昨日一昨日の飛行機撮りでは全く出る幕のなかった DP1 だが、ちょっと前にまた DP1 に付けるためのアクセサリーをいくつか買った。で、ここに載せるためのテキストも手元に書き散らかしてあったのだけど、すっかり忘れていたので、先の記事とともにアップ。
今まで実質9万円の DP1 に、予備バッテリー2個、フードアダプタ2個、普通の 46mm レンズキャップやら安物クローズアップフィルターにプロテクトフィルターで1万円少々投入してきたが、何を買うにしても本体の1割くらいは周辺アイテムを追加するのは、概ね予定の範囲内。
しかし、それ以上となると、さすがに躊躇われるところが出てくる。特に DP1 は未だに「いつ飽きるか?いつ使ってられなくなるか?」という思いがなくはない。今のところ、このサイズで出てくる画質の魅力に抗いきれないので使い続けているが、使い勝手や使える条件の限られるデジカメだけに、どこまでも心許せるカメラというわけじゃない。
なので、2万円前後 or それ以上する外付けファインダーはもちろん、コンパクトに両吊りできるマップカメラオリジナルの A&A GR Digital 用ストラップ(¥5,800)にも躊躇っていたのだが、先日東京へ行った際、ツァイスのフロント・レンズキャップとともに、まとめて購入した。
という、いつもの自分への言い訳とともに(^_^;)
DP1 with 純正フードアダプタ + ツァイスレンズキャップ +
コシナ 28mm View Finder M + A&A GRD用ストラップ
(この程度はカメラにこだわってる人に比べれば可愛いもの…たぶん)
[ ツァイス製フロントレンズキャップ ] DP1 用フードアダプタに付けられる 46mm のレンズキャップで、内つまみ方式のものはカールツァイスの 21/25/28mm レンズ用キャップしかないことは判っていた。が、大阪ではなかなか入手できず、また通常の 46mm レンズキャップが¥200 前後なのに比べ、ツァイスのものは千円以上するので、今まで安い外つまみのもので妥協していた。
しかし、買ってみて実際に使った瞬間、
と思ったくらい、やっぱり内つまみは便利。レンズキャップ部分と DP1 純正フードとの隙間が狭いため、外つまみ式だとキャップの付け外しに難があったのだが、慣れてきたら我慢できなくはない…と思っていたけど、やっぱり全然違う。
通常のものと比べて値段が5倍といっても、実際の価格差は8百円程度。そんな価格差は、この便利さを比較すれば全然気にならない。フードアダプタを常用している人なら、絶対買って損はないと思う。
だいたい、キヤノンの純正フロントレンズキャップも内つまみじゃないから嫌いで、全部タムロンのレンズキャップに交換しているくらいの私だった。なのに、DP1 では何故ここまで使ってこなかったのか?と反省した(ちなみに EF レンズに取り付けている Tamron のロゴ部分はブラックテープで隠してある。そういや、キヤノンに出す時もいつもそのままだな… ^^;)。
[ A&A GRD用ストラップ ] 次に、マップカメラオリジナルのアルティザン&アーティスト製 GR Digital 用ストラップ。
DP1 はストラップは両吊り対応(メーカーが両吊り推奨)だけど、ストラップ穴は細い紐タイプしか通さないので、一眼レフ用のストラップは使えない。けれど、市販されているネックストラップで、ストラップ穴へ通すところが細い紐になってるものはほとんどコンパクトデジカメ用の片吊りタイプであり、両吊りタイプのものは見かけない。その中で唯一、ストラップ穴が細い紐タイプの両吊りなネックストラップが、コレだった。
A&A ブランド&マップカメラ限定ということもあり、値段は¥5,800 と良い値段する。一眼レフ用でずっと愛用している OP/TECH ストラップの太幅&プロルーフタイプより高い。けれど、両吊りで小さなストラップ穴に通せて、必要に応じてネックストラップ部分を取り外しできるのは、コレしかない。
そのために「高くても買うしかないかなぁ…」とは思いつつも、いつも東京へ行くタイミングでは売り切れていたり、赤ステッチと黒ステッチがあるうち赤ステッチの方だけ売り切れていたりしていて、なかなか買うタイミングがなかった。
なので、しばらくは暫定的な措置として、DP1 同梱ストラップをバラしてストラップ穴取り付け部分だけ使い、その先は手持ちの OP/TECH ストラップのうち細幅タイプの方を使っていた(下記写真参照)。
けれど、この方法だと
純正のストラップ穴取付部〜OP/TECH のストラップ取付部〜OP/TECH のネックストラップ部
と3段重ねになってしまうため、OP/TECH ストラップの長さを一番短く調節しても、私にはまだ長くなってしまって、微妙に使いづらかった(首から吊るしている時にカメラ位置が低すぎた)。
さらに、ネックストラップ部を外してハンドストラップ状態にした時も長くなりすぎて、コンパクトに収納したいのに取り回しも良くなく、見栄えも良くなかった(下記写真)。
なので、我慢も限界に来たため、黒ステッチしか売ってなかったけれど、妥協して購入してしまった。しかし、これも
というのが第一印象。OP/TECH みたいに長さ調節ができないタイプなので、ストラップ長が少々心配だったが、少なくとも私にはちょうど良い長さ。DP1 同梱ストラップは無駄に長くて、質感とともに使わない原因の一つだったけれど、コレはそれよりも短く、ちょうど良い長さ。無論、ダサすぎる DP1 同梱ストラップとは質感は段違い(値段も値段だしね)。
【追記】友達に見せたら、長さ的にはちょっと短くて今イチ…と言われた(というか、ぶっちゃけ笑われた…orz)。男性としては背が高い方でもない私がそうなのだから、背が高い男性には長さは足りないだろう。女性にはピッタリの長さかも知れない。こういう場合には、長さが調節できないのは辛い。結局、扱いやすい長さではあると思うのだが、男性には長さがやや短くて見栄えは…というところか。
唯一誤算?だったのは、ネックストラップ部を外して短くした時に、OP/TECH のようにハンドストラップ代わりになると思っていたのだが、この A&A GRD 用ストラップでネックストラップ部を外すと、下記の写真のように最低限の長さになってしまう。これでは短すぎてハンドストラップ代わりにはならない。
でも、長いよりはマシ。ネックストラップなしで小さなカメラポーチに収める時には、これくらい短い方が収納性が良いので文句はない。とにかく、DP1 同梱の純正ストラップと比べると
という3点だけで、買う価値はあるように思うし、私にはその価値があった。絶対的な値段は安くないし、きっとマップカメラはボロ儲けだろうなぁ〜という気はするけれど、他にない only one だから仕方ない。ただ、やっぱり赤ステッチが良かったなぁ…さすがに赤ステッチが再入荷しても、もう1つ買おうという気にはなれないけどね。
[ コシナ フォクトレンダー ビューファインダーM ] 最後に外付けファインダー。購入当初から液晶の品質を考えて、あれば便利かなぁ…と思いつつも、滅多に使わないと判ってるものに2万円は出せない…と思っていたし、買った今でも正直そう思う。
フードアダプタと同じく、付ければますますコンパクトデジカメから乖離して嵩張るものだから、GR Digital の時は外付けファインダーを付けるなんて考えたこともなかったが、DP1 の場合は元々レンズ部分の出っ張りがあるから今はフードを常用しているし、だったら外付けファインダーも同じか…とは思ったが、2千円以下で買えるフードと2万円の外付けファインダーでは話が違うので、買わずにいた。
しかし、先月立山で DP1 を使った時は、周囲の明るさのために液晶が全く見えなくて(DP1 の液晶は 5D や Kiss DN 以上に糞過ぎる)、途中から全部ノーファインダー状態で撮らざるを得なかった。その時に、これはやっぱり外付けファインダーは必要かも…ということで、それから悩んで悩んで、結局買ってしまった。
どうせ買うならプラッキーな感じの純正外付けファインダーより、見るからに上質な感じのフォクトレンダーのビューファインダーMを買おうと思っていた。値段差は3千円程度だから、元々無駄であろうものに2万円出すなら3千円くらいプラスして、見栄えだけでも良いものを買っておこうと思ったわけだ。
で、買って実際に使ってみて最初の感想は…重い。高級感のある?金属製ファインダーは重い。その大きさと比してズッシリと感じるくらい。DP1 はコンパクトデジカメとしてみると軽くもないが、一眼などに比べると十分軽い。それがこの外付けファインダーを付けることで、かなりスポイルされる。正直、この点を考えてなかった。これなら
そう思った。DP1 自体にそう高級感があるわけでも、デザインが洒落てるわけでもないしね。敢えてシルバーを選んだこともあって、正直外付けファインダーが浮いてる感は否めない(でもファインダーだけ見ると黒より銀の方が高級感ありそうに見えるんだよなぁ)。でも単体で見ると、全然質感が違うから悩ましい。
さらに純正でなくフォクトレンダーのを買った理由には、質感だけでなくファインダーの見え味という点もあった。純正よりフォクトレンダーの方が(このビューファインダーM以外も含めて)ずっとクリアに見えるように思えた。でも外付けファインダー未経験者にとって
わけで、見え味なんぞにこだわることもなかったか、と。ぶっちゃけ今までファインダーと言えば、デジタル一眼レフのファインダーしか知らなかったから、一応頭で「外付けファインダーはパララックスも大きく目安にしか過ぎない」と判っていても実感はなかった。
でも、使ってみてすぐ「こりゃホント目安も良いところだ」というのを実感した。単に視野率が低いということではなく、被写体との距離によって周囲が余分に入るサイズも違えば、時には切られてしまう部分もある。おまけにファインダー自体の周辺歪みが大きいので、見ていると妙な感じになる。
と考えていくと、正直なところ
と思う。いや、きっとまた立山のような状況になれば「持ってて良かった」と思うのだろうが、日頃使うことなく放置されるのは判っているし、使う場面に来たとしても目安に過ぎず、また一眼レフのファインダーみたくピント合わせに使えるわけでもない。
そんなものに2万円はやっぱり勿体ないと思う。人に勧めることもない。買って後悔したというところまではいかないが、2万円を他に使っておけば…と思わなくもない。ぶっちゃけ、
という結論に至った。ってか、日頃からこういう外付けファインダーで写真を撮ってる人は素直に凄いと思う。俺には無理だわ。あくまで非常用にしか使えない。
まぁ、外付けファインダーで撮る感覚というものを垣間見ただけでも収穫と言えば収穫だが、勉強代としても、非常用としても、またデザインアイテムとしても、やっぱり2万円は安くなかった。というのが今の思いだ。
っていうか、実質9万の DP1 に対して、周辺アイテムを買っていった値段がその半額近くまできてるのは、ちょっと使い過ぎだな。以前 5D を売却した値段までは行ってないが、なんか 5D を売ったはいいが、その分 DP1 絡みで消費しているような気が…(^^;)
おまけに、標準状態は
だったのが、
になってしまって、ますますコンパクトさはなくなってしまった。ま、通常は外付けファインダーを使うことは無いし、逆に見栄えとしてはデジカメっぽくなくなって良い感じはしなくもないけど…う〜む。
[ ファームウェア Ver.1.02 ] 先日、2回目の DP1 ファームウェア・アップデートが登場した。バグフィックスのみということだが、おいらが発見したものは直ってない。再度レポートしておくか…しかし、操作性に関する改善はするつもりがないのか?ブラケット設定だけ覚えないのを直すくらい、そう難しいことではないと思うのだが。
[ DP1 純正クローズアップレンズ ] が発表になった。と書いておいてブログにアップするのを放置されている間に、既に発売になった。価格はヨドで8千円程度。周辺の流れ具合は良さげに見えるけど、上記のように色々買いすぎているし、クローズアップレンズを使う頻度を考えれば、今回はパス。
それより早くテレコンが出ないかなぁ…多少高くても、テレコンは出たら即購入予定なんだけど。
■ シグマ、DP1専用クローズアップレンズ「AML-1」発表
■ シグマ、「DP1」に装着可能なクローズアップレンズ
今まで実質9万円の DP1 に、予備バッテリー2個、フードアダプタ2個、普通の 46mm レンズキャップやら安物クローズアップフィルターにプロテクトフィルターで1万円少々投入してきたが、何を買うにしても本体の1割くらいは周辺アイテムを追加するのは、概ね予定の範囲内。
しかし、それ以上となると、さすがに躊躇われるところが出てくる。特に DP1 は未だに「いつ飽きるか?いつ使ってられなくなるか?」という思いがなくはない。今のところ、このサイズで出てくる画質の魅力に抗いきれないので使い続けているが、使い勝手や使える条件の限られるデジカメだけに、どこまでも心許せるカメラというわけじゃない。
なので、2万円前後 or それ以上する外付けファインダーはもちろん、コンパクトに両吊りできるマップカメラオリジナルの A&A GR Digital 用ストラップ(¥5,800)にも躊躇っていたのだが、先日東京へ行った際、ツァイスのフロント・レンズキャップとともに、まとめて購入した。
「使ってみなけりゃ判らない」という自分への言い訳
という、いつもの自分への言い訳とともに(^_^;)
DP1 with 純正フードアダプタ + ツァイスレンズキャップ +
コシナ 28mm View Finder M + A&A GRD用ストラップ
(この程度はカメラにこだわってる人に比べれば可愛いもの…たぶん)
[ ツァイス製フロントレンズキャップ ] DP1 用フードアダプタに付けられる 46mm のレンズキャップで、内つまみ方式のものはカールツァイスの 21/25/28mm レンズ用キャップしかないことは判っていた。が、大阪ではなかなか入手できず、また通常の 46mm レンズキャップが¥200 前後なのに比べ、ツァイスのものは千円以上するので、今まで安い外つまみのもので妥協していた。
しかし、買ってみて実際に使った瞬間、
値段云々関係なく、もっと早くに買っておくべきだった…
と思ったくらい、やっぱり内つまみは便利。レンズキャップ部分と DP1 純正フードとの隙間が狭いため、外つまみ式だとキャップの付け外しに難があったのだが、慣れてきたら我慢できなくはない…と思っていたけど、やっぱり全然違う。
通常のものと比べて値段が5倍といっても、実際の価格差は8百円程度。そんな価格差は、この便利さを比較すれば全然気にならない。フードアダプタを常用している人なら、絶対買って損はないと思う。
だいたい、キヤノンの純正フロントレンズキャップも内つまみじゃないから嫌いで、全部タムロンのレンズキャップに交換しているくらいの私だった。なのに、DP1 では何故ここまで使ってこなかったのか?と反省した(ちなみに EF レンズに取り付けている Tamron のロゴ部分はブラックテープで隠してある。そういや、キヤノンに出す時もいつもそのままだな… ^^;)。
[ A&A GRD用ストラップ ] 次に、マップカメラオリジナルのアルティザン&アーティスト製 GR Digital 用ストラップ。
DP1 はストラップは両吊り対応(メーカーが両吊り推奨)だけど、ストラップ穴は細い紐タイプしか通さないので、一眼レフ用のストラップは使えない。けれど、市販されているネックストラップで、ストラップ穴へ通すところが細い紐になってるものはほとんどコンパクトデジカメ用の片吊りタイプであり、両吊りタイプのものは見かけない。その中で唯一、ストラップ穴が細い紐タイプの両吊りなネックストラップが、コレだった。
A&A ブランド&マップカメラ限定ということもあり、値段は¥5,800 と良い値段する。一眼レフ用でずっと愛用している OP/TECH ストラップの太幅&プロルーフタイプより高い。けれど、両吊りで小さなストラップ穴に通せて、必要に応じてネックストラップ部分を取り外しできるのは、コレしかない。
そのために「高くても買うしかないかなぁ…」とは思いつつも、いつも東京へ行くタイミングでは売り切れていたり、赤ステッチと黒ステッチがあるうち赤ステッチの方だけ売り切れていたりしていて、なかなか買うタイミングがなかった。
なので、しばらくは暫定的な措置として、DP1 同梱ストラップをバラしてストラップ穴取り付け部分だけ使い、その先は手持ちの OP/TECH ストラップのうち細幅タイプの方を使っていた(下記写真参照)。
けれど、この方法だと
純正のストラップ穴取付部〜OP/TECH のストラップ取付部〜OP/TECH のネックストラップ部
と3段重ねになってしまうため、OP/TECH ストラップの長さを一番短く調節しても、私にはまだ長くなってしまって、微妙に使いづらかった(首から吊るしている時にカメラ位置が低すぎた)。
さらに、ネックストラップ部を外してハンドストラップ状態にした時も長くなりすぎて、コンパクトに収納したいのに取り回しも良くなく、見栄えも良くなかった(下記写真)。
なので、我慢も限界に来たため、黒ステッチしか売ってなかったけれど、妥協して購入してしまった。しかし、これも
とっとと買っておけば良かったよ…
というのが第一印象。OP/TECH みたいに長さ調節ができないタイプなので、ストラップ長が少々心配だったが、少なくとも私にはちょうど良い長さ。DP1 同梱ストラップは無駄に長くて、質感とともに使わない原因の一つだったけれど、コレはそれよりも短く、ちょうど良い長さ。無論、ダサすぎる DP1 同梱ストラップとは質感は段違い(値段も値段だしね)。
【追記】友達に見せたら、長さ的にはちょっと短くて今イチ…と言われた(というか、ぶっちゃけ笑われた…orz)。男性としては背が高い方でもない私がそうなのだから、背が高い男性には長さは足りないだろう。女性にはピッタリの長さかも知れない。こういう場合には、長さが調節できないのは辛い。結局、扱いやすい長さではあると思うのだが、男性には長さがやや短くて見栄えは…というところか。
唯一誤算?だったのは、ネックストラップ部を外して短くした時に、OP/TECH のようにハンドストラップ代わりになると思っていたのだが、この A&A GRD 用ストラップでネックストラップ部を外すと、下記の写真のように最低限の長さになってしまう。これでは短すぎてハンドストラップ代わりにはならない。
でも、長いよりはマシ。ネックストラップなしで小さなカメラポーチに収める時には、これくらい短い方が収納性が良いので文句はない。とにかく、DP1 同梱の純正ストラップと比べると
- ネックストラップ部分が外して使える。
- 長さが長過ぎない。
- ダサい SIGMA ロゴのあるペラペラな安物感溢れるものではなく、しっかりとしたレザー製。
という3点だけで、買う価値はあるように思うし、私にはその価値があった。絶対的な値段は安くないし、きっとマップカメラはボロ儲けだろうなぁ〜という気はするけれど、他にない only one だから仕方ない。ただ、やっぱり赤ステッチが良かったなぁ…さすがに赤ステッチが再入荷しても、もう1つ買おうという気にはなれないけどね。
[ コシナ フォクトレンダー ビューファインダーM ] 最後に外付けファインダー。購入当初から液晶の品質を考えて、あれば便利かなぁ…と思いつつも、滅多に使わないと判ってるものに2万円は出せない…と思っていたし、買った今でも正直そう思う。
フードアダプタと同じく、付ければますますコンパクトデジカメから乖離して嵩張るものだから、GR Digital の時は外付けファインダーを付けるなんて考えたこともなかったが、DP1 の場合は元々レンズ部分の出っ張りがあるから今はフードを常用しているし、だったら外付けファインダーも同じか…とは思ったが、2千円以下で買えるフードと2万円の外付けファインダーでは話が違うので、買わずにいた。
しかし、先月立山で DP1 を使った時は、周囲の明るさのために液晶が全く見えなくて(DP1 の液晶は 5D や Kiss DN 以上に糞過ぎる)、途中から全部ノーファインダー状態で撮らざるを得なかった。その時に、これはやっぱり外付けファインダーは必要かも…ということで、それから悩んで悩んで、結局買ってしまった。
どうせ買うならプラッキーな感じの純正外付けファインダーより、見るからに上質な感じのフォクトレンダーのビューファインダーMを買おうと思っていた。値段差は3千円程度だから、元々無駄であろうものに2万円出すなら3千円くらいプラスして、見栄えだけでも良いものを買っておこうと思ったわけだ。
で、買って実際に使ってみて最初の感想は…重い。高級感のある?金属製ファインダーは重い。その大きさと比してズッシリと感じるくらい。DP1 はコンパクトデジカメとしてみると軽くもないが、一眼などに比べると十分軽い。それがこの外付けファインダーを付けることで、かなりスポイルされる。正直、この点を考えてなかった。これなら
プラッキーで安物感満点でも、軽くて安い純正の方が良かったかも…
そう思った。DP1 自体にそう高級感があるわけでも、デザインが洒落てるわけでもないしね。敢えてシルバーを選んだこともあって、正直外付けファインダーが浮いてる感は否めない(でもファインダーだけ見ると黒より銀の方が高級感ありそうに見えるんだよなぁ)。でも単体で見ると、全然質感が違うから悩ましい。
さらに純正でなくフォクトレンダーのを買った理由には、質感だけでなくファインダーの見え味という点もあった。純正よりフォクトレンダーの方が(このビューファインダーM以外も含めて)ずっとクリアに見えるように思えた。でも外付けファインダー未経験者にとって
想像以上に外付ファインダーは目安にしか過ぎなかった
わけで、見え味なんぞにこだわることもなかったか、と。ぶっちゃけ今までファインダーと言えば、デジタル一眼レフのファインダーしか知らなかったから、一応頭で「外付けファインダーはパララックスも大きく目安にしか過ぎない」と判っていても実感はなかった。
でも、使ってみてすぐ「こりゃホント目安も良いところだ」というのを実感した。単に視野率が低いということではなく、被写体との距離によって周囲が余分に入るサイズも違えば、時には切られてしまう部分もある。おまけにファインダー自体の周辺歪みが大きいので、見ていると妙な感じになる。
と考えていくと、正直なところ
外付けファインダーを買ったのは微妙…
と思う。いや、きっとまた立山のような状況になれば「持ってて良かった」と思うのだろうが、日頃使うことなく放置されるのは判っているし、使う場面に来たとしても目安に過ぎず、また一眼レフのファインダーみたくピント合わせに使えるわけでもない。
そんなものに2万円はやっぱり勿体ないと思う。人に勧めることもない。買って後悔したというところまではいかないが、2万円を他に使っておけば…と思わなくもない。ぶっちゃけ、
使い道が限定されやすい DP1 への9万円より
外付けファインダーに2万円出す方がお大尽
外付けファインダーに2万円出す方がお大尽
という結論に至った。ってか、日頃からこういう外付けファインダーで写真を撮ってる人は素直に凄いと思う。俺には無理だわ。あくまで非常用にしか使えない。
まぁ、外付けファインダーで撮る感覚というものを垣間見ただけでも収穫と言えば収穫だが、勉強代としても、非常用としても、またデザインアイテムとしても、やっぱり2万円は安くなかった。というのが今の思いだ。
っていうか、実質9万の DP1 に対して、周辺アイテムを買っていった値段がその半額近くまできてるのは、ちょっと使い過ぎだな。以前 5D を売却した値段までは行ってないが、なんか 5D を売ったはいいが、その分 DP1 絡みで消費しているような気が…(^^;)
おまけに、標準状態は
だったのが、
になってしまって、ますますコンパクトさはなくなってしまった。ま、通常は外付けファインダーを使うことは無いし、逆に見栄えとしてはデジカメっぽくなくなって良い感じはしなくもないけど…う〜む。
[ ファームウェア Ver.1.02 ] 先日、2回目の DP1 ファームウェア・アップデートが登場した。バグフィックスのみということだが、おいらが発見したものは直ってない。再度レポートしておくか…しかし、操作性に関する改善はするつもりがないのか?ブラケット設定だけ覚えないのを直すくらい、そう難しいことではないと思うのだが。
[ DP1 純正クローズアップレンズ ] が発表になった。と書いておいてブログにアップするのを放置されている間に、既に発売になった。価格はヨドで8千円程度。周辺の流れ具合は良さげに見えるけど、上記のように色々買いすぎているし、クローズアップレンズを使う頻度を考えれば、今回はパス。
それより早くテレコンが出ないかなぁ…多少高くても、テレコンは出たら即購入予定なんだけど。
■ シグマ、DP1専用クローズアップレンズ「AML-1」発表
■ シグマ、「DP1」に装着可能なクローズアップレンズ