ではあるのだが、こう毎日 35℃くらいの暑さが連続していては、写真を撮りに行きたい気持ちはあるけど、その暑さに萎えてしまう。それではダメだと思っていても、炎天下でも撮りに行ける場所を…と思うと、なかなか見当たらない。やはり夜中に車を走らせて夜明けとともに…じゃないと難しいか。夕暮れも毎日空を見てはいるのだが、なかなか具合の良い感じにはなってくれないし…もどかしい。

ま、そんな中、1ヶ月前の北海道の写真をようやく少しずつ整理し始めている。このまま放置していると、すぐに夏が過ぎ去ってタイミングを逃し、2月の流氷のときのように「時期外れだし、いまさらねぇ」という感じになって塩漬けになってしまうので、なんとか夏の間に処理したいと思って、ちまちま合間見て整理&現像作業中。

しかし1ヶ月も経ってから見直すと、どれもこれも今イチばかりで萎えまくり。撮影直後だと「朝3時起きで撮ったヤツだから、今イチだけど残しておこう」なんて思ってしまうような写真も、ザクザクと消してしまう。特に旅程後半の曇り空だった時の写真は、記憶のイメージとあまりに違いすぎて8割方削除。おかげで、20GB 以上あった写真データーは、あっという間に半分以下。なんだかねぇ…

Cloudy sunrise at Mizusawa dam
美瑛の有名撮影ポイントの一つ、水沢ダムの夜明け。
この日の夜明けは曇っていて十勝連峰が見えなかったので、
定番ポイントから外して周辺の樹々を入れて撮ったのだが…
今イチ以上に、全然美瑛らしくはないな orz


天気は悪いなら悪いなりに頑張ろうと思って、たとえ曇り空でも夜明け前から撮影に出かけた日が続いたのだが、やっぱり改めて見ると使えないものばかり。特にニセコ滞在後の、どんより曇り空な日々に撮ったものは何もかもが映えないし、山々が霞んでいて我ながらピンと来るものがないものばかりで凹んだ。まだ美瑛にいた時は、それなりに陽射しがあったのだけどねぇ…

A morning sky at Panorama road in Biei
日の出から1時間以上経って少し青空が出てきた時に撮影
通称パノラマロード付近にて


それに振り返って写真を整理していると、その時に色々失敗した記憶が甦ってきて、それはそれでまた凹む(笑)。まぁ凹みまくりだ。せっかく良いカメラを使ってるのに…と我ながら思う。まぁ良いカメラを買うのは、ヘタクソな自分の腕を少しでも補助してもらおうという目論みがあるので恥ずべきことではないが、やっぱりもうちょっと何とかしないとね。

そして何よりも痛感するのは、やっぱり楽しちゃダメだということ。良い写真を撮るためには、やっぱり色々と準備を怠らないことや、三脚を使うことも含めて面倒臭がらずにやること。当たり前のことだけど、今までその辺を楽することを(機械に頼ることも含めて)考えてきたけど、それじゃあやっぱり壁にぶつかるね。楽するくせに、撮った写真は等倍できっちりチェック入れるのだから、矛盾していると言えば矛盾しているわけだが(^_^;)

Grass rolls on the farmland
早朝の拓真館近くにて


昔に比べれば色々と考えているつもりだけど、まだまだ足りないものが多過ぎる。センスがないのだから、やっぱり別のもので補うしかないわけで…といっても、何で補うかも含めて足りないものばかりなんだけど、だからこそ撮った写真を省みて、そして反省ばかりが出てきたら、もう一度チャレンジしたくなる。

すぐにまた北海道へ行くのは無理だけど、ちゃんと考えて写真を撮る、そういう行為をしたくなる。そんな昨今…

The view of flower field "Shikisai-no-oka"
これまた有名な四季彩の丘にて
開園と同時に入っても 30分もすれば大量の人が押し寄せてくる


せっかく、ようやく天候が安定してきたから、どこか撮りに行きたい。それも飛行機とかではなく、じっくり風景撮りをしたい。そう思うのだが…う〜ん、こう撮りたいと思う、テンションの上がる場所が近辺に思いつかないから困る。もうちょっと季節を待つしかないかなぁ…それもなぁ…

なんて感じで葛藤しつつ、写真を整理するしかないかね。