノイズ別に強弱の2段階のみだったのが、10段階で効果が調整できるようになったのも助かるし、アルゴリズムが変わったようで明らかに効果がよくなった。

昨日の試合の写真の現像時にも新しい DPP の NR は大きな効果を発揮した(昨日は大して撮ってないけど)。なにせ暗いレンズで撮らざるを得ないので、ISO は 3200 固定(F5.6, 1/640 のマニュアル露出)だからノイズ軽減処理は必須だが、DPP で処理しきれずに Photoshop CS3 + Neat Image に任せるシーンは(サッカー撮りでは)なくなりそう。

A scene before the football game
(DP1)


肝心の試合の方は、何とか勝った、という感じ。正直、試合内容は今イチ。久しぶりの実戦、そして夜になっても蒸し暑すぎる状況だから仕方ないとはいえ、前半は「やる気あんの?」というくらい単調かつ淡白だったし、後半最後の方は動きが完全に止まっていた。

代表の試合から2日後のヤットを出すのは無理させ過ぎかと思ったのだが、そのヤットがいなかったら勝ててなかったのだから、やはりヤットの存在の大きさを感じさせることになって、五輪代表のオーバーエイジ確定と言われてるだけに、今後が不安になる。


今日は京阪ダービーだったこともあって、平日の試合の割には SB, SM はほぼ一杯だったので、何とかアウェー側で写真は取れる席を確保していたものの、後半になってホーム側に移動することはできず、撮影した写真も前半がほとんどだったのだけど、写ってるのはバレーばかり(まぁ相変わらず外してばかりなんだけど)。あとはルーカス。ということからも、やっぱり MF やサイドバックの上がりが少なかったんだな、と思う。

後半、ガンバらしい流れるようなパス回しからヤットが先制点を入れた前後は良い攻めが続いていたが、その後は一気に運動量が落ちたのもどうかと。はっきり言って運動量は京都が上だった。

まぁそれでも勝ったのは大きいし、聡太の DF に進歩が見られたことは嬉しかった。最後の方を始め、何度か危ない場面はあったが、聡太個人で危ないことはなかったし、1対1でもちゃんと守備できていた。進歩が見られたのはホント良かった。水本を追い出したのだから、上手くなってもらわないとホント困る。

代表の試合で怪我したミチも、最後ちょっとだけ出場していたので安心した。下平も頑張って入ると思うし、以前よりは随分見られるようになったが、やっぱり攻撃という面では突破力に欠けるしね…ま、連戦が続くので、ヤットが如何に休めるかなんだけど、楽な試合はなさそうだしなぁ。

そういえば、京都と言えば、ガンバ DF の大黒柱だったシジクレイ(ガンバで一番好きな選手だった…)が今期から京都に戻っているわけだが、昨日の試合ではガンバの良いパスをことごとく止めていた。1対1での当たりは相変わらず強いし、今の守備的なボランチというポジションも合ってるな〜と思った。シジクレイのオーバーラップが見られなかったのは残念だったけど、元気そうで嬉しかった。

ともあれ、これから夏場はもちろん、ACL 準々決勝以降の秋にかけて連戦続き。五輪代表のオーバーエイジも出る人がいるだろうし、9月にはA代表のW杯最終予選もある。頑張って上位に食らいついていって欲しいと思う。

Cameramans at the pich-side 2
(1D MarkIII + EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)