Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)

先日までやたら暖かくて、そしてもう4月になろうというのに、夜でもないのに吐く息が白かったのは驚き。にしても、花粉もそろそろ第二陣のヒノキが飛び始めているようで、近年スギよりヒノキに反応する私としては症状が悪化気味。

[ 桜 ] この時期と言えば、桜。写真雑誌見ても Flickr の日本関連グループ見ても桜ばっかり。よく飽きないもんだと感心する。私はとっくの昔に食傷気味だし、元々酒飲んで花見するのも、してるところへ行くのも嫌だから、積極的に撮ろうという対象にもならない。

のだが、東京は既に満開、この雨で散り始めそうということだが、関西はまだまだ二分、三分咲きにもなっているかどうかというところ。昔は東京より早かった記憶があるのだが、今年に限らずいつしか開花時期が逆転している。なんでかな…?と思っていたら、↓のような記事が。なるほどね。

桜:今年の「開花前線」に異状あり 東、西日本が逆転現象


[ ガンバ ] 雨が降っていたので、スタジアムに行こうかどうしようか迷いつつも出かける準備をしていて、ふとネットで確認したら既に試合が始まってた…orz また、やっちまった。試合開始時間の間違い。14時からだと思っていたら、13時からだった…。以前みたいに、スタジアム行ったら日付間違いだった、なんてことよりはマシか。

ともあれ、勝ってくれて良かった。まだメンバー、フォーメーションとも試行錯誤が続いているようだが、DF は智、聡太の新 CB コンビがうまく機能するようになりつつあるような気がする。このままだと加地が戻ってきた時に、ハッシーが控えになってしまいそうだが…

なんにせよ、Jリーグの開幕戦、その4日後の ACL 初戦のホーム2連戦を見に行ったものの、フラストレーション 500% の展開で引き分けてしまって(勝つべき相手とホームで引き分けは負けに等しい)、イライラ大爆発して心配 180% になったのも、これで少しは収まりそうだ。

J開幕前に恐れていた通り、大して使わないのにA代表に6人も引っ張っていかれたせいで、チームとして全くの準備不足なのは見ていて明らかだったから、今がオープン戦という感じだよなぁ。まぁ、ACL アウェー全南戦で、ガンバお得意のノーガード殴り合いな試合で勝ったのが切っ掛けになったのかもしれない。


[ A代表 ] で、問題のA代表。う〜ん、予想以上にオシム監督の病状回復も良いみたいだし、できないかもしれないけど戻した方が良いような。なんか完全に岡田空回り状態っぽい。ってか、ヤット先発落ちさせて負けてりゃ世話ないわ。
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一ヶ月ほど前に、JR 東日本の View Suica を持ってるけど、東海道新幹線の「エクスプレス予約」と昨日から始まったチケットレス乗車「EX-IC」を使うために、 JR 東海のエクスプレスカードか JR 西日本の J-West カードを作らなきゃな…、と書いた。

しかし、ちょうど1ヶ月くらい前の発表で、

View カード決済でモバイル Suica を使っている場合に限り
「ビュー・エクスプレス特約」を申し込むことで
JR 東海や JR 西日本のカードを別途申し込む必要なしに
モバイル Suica だけでエキスプレス予約が可能になった


ということになった。つまり JR 東日本の View Suica カードを持ってモバイル Suica を使っていれば、JR 東海のエクスプレスカードや JR 西日本の J-WEST カードを別途作る必要がない。もっとも、JR 東海の「エクスプレス予約」の年会費¥1,050 はしっかり必要になる。

これは嬉しい。よくちゃんとやってくれた、と言いたい。チケットレスサービスについても、モバイル Suica 自体が EX-IC カードの代わりになるから、改札口も携帯電話をかざすだけで通れるようになる。ようやくサービスが飛行機に追いついてきた感じだ。

ただし、モバイル Suica を使ってのエクスプレス予約および EX-IC (チケットレス乗車)が可能なのは「モバイル Suica の決済方法がクレジットカードで、なおかつビューカードの場合のみ」である。他社カードをモバイル Suica の決済に利用している場合、銀行口座決済を使っている場合は不可である。当然 EASY モバイル Suica も対象外。

これらについては、JR 東海、西日本も自社カ−ドユーザーのみなので仕方ないだろう。JR 東日本のビューカードの場合はモバイル Suica 会員限定だが、本州3社いずれかの JR カード会員ならエクスプレス予約やチケットレス乗車ができるようになったのは評価したい(年会費¥1,050 が必要なのも3社同じ)。

ちなみに、この「ビュー・エクスプレス特約」だが、

モバイル Suica の携帯アプリからのみ申し込み可能


となっている。元々 JR 東日本管内の「モバイル Suica 特急券」のスタートに紛れて、他社管轄のエクスプレス予約については判りにくい状況だったのだが、PC からでは申し込み不可なので、申し込む時は携帯アプリから行わなければならない。

ついでに加えておくと、モバイル Suica とともに JR 東海のエクスプレスカードを既に持っている人でも EX-IC(チケットレス乗車)サービスをモバイル Suica で行うことができる。登録さえしておけば、

JR 東海エクスプレスカード用の EX-IC カードの代わりに、
手持ちの携帯電話(モバイル Suica)でチケットレス乗車ができる


わけだ。おまけに、この場合はモバイル Suica の決済方法がビューカード決済でなくても良い。つまりモバイル Suica の決済をビューカード以外にしている人(4月からモバイル Suica の年会費¥1,000 が必要な人)が、東海道新幹線でチケットレス乗車したいならば、JR 東海のエクスプレスカードを作れば可能と言うことになる。

ま、どうせ他のカードを作るならエクスプレスカードよりビューカードを作っておけば、モバイル Suica の決済をビューカードに変えれば年会費がかからなくて済むのだから、敢えてエクスプレスカードを作ることもないと思うが…。ちなみに

JR 西日本の J-WEST カードの場合は
モバイル Suica で EX-IC サービス(チケットレス乗車)はできない


仕様となっている。JR 東海のエクスプレスカードはできるが、JR 西日本の J-WEST カードはできない。何故か判らんが、私の中での J-WEST カードって使えない感、JR 西日本のやる気なし感は更にアップだ。今回のことをちゃんと知らなかったら、私は嫌々ながらも J-WEST カードを作っていたところだった。危ない、危ない。

モバイルSuicaによる「EX-IC(エクスプレスIC)サービス」(JR東日本モバイル Suica 公式ページ)
「モバイルSuica」電話機で「EX−ICサービス」の利用をご希望の方へ(エクスプレス予約公式ページ)

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衝動買いに近い形で買ってきたのち、パッケージを開けて同梱のマニュアルを見た時も、そのマニュアルのチープさに苦笑を禁じ得なかった。ボディ質感やスイッチ類同様、とても“高級コンパクト”なカメラのパッケージとは思えない。

そしてバッテリーを充電しながら DP1 を改めて手にとってみると、改めて困るのがグリップもなくツルツルとしたボディ。一眼レフと同じ撮影素子を搭載して、しっかりとブレを抑えなきゃならないのに、グリップは全く考慮されていない。

GR Digital のようなグリップでなくても、何か少しでも引っかかるものがあるか、滑りにくい材質であれば良かったのに…コスト面でギリギリだったのならば、使う人がどれだけ居るのか判らない AV ケーブルや USB ケーブルをオプションにしても良かったのではないかと思う。その程度では何もできないのかもしれないが、残念だ。

DP1 サイド1


実際に撮影してみると、GR Digital や一般的なコンパクトデジカメに比べれば若干重いこと、電源 OFF 時でもレンズ部分が完全収納されない部分を左手で添えることから、ツルツルボディの割にはまだ何とかなる。右手はカメラの右サイドを持ち、左手はカメラ左下からレンズ部分にかかるようにホールドする、コンパクトデジカメというよりは、一眼レフと同じ持ち方に、自然となる。

前記事でも書いたように、レンズ部分が電源 OFF でも出っ張るため、ポケットへ収めるのは難しい。そして上記のように一眼レフ的な持ち方をするならば、いっそオプションのフードアダプタを付けた方が良いんじゃないか?と思った。

もう一つ、フードを付けたくなる理由がある。それはレンズの前玉のせり出しである。APS-C クラスの撮影素子に対応した 16.6mm 広角レンズ(35mm 換算 28mm)であるから、レンズの前玉がかなりせり出しているのは当然とも言える。が、これは使う時にかなり気になる。

DP1 前面(電源ON)


フードも何もなしでは、何かの拍子にレンズに触ってしまって汚したり、傷をつけてしまいそうだ。並みのコンパクトデジカメで適当に撮っているならレンズにさほど気を使うこともないが、素晴らしい描写を生み出してくれるレンズだけに、一眼レフのレンズ同様、大切に扱いたいと思わせる。

ポケットに収まる GR Digital ではフードアダプタを付けようなどと思ったことは皆無だったが(むしろ付けるのはファッション以外の何ものでもないように思っていた)、コンパクト機ではあるもののポケットに収めるのが難しく、せり出したレンズ前玉を保護したくなる DP1 では、積極的に付けてみようと思った。

ということで、購入翌日にフードアダプタを購入して付けることにした。

シグマ フードアダプタ HA-11
前面に 46mm フィルタ枠が切られているアダプターとフード本体の分離型


フードをつければ、見た目も収納性も完全にコンパクトデジカメではなくなるが、撮影スタイルは完全に一眼と同じようになり、ホールドは圧倒的にしやすくなった。

DP1 前面(フード付き)
フィルターなしでレンズキャップのみ取り付けた状態
これだとキャップがやや奥まっていて付け外ししにくい(後述)


フードがあるおかげで、張り出したレンズが保護されるし、レンズ繰り出し部分が完全にカバーされるので、電源を入れっぱなしにして持ち歩けるようにもなった(バッテリの保ちは悪いのでスリープは有効にする)。フードアダプタには 46mm のフィルタ枠が切ってあるので、プロテクトフィルターを付ければ更に安心だ。

私は元々、一眼レフのレンズでは雨天の時以外はプロテクトフィルターを付けない主義。せっかく高性能レンズを買ったのに、プロテクトフィルターで性能を少しでも落としてしまうのは耐えられないので、フードは必ずしてプロテクトフィルターはしないようにしている。

だが、DP1 はレンズ一体型だけに、長く使うとするならばレンズはできるだけ保護したい。そう思って、主義に反する?が、フードアダプタには 46mm のプロテクトフィルターを付けてある(今のところは、だが)。

Kenko 46S MC-UV


さらにフィルターを付けることには別のメリットもある。フードアダプタを付けた場合は 46mm 用のレンズキャップを付けられるのだが、フィルターなしだとレンズキャップがフードの奥に行き過ぎて、付け外しに手間取るのだ。46mm 用レンズキャップは、入手難のツァイス用キャップ以外は外つまみ式のキャップしかないようなので、小さなフードの内側で外つまみをつまむのは少々面倒だったりする。

ところがフィルターを付けることで、レンズキャップ部分が自然と前に出ることになり、外つまみ式のレンズキャップでもつまみやすくなるし、もっと言えばレンズキャップなしで放置したり、鞄の中に放り込んでも安心?だったりする。

そういった点からボディ単体より

むしろフードアダプタがあった方が気軽さが増す


という結論に至ってしまった。

フードを付ければ更に収納性は悪くなるし、傍目からもコンパクトデジカメではなく、小さな一眼レフ的に見られてしまうだろうし、当然その分目立つということはある(個人的にはデメリットと感じる点)。

でも DP1 の場合、どうせレンズ部分は電源 OFF でも引っ込まないのだし、

○ 一眼レフ的に持つことができて、ホールドしにくいのが改善される
○ せり出したレンズ前玉が保護できる
○ 電源 ON のまま、スリープ基本で使うことができる
○ 46mm のフィルタ枠が切ってあるのでプロテクトフィルターが付けられる
○ プロテクトフィルターまで付けておけば、レンズキャップなしに鞄に放り込める
× サイズがさらに大きくなって、もはやコンパクトデジカメ的収納は無理
× 町中で撮る時に、より目立ってしまう

といった利点と欠点を比較すると、フードアダプタを付けることが多くなった。これはホント、自分でも意外だった。

【追記】1週間ほど使っていると、フード内のプロテクトフィルターを外して持ち出して撮ることも多くなってきた。ちゃんと撮りたいと思うものがある時は、画質の劣化は避けたいので外していくようにし、特に何もないスナップ用カメラとして持ち出す時はプロテクトフィルターをして持ち出している。また、雨天、雨の確率がある時もプロテクトフィルターをする。

ただ、保護だけならフードがあれば十分と思えてきているので、スナップ用として持ち出す時にプロテクトフィルターをするのは、先のレンズキャップの付け外しの利便性向上の方が大きな理由である。


購入前は少し大きな GR Digital 感覚でいたのだが、ボディ単体での収納性も大きく違えば、撮り方も大きく買わざるを得なかったので、自然とこうなってきてしまった。実のところ、GR Digital では欲しいと1ミリも思わなかった外付けファインダーも、DP1 用には欲しいと思っていたりする(^_^;)

シグマ ビューファインダ VF-11
買うならシグマ純正品より、+5千円出してコシナ製が欲しいかも


もっとも構図や AF がちゃんと決まってるかは外付けファインダーでは確認できないから、外付けファインダーを付けても結局は使わなくなりそうだけど、フードアダプタまで付けたら見た目的にも外付けファインダーはあって良いかな〜と思ったり。そんなことだけのために2万円を出すのは躊躇してしまうけど。

ともあれ、どうせレスポンスは悪く、微小なブレにも気を使いつつ撮らなきゃならないカメラなのだから、ここまで来たら

コンパクトデジカメ(サイズ)ということは忘れよう


という感じになってきた。ま、ちょっとバックのポケットに入れて持って行きたい時は、フードアダプタを外さざるを得ないのだけど、できればフードアダプタは付けておきたいと思わせるカメラだった。ホント、買って使ってみないと判らない部分であった。

ともあれ、“一眼レフ並みの画質で撮れるコンパクトデジカメ”として買ったはずなのに、あらゆる面でコンパクトデジカメとは違っていて、撮影スタイルもコンパクトデジカメからはどんどん外れていってしまう。

まったく困ったカメラだ…(笑)

DP1 Sample(大阪駅北口夕暮れ2)
微妙な手ブレもピントのズレも気になってしまう…
(DP1 JPEG AF F8 1/80s ISO100)
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色々と心の中で矛盾を抱えつつも、10万円のオモチャカメラを買った。ほぼ、衝動買い。なかなか手に入りにくいとか言われている中で、つい寄ったヨドで在庫があったから…。一度は思いとどまって店を出て駅へ向ったのだけど、やっぱり後ろ髪を引かれて閉店時間になっていたのにヨドに戻って購入。


DP1 前面その2


前回の記事でも書いたように、いくら画質(実際には画質というより解像)が良くても、これが10万のカメラとは思えない。買う前も、買った時も、ユーザーとなって使ってみても、そう思う。唯一の長所以外は、まるでダメなカメラだ。欠点を挙げれば、いくらでも出てくる。

それに、サイズ的には一見コンパクトデジカメの部類に入るかもしれないし、そうカテゴライズされるだろうが、実際使ってみると全くコンパクトデジカメじゃない。

あらゆる意味で、コンパクトデジカメとは違う。

一見コンパクトデジカメ風に見えるサイズは、いざ持ち歩くとなると、レンズ部分が出っ張っている点が店頭で触って覚悟していた以上に(悪い意味で)効いてくる。内ポケットはもちろん、コートの外ポケットにも入れるのは難しい。鞄に入れるか、外付けポーチを吊り下げるか…コンパクトデジカメ感覚では持ち歩けない。

AF が遅いのは判っていたし、これまた覚悟していたが、実際に使ってみてると、もう笑うしかない。コンパクトデジカメ感覚で、気軽にサクサクとスナップ撮りなんてことは無理。AF だけじゃなく、あらゆるレスポンスは悪いし、今時有り得ない操作性の悪さ。

というのは判っていたけど、やっぱり辛い。今売られているコンパクトデジカメで一番操作性が悪いものでも天国に見えるんじゃないか?と思えるくらいだ。というか、QV-10 から色々なデジカメを使ってきたが、もうダントツに使うのが辛い。

解像は素晴らしく良いけど、やっぱり色は独特だし、JPEG で出力するのと RAW から現像ソフトを通すのとに差があって、それでなくてもレスポンスが悪いのに RAW 撮りで使いたくなる。

そして何よりも、解像が素晴らしい良い分、かなり手ブレにシビアだ。5D並みに気を使う。きちんと撮った(撮れた)時の解像感は惚れ惚れとしたものだが、その分撮り手に要求されるものは非常に大きい。ヘタクソな自分にとっては決して、気軽にパシャ、とはいかない。

実際に使ってみると、どこからどう見ても DP1 はコンパクトデジカメじゃない。一眼レフでもなければコンパクトデジカメでもない。ネット上で既存ユーザーが言っていたことを、購入して数日で痛感した。

そして、その画質というより解像感も、コンパクトデジカメじゃない。

結局、それに抗えなかった。その誘惑には勝てなかった。

the building of Yodobashi Camera Umeda
DP1 JPEG AF 絞り優先AE F8 1/50sec. ISO100 露出補正なし 手持ち
(クリックでオリジナル画像表示)


あらゆるレスポンスの悪さ、辛くなる操作性を甘受しても、その画質を手に入れたい。そう思わせるカメラだった。5Dの時と同じように…と言うと5Dに申し訳ないくらい我慢することはある。

私のような真性デジカメ世代で、パシャパシャと無意味に写しまくる人間には、むしろ向かないとも思う。買う前からそのことは判っていたから、いくら出力される画像が良くても手は伸びなかった。

間違いなく、使う人を選ぶ。買う前から判っていたし、買ってからは尚更そう思う。

それでも手に入れたかった。使ってみなければ判らない。デジタル一眼を初めて買った時もそうだったし、中級機の D200 を買った時も、5D を買った時も、1D MarkIII を買った時もそうだった。

買ってみて、使ってみて、初めて判るものがあるはず。買ってみて、使ってみて、言えることがあるはず。

だから買った。今は買ったことに後悔はしていない。

すぐに手放すことになるのか、長く持つことになるのか、それは判らないけれど、でも今は、久しぶりに写真を撮りたいと思って、積極的に写真を撮ることができている。

きっと、こんな思いはすぐにまた消えて、写真を撮ることに飽いてしまうだろうとしても、今は楽しい。写真を撮るのに飽いた日々が、ほんの少しの間でも変われば、それで良い。

少なくとも普通のデジカメを買っていたら、きっとそんなことはなかっただろう。

でも DP1 は違った。それだけで満足だ。

DP1 Sample(MYCAL Ibaraki)
DP1 RAW AF 絞り優先AE F4 1/30sec. ISO200 露出補正-0.7 手持ち
SIGMA PhotoPro 3.1 (Mac) にて、デフォルト設定値のまま JPEG 現像
(クリックでオリジナル画像表示)

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先にも書いたように 5D やマクロ、広角レンズ、GR Digital を手放して、さて次はどうする?ということになった。一応まだやる気が残ってなくはない飛行機やサッカーを始めとする動体撮りのために 1D3 は残してあるが、スナップ撮りも含めて“普通”に撮る時のカメラ。どうしようか?と。

GR Digital さえ、ほとんど使わなくなってしまった昨今、別にもう何も要らないんじゃないか?とも思う。ちょこっと撮る程度なら P905i の携帯内蔵カメラでも良いんじゃないか?そう思ったりもする。

P905i のカメラの画質は悪くない、と思う。普通のコンパクトデジカメと同程度とはとても言えないが、P902i 以前と比べれば雲泥の差。ためにメモ撮り程度に使うなら十分じゃないかと思う。写真を撮る、それによって得る画質の基準が 5D や 1D3 になってしまったこともあり、私にとって P905i と普通のコンパクトデジカメは画質の優劣が判断材料ではなくなっている。

しかし P905i の内蔵カメラは、その画質や機能以前に、レンズ位置があまりに悪い。ホールドする時に指が撮影画面内にかかりやすすぎて、正直使う気にならない。ストラップ穴の位置とも近すぎて、ストラップとの干渉もしやすい。

サッと取り出して撮ったら指がかかっていた、撮ろうとしたらストラップがかかっていて避けていたらシャッターチャンスを逃した、ということが購入後何度もあって、それが鬱陶しくて使わなくなってしまった。サッと取り出して何も考えずに撮れない携帯カメラに何の意味があろうか。

おまけに microSD を取り出すのに、裏蓋を開かなきゃいけないのも疑問だし、一般的な回転二軸ではなく斬新なダブルオープンを採用したことで、液晶画面を見ながら撮影するのにカメラライクなスタイルにできないのも不満だ。

写真から少し距離を置いている、置こうと思っているなら、別に携帯内蔵カメラでお茶を濁しても良いとは思っていたものの、実際のところ P905i ではメモ程度でも撮りたい時でも撮らなくなりそうで、やはり一つは何か持ち歩く気になるデジカメを買っておくべきかな…と思ったりもした。

GR Digital と同じようにコンパクトで、GR Digital と同じくらい操作性が良くて(絞り優先 AE などもあって)、サクサクと気持ち良く撮れて、GR Digital とは違って画質が満足できるもの…それが理想だけど、そんなカメラは世の中どこ探しても、今はない。何かを妥協しなきゃならないが、どれを妥協すべきか。ナニを重視するか。

この春にあるデジタルカメラの中で気になっているのは、オリンパス E-420 + 25mm F2.8 の組み合わせ、シグマ DP1、リコー R8、富士フィルム FinePix F100fd。この4つ。

デジタル一眼からコンパクトカメラまでを一緒くたにする無茶苦茶な“欲しいかも知れないリスト”だが、どうせ何を買っても大したものを撮るわけでもなければ、撮れるわけでもない。気になるもの、使ってみたいもの、という基準で選ぶのが、自分にとっては最適だろう。D200 や 5D、1D3 を買った時と違い、明確な目的があるわけでもない。

ただ、自分にとって妥協できる点、できない点が、改めてどこにあるのか…それを見いだすため、店頭で何度か試しつつ、雑誌・ネットにある実写画像を見て、色々と考えてみた。


フロインドリーブ@神戸 by GRD
(GR Digital)


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