購入してから1週間以上が経つが、DP1 の評価を落とすような写真しか撮れてない。ググって見れば、時節柄の桜や木蓮の花を始め、ビシッと DP1 らしい素晴らしい写真が見られるが、自分ではなかなか撮れない。判っていたけれど、難しい。
DP1 の持つ画質ポテンシャルは一眼レフ並みではあるし、フードアダプタを付けてホールドの方法も一眼レフ的に使っていても、外付けファインダーで撮影していない限りは、背面液晶を見て撮るスタイルになる。それは良いのだが、シャッター半押し時に液晶で見える画像と実際に撮った後の画像では、えらく露出が違うことが多いので、最近はそのあたりが気になる。
背面液晶で構図を決める→シャッター半押し→露出その他を確認→シャッターを切る→データー書き込み、といったサイクルで最低10秒かかるので、シャッター半押しで確認したはずの露出と違ってやり直すとなると、なかなか辛い。ブラケット撮影を使うことも多くなったが、RAW でブラケット撮影すると、上記のサイクルは20秒近くなるわけで、なかなかモドカしいものがある。
ただ、さすがに RAW で撮っていると、それなりに現像時で調整はできる。ハイライトは意外と余裕があるのかな?と思うことも多い。例えば、
というように、わざと空を白く飛ばして撮影しても、現像時に露出補正をマイナスにすることで、
これくらいは真っ白な空から雲の輪郭が出てくる。このあたりはコンパクトデジカメで JPEG でサクサク撮ってるのと違って有り難いところだ。ホント、もうちょっと背面液晶の表示がまともで、サクサク撮れれば最高なんだけどね…と、同じことを繰り返してしまう。
加えて気になることと言えば、AF。結構中抜けするように思う。巷では、糞遅い AF だけどピント精度はそれなりに良いという評判だが、背景がゴチャゴチャついたシーンはもちろん、手前の被写体が暗めで背景に明るいものがあると、後ろのものに抜けることが多い。特に夕方以降の暗いシーンでは、ピンが奥に抜けてしまうことが頻繁のように感じる。
そして、これはよく言われていることだが、色は独特だ。色が浅めなのは特に気にならないが(EOS Digital 系もそうだし)、緑かぶりする傾向にあるのと赤色が橙色気味に転ぶ傾向は気になる。特に赤色については、なかなか難儀。緑かぶりは最初四隅中心かと思ったので周辺減光の一種かと思ったが絞っても同じだったし、出ない時もあるので癖がよく判らない。
赤色が派手に転びまくるのは、これはもうレタッチするしかないようだ。そのためにも RAW 撮りの方が良いのだろうが、シグマの純正現像ソフト SIGMA Photo Pro (SPP) のカラー調整は、カラーホイールでホワイトバランス指定なので、色相を赤系の色相だけを調整したい時は難しい。
なので Photoshop に頼ることになるのだが、現状は Adobe Camera RAW(ACR)がまだ DP1 に対応していないので、SPP で現像して 16bit TIFF 出力→Photoshop でレタッチとなって面倒くさすぎる。ACR が対応してくれれば、SPP を使わずに処理できるので、早く ACR が DP1 に対応して欲しいものだ。
ちなみに、今日 ITmedia に掲載されていた DP1 のレビュー記事では、RAW 現像時に思い切り彩度を上げて現像しまくっていたが、元が地味なせいなのか、センサーの特性なのか、5D や 1D3 を DPP で処理する時より、彩度を上げても飽和しにくい傾向にはある。私自身、カメラの設定をデフォルトで彩度 +0.2 にしてある。ただ、ITmedia の記事は彩度を上げ過ぎとしか思えないが…
■ レビュー:超高画質を求める人向けの個性派デジカメ――シグマ「DP1」
そして難しいと言えば、DP1 を持って行く際のケース選びも難しい。フードなしの状態ならば、通常のコンパクトデジカメ+αのサイズなので、ある程度ピッタリ入るケースを見つけることはできるし、既に1つ買っている。
だが、もはやフードを付けた状態がデフォルトなので、フードを付けたままの DP1 がピッタリ収まる小型ケース(ポーチ)は見当たらない。コンパクトデジカメ用では飛び出たフード部分に対応するものはないし、一眼レフ用は完全に大きすぎる。ライカやレンジファインダー用も微妙に大きかったり、ウマいサイズのものがない。
今は百均の布袋に突っ込んでいる状態だが、ウエストベルトになったり、バックの外側に吊り下げられるタイプのものが欲しいのだが、なかなかない。いま一番の悩みどころだ。
あと、GR Digital と同じように、ハンドメイドで速写レザーケースが出始めているので、それはどこかのものを注文しようかと思っている。ハンドメイドで、どこも今はバックオーダーを抱えまくっているようなので、注文してから入手までの時間がかかることと、どれも1万円以上するので、どんどん金がかかるなぁ…という迷いもある。
ケース(ポーチ)に加えて、ストラップ選びも難しい。撮影スタイルはデジタル一眼と変わらないので、両吊りのストラップが欲しいし、ストラップ穴は両吊りできるようになっているのだが(というか両吊りが推奨されている)、ストラップ穴の大きさはコンパクトデジカメと同じ小さいもの。そのため、一眼レフ用のものやライカ用のものは付けられない。
パッケージにシグマ純正のネックストラップが入っているのだが、これがまぁダサすぎて、とてもじゃないが使う気になれない。それに私としては、一眼で愛用している OP-TECH のストラップのように、ネックストラップ部分を途中で切り離ししてハンドストラップとしても使えるタイプが望ましい。
特に DP1 は一応コンパクトなサイズではあるので、常にネックストラップだけだと小さなケースに入れる時にも困るし、仰々しくならないためにハンドストラップで撮りたい時も多い。なので、ハンドストラップとネックストラップの両対応にしたいところだ。
そして、そんな要望に合うものを探すと、唯一の解は GR Digital 用のアルチザン&アーティスト (A&A) ストラップになるようだ。GR Digital を使っていた時から存在は知っていたが(でも GR Digital で両吊りストラップを使おうと思ったことは皆無)、買おうと思って探すと店頭にも A&A の直販サイトにもない。
調べてみると、GRD 用の A&A ストラップは他の A&A ストラップと違って、マップカメラ・オリジナルということが判った。しかし、買おうとしたら品切れ中。困ったもんだ…
普通と違うデジカメだけに、周辺アイテム選びも難しい。私の場合、GR Digital の時は完全にコンパクトデジカメ・スタイルで使っていたので、こういう部分での知識はないだけに、DP1 そのものの使いこなし同様、周辺アイテムについても日々修行中、という感じだ(>_<)
DP1 の持つ画質ポテンシャルは一眼レフ並みではあるし、フードアダプタを付けてホールドの方法も一眼レフ的に使っていても、外付けファインダーで撮影していない限りは、背面液晶を見て撮るスタイルになる。それは良いのだが、シャッター半押し時に液晶で見える画像と実際に撮った後の画像では、えらく露出が違うことが多いので、最近はそのあたりが気になる。
背面液晶で構図を決める→シャッター半押し→露出その他を確認→シャッターを切る→データー書き込み、といったサイクルで最低10秒かかるので、シャッター半押しで確認したはずの露出と違ってやり直すとなると、なかなか辛い。ブラケット撮影を使うことも多くなったが、RAW でブラケット撮影すると、上記のサイクルは20秒近くなるわけで、なかなかモドカしいものがある。
ただ、さすがに RAW で撮っていると、それなりに現像時で調整はできる。ハイライトは意外と余裕があるのかな?と思うことも多い。例えば、
というように、わざと空を白く飛ばして撮影しても、現像時に露出補正をマイナスにすることで、
これくらいは真っ白な空から雲の輪郭が出てくる。このあたりはコンパクトデジカメで JPEG でサクサク撮ってるのと違って有り難いところだ。ホント、もうちょっと背面液晶の表示がまともで、サクサク撮れれば最高なんだけどね…と、同じことを繰り返してしまう。
加えて気になることと言えば、AF。結構中抜けするように思う。巷では、糞遅い AF だけどピント精度はそれなりに良いという評判だが、背景がゴチャゴチャついたシーンはもちろん、手前の被写体が暗めで背景に明るいものがあると、後ろのものに抜けることが多い。特に夕方以降の暗いシーンでは、ピンが奥に抜けてしまうことが頻繁のように感じる。
そして、これはよく言われていることだが、色は独特だ。色が浅めなのは特に気にならないが(EOS Digital 系もそうだし)、緑かぶりする傾向にあるのと赤色が橙色気味に転ぶ傾向は気になる。特に赤色については、なかなか難儀。緑かぶりは最初四隅中心かと思ったので周辺減光の一種かと思ったが絞っても同じだったし、出ない時もあるので癖がよく判らない。
赤色が派手に転びまくるのは、これはもうレタッチするしかないようだ。そのためにも RAW 撮りの方が良いのだろうが、シグマの純正現像ソフト SIGMA Photo Pro (SPP) のカラー調整は、カラーホイールでホワイトバランス指定なので、色相を赤系の色相だけを調整したい時は難しい。
なので Photoshop に頼ることになるのだが、現状は Adobe Camera RAW(ACR)がまだ DP1 に対応していないので、SPP で現像して 16bit TIFF 出力→Photoshop でレタッチとなって面倒くさすぎる。ACR が対応してくれれば、SPP を使わずに処理できるので、早く ACR が DP1 に対応して欲しいものだ。
ちなみに、今日 ITmedia に掲載されていた DP1 のレビュー記事では、RAW 現像時に思い切り彩度を上げて現像しまくっていたが、元が地味なせいなのか、センサーの特性なのか、5D や 1D3 を DPP で処理する時より、彩度を上げても飽和しにくい傾向にはある。私自身、カメラの設定をデフォルトで彩度 +0.2 にしてある。ただ、ITmedia の記事は彩度を上げ過ぎとしか思えないが…
■ レビュー:超高画質を求める人向けの個性派デジカメ――シグマ「DP1」
そして難しいと言えば、DP1 を持って行く際のケース選びも難しい。フードなしの状態ならば、通常のコンパクトデジカメ+αのサイズなので、ある程度ピッタリ入るケースを見つけることはできるし、既に1つ買っている。
だが、もはやフードを付けた状態がデフォルトなので、フードを付けたままの DP1 がピッタリ収まる小型ケース(ポーチ)は見当たらない。コンパクトデジカメ用では飛び出たフード部分に対応するものはないし、一眼レフ用は完全に大きすぎる。ライカやレンジファインダー用も微妙に大きかったり、ウマいサイズのものがない。
今は百均の布袋に突っ込んでいる状態だが、ウエストベルトになったり、バックの外側に吊り下げられるタイプのものが欲しいのだが、なかなかない。いま一番の悩みどころだ。
あと、GR Digital と同じように、ハンドメイドで速写レザーケースが出始めているので、それはどこかのものを注文しようかと思っている。ハンドメイドで、どこも今はバックオーダーを抱えまくっているようなので、注文してから入手までの時間がかかることと、どれも1万円以上するので、どんどん金がかかるなぁ…という迷いもある。
ケース(ポーチ)に加えて、ストラップ選びも難しい。撮影スタイルはデジタル一眼と変わらないので、両吊りのストラップが欲しいし、ストラップ穴は両吊りできるようになっているのだが(というか両吊りが推奨されている)、ストラップ穴の大きさはコンパクトデジカメと同じ小さいもの。そのため、一眼レフ用のものやライカ用のものは付けられない。
パッケージにシグマ純正のネックストラップが入っているのだが、これがまぁダサすぎて、とてもじゃないが使う気になれない。それに私としては、一眼で愛用している OP-TECH のストラップのように、ネックストラップ部分を途中で切り離ししてハンドストラップとしても使えるタイプが望ましい。
特に DP1 は一応コンパクトなサイズではあるので、常にネックストラップだけだと小さなケースに入れる時にも困るし、仰々しくならないためにハンドストラップで撮りたい時も多い。なので、ハンドストラップとネックストラップの両対応にしたいところだ。
そして、そんな要望に合うものを探すと、唯一の解は GR Digital 用のアルチザン&アーティスト (A&A) ストラップになるようだ。GR Digital を使っていた時から存在は知っていたが(でも GR Digital で両吊りストラップを使おうと思ったことは皆無)、買おうと思って探すと店頭にも A&A の直販サイトにもない。
調べてみると、GRD 用の A&A ストラップは他の A&A ストラップと違って、マップカメラ・オリジナルということが判った。しかし、買おうとしたら品切れ中。困ったもんだ…
普通と違うデジカメだけに、周辺アイテム選びも難しい。私の場合、GR Digital の時は完全にコンパクトデジカメ・スタイルで使っていたので、こういう部分での知識はないだけに、DP1 そのものの使いこなし同様、周辺アイテムについても日々修行中、という感じだ(>_<)