Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)

E-P1 レンズキットを予約購入した人へのアダプタープレゼントの発送が、「予想を超える応募」のために遅れるというアナウンス。別に急いで使うこともないし、少しくらい遅れたところで…と思ったら「9月以降」とか。要はいつになるか判らん、ということやね。

ま、タダで配るアダプターを作るより、金払って買ってもらうレンズやアクセサリーを作る方が優先だろうし、釣った鯛に餌をやるのはいつでもいいということなのだろうけど、予約購入者のほとんどが 8GB SDHC かーどなんぞよりアダプターを選ぶのは判りきっていたと思うんだがなぁ。

購入前後のころは、わざわざデカいフォーサーズレンズを買って使う気などサラサラなかったわけだが、最近以前より増して真面目に?マイクロフォーサーズで撮るようになると、マイクロフォーサーズのレンズはどれも暗くてボケも微妙なので、3535マクロくらいは…と思い始めたところだったから、ちょっと気が削がれたのも事実。

もっとも、真面目にマイクロフォーサーズで撮る時は E-P1 じゃなくて DMC-G1 だし、三脚据えてマクロなら別に AF が効くレンズである必要もないから E-P1 + オリンパス純正アダプターでなくても良いし、だいたい三脚据えての MF は E-P1 より DMC-G1 の方が遥かにやりやすいから、どっちにしても関係ないかな…と自分を納得させてみたり。

それに“9月以降”いつ来るか判らないフォーサーズアダプターが来る頃に、E-P1 が手元にあるかどうか自体が、誠に微妙なところでもあるしね…

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(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


と書くと、E-P1 を使ってないように思われてしまうだろうが、そんなことはなく、手元のカメラたちで最近の稼働率としては No.1 だ。ま、できるだけ使うようにしているから、ということもある。

コンパクトデジカメ代わりと、DMC-G1 や 1D MarkIII を持ち出す時のサブ機。その2パターン。後者については、不満は色々あるけど納得できるレベル。でも前者については非常に微妙。といった感じは変わってない。そのあたりはいずれ、きちんと書いてみたい。ともあれ、

購入前は不満一杯で目をつぶって購入

購入後に使ってみたら(不満は山ほどあるが)まぁまぁかも

使い込んでいくとやっぱり微妙かも  ←今ココ

という感じでしょうか@現状。

そして、上記の流れと同じようなことが E-P1 ボディより極端に感じているのが 17mm F2.8 パンケーキレンズ。発売前にネット上に上がっていたサンプルや、オリンパスプラザで実写して持ち帰った画像を見て戦々恐々だったけれど、実際に使ってみたら言うほど悪くないじゃん、と思ってました。

が、酷いときは愕然とするくらい酷い、ということを最近実感することが何度かあって、見直した評価を改めて見直してる状態。

酷いときは、それこそコンパクトデジカメと変わらない画質。昨日の五箇山、白川郷でのスナップも取り込んでみて目を疑ってしまった。かといって、ちゃんと撮れるときは全然そんなことはなくて、十分使えるじゃん、となるから戸惑う。

なんというか、現代のデジタルカメラ用交換レンズとしては珍しい癖玉なのかもしれません。しれませんが、扱いづらいのも事実。癖の傾向はなんとなく判ってきつつはありますが、それでもねぇ…このあたりもいずれ項を改めて。

ともあれ、そんな感じでパンケーキレンズが出たこと勝負レンズなことを実感するにつれ、E-P1 に付けっ放しレンズをパンケーキレンズから標準ズームにしようかな?と思い始めている訳で、そうなると見栄えの点から

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6-SLV
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6-SLV


を改めて手に入れようかと思い始めているのだが、amazon も含めて即納は難しいようなので再び悩み中。ぶっちゃけ E-P1 に満足はしていないので、先にも書いたように E-P1 を手放す可能性は低くないしね…

といっても、DMC-G1 や 1D MarkIII のサブ機としては悪くないので、同じようにサブ気になれる存在(端的に言えば、パナのコンパクトスタイルなマイクロフォーサーズ機)が出るまで所有している可能性は高いけど、シルバーのレンズとなると E-P1 専用になったりするかもだし、それ以前に E-P1 を衝動的に手放す可能性もあるし…

とまぁ、色々書きたいことはあるのですが、なかなか筆を進ませることができません。iPhone のことも色々と書こうとは思ったりするのですが。

オリンパス、E-P1予約者向けフォーサーズアダプターの発送遅延を発表
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著名アーティスト39名に E-P1 を使ってもらってのコラボレーション企画。こういうのを見ると、オリンパスはE-P1 を GR Digital のような存在にしたいんだろうな…と思う。まぁ珍しくないことだし、そういう方向性は取るだろうな、とは思っていたから驚きはない。

それに、ニコンのカメラ部門の顔である後藤氏も、先日デジカメWatch に掲載されたインタビュー記事内で、言葉は濁していたが、「(コンパクトデジタルカメラでファンから強い支持を得ている)某社の某カメラには、ニコンの製品がおおいに参考にすべきところもあり尊敬しています」などと、明らかに GR Digital に対して(おそらくカメラそのもの以外も含めて)高い評価をしているわけで、GR Digital を範としようするのはオリンパスだけの話ではないだろう(キヤノンだけは違うような気もするが)。

ただ、ごく個人的な印象だけで語るとすれば、E-P1 を使っている感覚は、GR Digital を使っていた感覚よりはむしろ DP1 を使っていた感覚に近い。一見同じようなカメラ好きに支持されるようなカメラに見えても、GR Digital とは根本的に違うカメラだと感じる(レンズ交換式云々とは関係なく)。

GR Digital が単なるカメラ好きだけじゃなく広範なアーティストに支持され、使われ、そしてそれを見たりした一般ユーザー、それこそカメラにあまり興味のない層に広がったのは、やはり撮影していて楽しい感覚が大きいのは今さら私が言うまでもないこと。

私自身、手放した今でも GR Digital は本当に撮っていて楽しいカメラだったと思う。何よりも写真を撮ることに、GR Digital ほどストレスを感じないカメラは少ないと、今でも思う。決して速くなくジージーとうるさい AF で、後処理も遅かったのだけど、何故かストレスを感じなかった。

でも、それが E-P1 にあるかというと、ない。むしろ DP1 と同じで、撮る時にコンパクトデジカメ感覚ではない何かを必要とする。

もちろん、GR Digital も撮った後、画像をパソコンに取り込んでじっくり見ると、いささか哀しくなることも多かった訳で、それに比べれば E-P1 は DP1 以上に、後から撮った写真を見ても頷けるものがある。そういう利点は確実に存在する。

のだけど、やっぱりそれはある意味逆に GR Digital 的なものとは正反対だろう。だからこそ、E-P1 は GR Digital とは違い、マニアックなカメラ好きのものから抜け出せないように思う。

なんというか、E-P1 も「オリンパスのカメラ」じゃなくて「フォーサーズなカメラ」なんだな、と感じるものが、どこかしらあったりするんだよね…

と、そんなことは私自身にはどうでもいいことで、記事のコラボ企画にも何の興味もないんだけど、なんとなく記事を読んでいて、そんなことを思ったりした。的外れなことを言ってるだろうけど、とりあえず独り言。

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(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


ちなみに独り言ついでに、いつも思うことなのだが、私自身はニコンでデジタル一眼入門して、今はキヤノンがメインマウントである。αは親しい人間が使っているので、たまに使ったりすることもある。

ペンタックスは何度か迷いつつも未だ手にしたことがないけれど、E-P1 がどうしても嫌になったら、売り払って K-7 と DA Limited レンズ一式全部買うというのもいいなぁ…なんて思ったりもするくらい、未だに一度は使ってみたいと思ってる(使ってみたいのはボディではなく Limited レンズ群だけど)。

そんな中、キヤノンというメーカーが好きか?愛着があるか?と言われれば、全くそんなことはない。むしろ、世の中のキヤノンユーザーで、キヤノンが好きだ、という人は稀だろう、とすら思う。

ニコンも、αも(ソニーとは言わない)、ペンタックスも、オリンパスも、それぞれにコアなマニアがついているのは、あちこち見れば良く判る。ネットだけでなく、昔からあるカメラ雑誌を見ていれば、なおさら良く判る。

けれど、キヤノンにそういう気配はない。FD レンズの頃ならいざ知らず、今のキヤノンに愛着があるというユーザーはどれだけいるのだろう?と思うし、私自身そんなことを感じさせるメーカーじゃないと思う。

ただ、一つ思うのは、コアなマニアも存在せず、そのような存在が有り得ないほど

メーカーに愛着を感じさせない心地よさ


ってのもあると思ってる。キヤノンを使っていて良いと思えるのは、逆にそういうところかな、と。メーカーから、道具を作ってるだけ、商売をしているだけ感をヒシヒシと醸し出しているのを感じられるのだが、私自身それは別に悪くないことだと思ってる。カメラは道具で良いと思ってるからなんだけど。

まぁ、問題は「今のキヤノンのカメラには、道具としての信頼感が希薄」ってことなんだけど、道具を作ってることに徹する(ある意味商売に徹する)と言うのも、一つの見識だと思ってるから、冷ややかな態度はそう嫌いではない。

もっとも、先日の田中希美男氏のブログにあったような話を見ると、あぁキヤノンは機械を作ってるのも機械なんだな…と思ってしまう訳で、それこそカメラについて冷静に見渡しつつも熱く語るニコン後藤氏のインタビュー記事との対比がすごくて、やっぱりニコンのカメラが良いのは、見識ある人がトップに立って作ってるからだねぇ…と思う。

だから、こういうのを見てしまうと、不意にニコンへ戻りたくもなるのだが、だからといってメーカーラブ!な人のいないキヤノンも、それはそれで悪くないと思う私は、やはり変なのかもしれない。

ついでに言えば、パナソニックは DMC-G1 で好きなメーカーになった。キヤノンみたく好悪がないんではなく、古い柵に無関係な分だけ、どんどん頑張って欲しいと思えるメーカーだ。

オリンパス、「E-P1」とアーティストのコラボレーション企画
オリンパス・ペンE-P1スペシャルギャラリー
後藤哲朗氏本人に訊く:ニコンが設立した「後藤研究室」とは
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E-P1 を購入して1週間強。撮影枚数はまだ 400枚弱くらいだけれど、割と様々なシーンで、色々な使い方をしてきたように思う。購入後2〜3回投稿した記事に書いたように、満足している部分もあれば、不満に思う部部分もあり、自分の中では評価は難しい。

色々と忙しいということもあって、E-P1 絡みの掲示板やスレの内容は見ていないのだが、RSS リーダーやアンテナに登録している写真・カメラ系ブログの中の人にも E-P1 を購入した人は多く、それらを色々見ている限りの評価も雑多なようである。

D3 や 5D Mark II より良いという人も居れば、ハイエンド・コンパクトデジカメの LX3 より悪いという人も居たりして、そういう極端な評価は苦笑せざるを得ないにしても(個々人の感じ方だから別に否定はしないが)、無闇に極端ではない評価については

良いという評価も、今イチという評価も
どちらも理解できてしまうほどに評価が難しいカメラ


というのが、自分の正直な思いだ。世間の評価のマチマチさ加減が当然のように思える。

端的に言えば、画質面を中心に予想していたよりも良いと感じることもあるが、かといって E-P1 が凄いとも素晴らしいとも思えない。

ダメとは思えないし、良い点も感じるのだけど、だからといって「欠点は多々あっても積極的な評価をしたい」とも思えるカメラでもない。

“レンズ交換式のコンパクト(スタイル)デジカメ”として初めてリリースされたことについては評価できるし、それは間違いなく E-P1 最大の長所なのだろうが、いざ色々な形で使ってみると、必ずしも積極的に評価できることばかりではないように感じる。

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(E-P1 + M.Zuiko Digital 17mm F2.8)


とまぁ、そのように書くと「相変わらず E-P1 には批判的だなぁ」と思われるだろうが、辛口には書いていても、決してダメなカメラとは思ってないつもり。特に北海道へ持って行った時、サブカメラとしてはすこぶる良いなぁ〜と感じたのは、以前の記事で書いた通り。

また、とかく批判の多いパンケーキレンズについても、私は「画質、特に周辺部の画質をとやかく言う時に使うようなレンズじゃないでしょ」と思っているので、β機で画質チェックをした時はともかく、実戦投入後は(用途を考えれば)許容範囲内と思っている。もっとも、これを5万円弱で売ってるのは信じられないし、EF50mm 1.8II みたく1万以下とは言わなくとも、2万円が分相応だろうとは思う。

それにボディ側の画質傾向については、北海道行きの時にパナソニックの 7-14mm F4 と組み合わせて使っていたこともあって、むしろ高評価を与えたいくらいだ。

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(E-P1 + LUMIX G. VARIO 7-14mm F4.0)


今のところ E-P1 は撮って出し JPEG でしか扱ってなく、RAW ファイルでの判断は日頃使っている ACR (Adobe Camera RAW) の対応を待ってからになるが、以前も書いたように、撮って出し JPEG の画質は同じマイクロフォーサーズの DMC-G1 より好ましく感じている。

過去のオリンパス・デジタル一眼の画質で気に入らなかった解像感のなさはなく、かといって解像感最重視なのは良いが、時にはモアレを盛大に出す DMC-G1/GH1 のようなこともない。非常にバランスが取れた、自然に見栄えのする画質だと感じている。

高感度画質についても、このサイズを考えればかなり頑張っていて、DMC-G1 では ISO 400 を越えてくるとウ〜ン…となってしまう感じだったのが、E-P1 では ISO 800 までならスナップ用途で全然問題なし、と思える。DMC-G1 では全く使う気にならなかった ISO 1600 も時には我慢できる。この点については凄く評価している。

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(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


普通のコンパクトデジカメでは望めない、お気軽高感度スナップも可能で、手ぶれ補正も効くから、夕方以降でのスナップなんかには本当に向いている。コンパクトデジカメ代わり、として考えた場合には、そういう利点は大いにあると感じた。

もっとも、遠景での解像感のなさはあるけれど、それは E-P1 も DMC-G1 も共通したもので、素子サイズゆえかな…と諦めている。そういうのは期待しないで買ってるし、DMC-G1 で散々凹んだので、慣れた :-)

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(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


そんなわけで、E-P1 を使ってきて良かったと感じる部分は

  • コンパクトデジカメとして見た場合には、ここまで高感度が実用になり、手ぶれ補正とも合わせて低照度で使えるコンパクトデジカメはない。

  • このボディサイズで様々な画角(個人的には撮影スタイルから望遠は使い物にならなかったので主に超広角域)が使える。

  • そこそこの画質が得られるサブカメラとして、一番コンパクトに収められる。

  • DMC-G1/GH1 との2台体制には、補完し合う部分もあって相性が良いカメラ


ということがある。

ただ、ボディサイズがコンパクトであるという E-P1 のメリットは、あくまで一眼スタイルからのダウンサイジングとして見た場合であって、E-P1 をコンパクトデジカメとして扱った場合には、色々と欠点も見えてくる。

  • 一眼スタイルよりはコンパクトだが、普通のコンパクトデジカメよりは遥かに大きいため、コンパクトデジカメ感覚で普通のバックに入れようと思うと、重量も含めて違和感がありすぎる。

  • E-P1 を余裕もって出し入れできる収納性を確保すると、実のところ DMC-G1 も入れられたりする(見た目は結構違いそうに見えるのだが、実際に試すとそうでもない)。結局レンズ次第、というところもあるしね。

  • コンパクトデジカメ感覚で扱うと、レンズキャップの存在がウザったくて、AF もコンパクトデジカメ並みか少し速い程度なので、トータルとしてサクッと取り出してサクッと撮るテンポの良さは普通のコンパクトデジカメの方が良いかなぁ…というのが正直な感想。

  • 一応金属外装なので、普通のバックの中に雑多に放り込むと、ボディがバッグ内の他のものと当たって傷ついたり、逆にバッグ内の他のものを傷つけたりしないかな…なんて、ちょっと気を使ったり。DMC-G1 や普通のコンパクトデジカメみたいな安物外装だと気にしなくて済むんだけどね…(速写ケースなどで対処する方法もあるが)


なんてことが、この1週間強使ってきて感じられた。

とにかくボディサイズについては、北海道行きの時のように、カメラバッグの隙間にもう1台感覚だと最高に収納性の良さを感じるのだけど、いざ普通のコンパクトデジカメ代わりに持ち歩くと、なんかサイズが中途半端に思えることが多々あった。

もちろん、画質や撮影の自由度を考慮すれば、それでも十分 E-P1 を選択する理由はあるし、実際私もそうしているのだけど、なんかこう

手放しで喜べるサイズ・撮影感覚かというと、微妙


なのである。

理性で色々考えれば十分にコンパクトなことは判るのだが、EVF もなければ可動液晶もない、AF も正直速くなくてサクサクと撮れる感じではない。そんな“かなりコンパクトデジカメに近い感覚にならざるを得ないカメラ”ならば、サイズも重量も撮影感覚も、もうちょっとコンパクトデジカメ・ライクに…と思ってしまうのだ。

同じマイクロフォーサーズの DMC-G1 が E-P1 とは正反対の一眼スタイルで出てきて、そこそこ使える EVF と高速な AF で、きちんと一眼ライクに使えるカメラだったのだから、同様に E-P1 にはもうちょっとコンパクトデジカメに近い感覚まで頑張って欲しかった、と思うのだ。

私がどこかしら E-P1 に物足りないというか、色々と不満を感じる理由を突き詰めて行くと、そのあたりの一眼スタイルでもなければ、コンパクトデジカメでもなく、かといって何か新しいスタイルを生み出す感じもない、微妙な半端加減にあるように思えるのだ。

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(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


そんなわけで、購入から1週間強。それなりに使ってきた結果として、E-P1 を買って良かったかどうかと問われれば、

買って後悔したとは思わないし、それなりに使えるカメラだけど
だからといって10万以上出して買うカメラだったかどうかは微妙


という、これまた曖昧というか中途半端というか、煮え切らない結論になる。

これが10万20万なんて、はした金だと言える人なら別だろうが、社会の底辺を蠢く私としては「買って良かったかもしれないけれど、もっと有意義に、納得できる使い方があったかもしれないなぁ…」とも思う訳だ。別にデジカメだけが趣味ではないしね。

ま、そんなわけで、煮え切らない性格の人間が、煮え切らないデジカメを買ったのだから、その結論もまた煮え切らないまま、ということで。

もうちょっと使い込んで行けば、(善くも悪くも)また評価も変わるだろうと信じているけれどね…

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(E-P1 + LUMIX G. VARIO 7-14mm F4.0)

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今週、あちこちの新聞で報道されたガンバの新スタジアム建設に関する寄付募集の件について、今日清水戦の前に説明があった。ガンバの公式サイトでも同様の内容が公表されているが、要は報道されて内容は概ね間違ってなく、

  • 総建設費は 150億円で、スポンサーなどから100億円、行政の助成金で20億円、残りの30億円をファンの寄付で賄いたい。

  • 寄付は税制面で優遇措置が受けられるよう寄付金募集団体を作ってから募りたいが、建設場所が確定しないと団体を設立できないので、まだ動けない。

  • 建設場所は万博公園内に作りたいが、まだ決定できていない。


という話。募金の話は報道通りで、問題は建設場所の決定がまだできてないということ。

万博公園内に作りたいが、大阪府、吹田市、万博協会の許可が必要なのだが、それが得られていないと。どうやら当初予定の 2011年内の完成もそろそろ危ないようだ。どこが gdgd にしているかは想像がつくが…

スタジアムは建設後、行政に寄付して、ガンバはまた使用料を払うらしいが、今のどうしようもないスタジアムですら、日本で一番高い使用料を払っているという訳の判らない状況は改善してもらいたいね。まぁそのためには、腐りきってる某組織を潰すのが良いのだろうが、そうもいかんわな…

いずれにせよ、愛すべきガンバのためだから、社会の底辺を蠢く貧乏人のオイラも、E-P1 の1台や2台分くらいは寄付するつもり…

と思っていたけど、今日の糞試合を見せられたら、そんな気分も吹っ飛ぶわ!

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今日だけなら良いけど、ずーっっと同じような、どうしようもない試合を繰り返し繰り返し見せられて、どうやって寄付する気持ちになれるねん。ホンマ、いい加減にして欲しいわ。

選手は頑張ってプレイしていると言うのだろうけど、正直見ていて気が抜けてるとしか思えないプレーは続出しているし、どこのチームと試合しても確実にプレーに対する必死さで負けているし、昨年までと比べても全然頑張ってる感が伝わってこない。気の抜けたプレーとしか見えない。

実力がない、選手がいないのならばともかく、今年はガンバ史上最大の補強をして、若手も中堅も控えにいるのに、毎試合ダメなプレーをしている選手を使い続けてる監督にもいい加減愛想が尽きてきた。私自身、かなりの西野擁護論者だったのだけど、さすがにもう無理…工夫も何もなさすぎ。

近年のガンバを背負ってきたゲームキャプテン山口や遠藤は、もう外すべき…本当に酷すぎる。ヤットはこのところハァ?というプレーが多すぎる。パスも FK も完全にダメすぎる。黄金の中盤はもう崩壊しているのだから、フタを除いて総入れ替えで良いと思う…

なんてことを書き始めたら、1,000行くらい書きそうだから止めておくけど、ホント酷すぎる。このところ毎試合毎試合、酷い試合を見せられたらいい加減切れるし、このタイミングで寄付とか言われても、顔洗って出直して来い!という感じだ。

もっとも、18,500人くらいしか入ってないのに、SM は座る席がなく、ガキどもが走り回って試合どころでなくなるような、長椅子基本の糞スタジアムで安くないシーズンパスを買い続けるのもアホらしいと言えばアホらしいしな…

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まったく、今日はこんな試合を見せられると思ったから、家でドラクエでもプレイしていようと思ったのに、新スタジアムの説明があるからと言うので行ったら、コレだ。最悪というか、ホントもうブチ切れですよ。

と思いつつも、またすぐにナビスコ杯があるんだよな…どうなるやら…

あまりに色々ありすぎたので、久しぶりにガンバネタをここに書いてしまった…

G大阪、サポーターに30億円寄付募る 新スタジアム建設費
サポーターから怒号!G大阪、ホーム5連敗
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「コンピューター、ソフトなければ、ただの箱」 パソコンという言葉がなかった更に昔、ハードウェアが主でソフトウェアが従であった時代から、そう言われていた。翻って現在。完全に主役はソフトウェアとなって、多くのハードウェアはソフトウェアの入れ物になりつつある。

それでもハードウェアとソフトウェアは、コンピューターの両輪である。目的をこなすために使用するソフトウェアと、それを動かすためのハードウェア。時にそれがアンバランスになりながらも、時にベストバランスなデバイスを生むことがある。

昨年来のネットブック・ブームにしても、単にネットブックが低価格というだけでなく、低価格でありながらもネット利用やそこそこのオフィス利用をこなすのに十分な性能が提供されていたことに尽きる。枯れた、今となっては比較的軽い Windows XP という OS と、その Windows XP やブラウザ、オフィスソフトを動かすのに必要十分なハードウェア性能。

それらのバランスが非常に良く整えられたのが、昨年の Asustek EeePC 901-X、MSI Wind Notebook 以降の(いわゆる第2世代)ネットブックであり、だからこそ広く売れることになったのだろうと思っている。

物理的な制約上、ソフトウェアが要求する性能にハードウェアが追いつかないという状況がしばしば発生したノートパソコンだが、時にベストバランス、利用形態を考えるとベストに近い製品が誕生し、それらは名機と呼ばれてきたし、名機を多く生み出すことのできる土壌が整った時代が存在した。

反面、ノートパソコンより遙かに制約が多かった PDA(携帯情報端末)、その現代版のスマートフォンの歴史は、ノートパソコン以上にソフトウェアが要求するものにハードウェアが追いつくことが難しかった歴史でもある。

PDA の祖である Newton は MacExpo/Tokyo(とその後のオフ会)でしか使ってみたことがなかったが、快適にサクサク使えるというものでなかったことは覚えている。2代目 Palm、Palm Professional(で良かったっけな?)を使っていたが(今も持ってるけど)、当時でもやや大柄で無骨なサイズで、動作も実用にはなるけどキビキビという感じではなかった記憶がある。

自分にとって本当の「携帯」情報端末になったのは、Palm V だった(某HF氏から譲ってもらったものだ)。今見ても小さくスリムで格好良いデザインで、キビキビと動くほどではなかったものの(特に日本語を扱うと)、胸ポケットでも尻ポケットでも楽に入るサイズで、実用的に情報を携帯できるデバイスだった。個人的には、今なお愛すべき存在だ。

その後 Palm は進化し、Visor や CLIE という派生系も登場し、カラー化、多機能化への道を進んでいき、私もいくつかを手にした。方や MS-DOS ベースのモバイルギアに始まって、Windows CE ベースのデバイスも初代 iPAQ から各種モバイルギアなど、いくつも手にして、いくつかはそれなりの愛着は持ったものの、Palm V ほどの携帯性と実用性を兼ね備えたものにはならなかった。

それがようやく変化したのは、初代 iPod touch を手にした時だった。

現地の製品発表直後、午前4時に Apple Store のオンラインショップに突撃して予約したものの、「別にビデオなんて見ないしなぁ…」ということで一度は予約をキャンセルしたのだが、結局発売直後に入手、そして自分にとっては、ようやく Palm V 以来の“携帯情報端末”になり得るものと感じ、iPhone 3GS 購入まで、そして今でもサブ機として愛用している。

ただ、長年の月日は PDA が昔の PDA でなくなり、情報端末はネット端末としての素養を要求される。その中で初代 iPod touch、ひいては iPhone 3G は、いささかハードウェア能力が不足気味だった。

単純に iPod +αとして使うだけなら十分でも、ネット端末として Safari であちこちウェブサーフしたり、アプリが配布されて色々とできるようになってくると、(安定性も含めて)もう少し足りない…そう思うことは少なくなかった。

昨年 iPhone 3G を購入するのに踏み切れなかったのも、ソフトバンクは…という思いだけでなく、そういった面と価格・維持コストとのバランスが微妙に感じていたからでもあった。

しかし、iPhone 3GS は違った。手にして実際に使ってみて、すぐに感じられるものがあった。

ソフトウェアにハードウェア性能が追いついた!


追いつき、そしてやや追い越して余裕があるのが iPhone 3GS。それゆえに、使い心地が段違いに違う。単純なスペック比較では計り知れないほどに違った。

iPod touch も iPhone 3GS に先んじて OS 3.0 にアップデートしていたから、できることは(ハードウェアにおける違いを別にすれば)同じなのだが、

同じことができることと、ストレスなくできることの大きな差


を、これほど感じたことは何時以来だろうか?と思うくらいの体験だ。そして2週間使ってきて実感することは、

極めて安定して、安心して使えるデバイスになった


ということ。Safari が全く落ちなくなったわけじゃないが、iPod touch / iPhone 3G 世代に比べれば圧倒的に安定していて、何の不安もなく使える。だからこそ、ようやく、モバイルデバイス好きや新しい物好きじゃない普通の人にも、興味があれば勧められるものになった。

もちろん、iPhone 3GS および iPhone OS 3.0 に欠点がないわけじゃない。ないわけじゃないけれど、ハードウェアとソフトウェアのベストバランスによる使い心地の良さが、それらの欠点を些末に感じさせてくれる。

今後、iPhone OS は更に進化して多機能化していくだろう。ハードウェアの性能も上がるだろうが、このベストバランスが続くかどうかは判らない。過去にベストバランスなデバイスがモデルチェンジして、そうでなくなった事例は少なくない。だからこそ、

今の iPhone 3GS における
ハードウェアとソフトウェアのベストバランスを心から歓迎したい


Palm V から長い月日が経って、ようやく Palm V と並ぶだけの愛着を得られそうなデバイスを手にすることができたと思う。Palm V よりちょっと大きいけれど、できること、得られることは遙かに広い。

そして、初代 Dynabook からノートパソコンが常に傍らにないと不安だった私にとって

初めてノートパソコンから一部の役割を委譲できる携帯デバイス


になった。初代 iPod touch / iPhone 3G の処理能力では、ブラウジングするのにも多少の我慢を強いられていた。特定のサイトならともかく、一般のパソコン用ウェブサイトを見て回るのには(Safari の不安定性も含めて)ストレスが溜まり、ノートパソコンが使えるならノートパソコンを使いたいと思っていたし、実際そうしてきた。

けれど、iPhone 3GS のハードウェア性能と iPhone OS 3.0 のソフトウェアの成熟度は、

長文タイピングしないのなら VAIO type P すら要らないかな…


と感じさせるものだった。実際、先日の北海道行きでは結局 VAIO type P を使うことは一度もなかった。今までの私には有り得ないことだった。

無論、まともなタイピングができるのに持ち歩くのが苦にならないノートパソコンである VAIO type P は、今後も自分が出かける際には常に共にあるだろう。タイピングを含む何かを創る作業をするには iPhone 3GS は荷が重いし、iPhone 3GS はそういうデバイスではない。この記事も出先の合間に type P で書いているわけだしね…

けれど、iPhone 3GS の使い勝手の良さが、ここまで影響を及ぼすとは全く予想してなかった。それほどまでに iPhone 3GS は馴染む。携帯情報端末として、情報の受けに関してはもう iPhone 3GS で十分になったし、情報の作成もかなりの部分がこなせる。

もちろん、これらのことは私における経験と実感であるが、私が背中を押して iPhone 3GS を購入することになった人(現在3名)も、少なからずそういう傾向にあるようだ。各自の中でのノートパソコンの比重がグッと下がった、と。

iPhone OS 3.0 というソフトウェアが提供する世界を、快適に使えるようにした iPhone 3GS のハードウェア性能。まさにベストバランス。本当に手にして良かったと思える2週間だった。

PC-NJ70A with iPhone 3GS
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