Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)

予定してなかった EOS 7D を購入して1週間が経った。といっても、今週は台風襲来でずっと雨だったし、今日も朝のうちは台風一過の秋晴れだったものの午後から曇り空になってしまい、夕方 7D で再度飛行機撮りを…と思っていたのは止めてしまった。

単純に試し撃ちだけなら晴れてなくても曇りでも雨でも良いが、もう普通に撮りたいから雲に覆われて夕暮れが望めない状況では無理して行かずに、仕事をしておくしかないな、と。

そんなわけで、まともに撮ったのは先週末だけ。その後は AF の挙動や設定の確認のために、自宅からやほんの近所で何枚かシャッターを切っただけなので、何も見せるものがない。まぁ、下手糞写真を見せたところで何の参考にもならないし、逆に 7D の評判を下げるだけかもしれない。

とまぁ、せっかく新しいカメラ、それも撮る気にさせてくれるカメラを手にして、どんどん撮りに行って癖を掴みたいのに、なかなか撮れない日々が続いた1週間だけど、購入直後の興奮から少し冷静になっても

EOS 7D は、まずまず良いカメラだな、という感想には変わりがない


先日の記事では少しキヤノンマンセーっぽくなってしまったが、何から何まで 7D は完璧なんてことは露ほどにも思ってないし、そんなことは書いてない。でも、きちんと目的を持って 7D を買えば、それに応えてくれるカメラではあるはずだ。

7D 購入前後で久しぶりにデジカメ関係の掲示板を見たりしたけれど(そういや E-P1 購入時は全く見てなかったなぁ)、相変わらずの煽り荒らしや 5D MarkII などフルサイズ機と画質を比較して云々している馬鹿はともかく、やたら低感度ノイズを気にしていることが多いなぁ、とは思った。

(おまけに「5D MarkII とどっちを買うのが良いですか?」という質問を本気でしている人も散見したけど、迷うくらいならどっちも買わない方が良いと思うんだよね…。プリウスとロードスターのどちらを買う方が良いですか?なんて馬鹿なことを言う人はいないと思うし、それと同程度ってことに、まず気づいて欲しいわ…)

EOS 7D Test Shot (Gamba Osaka's supporters)
(EOS 7D + EF100-400 F4.5-5.6L IS USM)


確かに低感度でのノイズは多いと思う。「なんか砂っぽい」という声が聞かれるのも、そのせいだと思う。

7D ではキヤノンの絵作りのアルゴリズムが大きく変化しているようで、

色ノイズは極力抑えても輝度ノイズは無理して抑えない


絵作りになっている。それが高感度だけでなく低感度でもそうなっているので、それが低感度でのノイズ、砂っぽいという印象に繋がっているのだろう。

そういう方向性にした理由の一つは、APS-C 1,800万画素という極小ピッチでも解像感を保つためであろうことは推測できるし、実際それは成功していると思う。

等倍での解像感がないと言ってる人も見かけたが、個人的には撮って出し JPEG の解像感は APS-C 1,800万画素とは思えないほどある、と感じている。

ただ、APS-C 1,800万画素というのは安レンズには厳しいし、それ以上に手ブレには厳しい。そこをきちんとしないで甘いだの解像感がないだのと、妙なことを言っている人もいたりするのは相変わらずだが…

と、ちょっと話は逸れたが、低感度におけるノイズ量は多めなのは間違いない。それは高画素化による面がないとは言い切れないとも思う。

しかし、ノイズノイズと言っても、実用上嫌なノイズと、そうでないノイズがあると思う。

そして、EOS 7D のノイズの出方は、そんなに槍玉に挙げられるようなノイズの出方だろうか?と疑問に思う私がいる。

Shouting "Banzai" and "We are Gamba!"
(EOS 7D + EF100-400 F4.5-5.6L IS USM with triming)


もっとも、現実にないノイズは出ないことにこしたことはない、と思う。カメラにおいて完全にデジタル世代の私は、そういう考え方だ。

世の中には「ノイズがあった方が写真らしくて良い」「ノイズが全くない写真なんて CG と変わらなくてつまらない」なんていう人もいるし、別に彼らの意見を否定したいとも思わないが、相容れないだろうな、と思ってる。

ただ、現実にカメラで写真を撮れば、どんな高性能なカメラで、どんな低感度で撮っても、極少量のノイズは出るし、まぁ通常撮ってれば多かれ少なかれ、ノイズは出る。

で、EOS 7D。低感度でのノイズ量は多い。もちろん、これが少なければ少ないほど良かっただろう。低感度で、画質最重視で撮影する人にとっては許せないかもしれない。

でもそれは第一に、以前から何度も書いてるとおり、使うカメラを間違えているだけの話。そう考える人にはもっとふさわしいカメラがあるのだから、それを選択すべき問題だ。

何らかの事情で当人の目的に相応しいカメラを買えないのは当人の問題であり、EOS 7D やキヤノンの問題ではあるまい。また、当人の理想に叶わないカメラしか出ないことを憂いてgdgdと言い続けていても時間の無駄でしかないことに気づいたら良いのに、と思う。

そして第二に、低感度でのノイズを含め EOS 7D のノイズの出方は、そんなに困るものか?という点。先にも書いたように、輝度ノイズは多いが、色ノイズは非常に優秀に抑制されていると感じる。

逆に色ノイズが抑制されすぎて輝度ノイズばかりが目立つからこそ、砂っぽいと言われる原因になってる嫌いもあるが、

後処理を考えると色ノイズが少ないことは非常に助かるし、
輝度ノイズは後処理で比較的制御しやすい


と思っている。

また、現状撮ってみた限りでは、中感度〜高感度での撮影や、輝度差がある被写体の撮影において、目立つバンディングノイズも見当たらない(あるという意見もあるが、自分が撮る範疇で目立つことは現在ない)。勿論まだ撮影枚数が少ないので、何とも言い切れないけれど、妙なノイズが乗っかってる印象はない。

(バンディングノイズに関しては、D200を発売日前日に入手して、今回同様そのままヒコーキを撮りに行ったらバンディングノイズがガッツリ出て、何コレ?と2ちゃんねるに投稿したら祭り状態になってしまった…というのは今でもトラウマ?だ)

いずれにせよ、輝度ノイズは確かに低感度から多めだが、ノイズの出方は後処理しやすいものだと思えるし、この輝度ノイズまでべた塗りして解像感をなくすよりは、ずっと良かったと思う。

ただ、こういう意見に対しては

「画素数抑えていれば、ノイズはもっと綺麗に抑制されたのでは?」

という意見は必ずあると思うし、それはもっともな意見だと思う。

というか、EOS 7D を買う前の私はそういう意見だった。APS-C 1,800万画素という時点で完全スルーし、そのままだったら、きっとその手の意見を持ったままだったろう。

ただ、7D を手にして自分で撮ってみると意見は少し変わった。

多少ノイズが増えても嫌なノイズでなく、
さらにそれ以上のメリットがあれば、頭ごなしに否定はできない


と。一ユーザーの感想だが、元・高画素反対厨&ノイズレス最高厨の私が、そう考え直すくらいの良さはあるように思うのだけどね…

いずれにしても、どうしてもノイズは最低限でないとダメだ!という人は APS-C を選択することが間違いだから、先に書いたように 7D というよりは本人の問題に帰結するだけの話だ。

高画素自体も、M-RAW という選択肢がかなり実用的と感じさせてくれた時点で、ある程度は妥協しても良いかな?1,000〜1,200万画素が最高なんて拘らなくて良いかな?と思うようになった。

ぶっちゃけ EOS 7D を使ってみて

無闇に高画素を否定していたのは反省しなきゃならんなぁ…


と思っているところだ。

だからといって、今後もどんどん増やせても許せるかと言えば別問題だし、もしかするとこの撮影素子と処理のバランスが、最後の“当たり”になるかもしれないしね…

いずれにしても、高画素だからダメ、ノイズレスじゃないからダメ、と頑なに思っていたけれど、実写して他のメリットとのバランスを考えて判断しなければならないなぁ…という当たり前のことに気づかされた EOS 7D だった。

A Photographer at '70 Expo Memorial Studium
(EOS 7D + EF100-400 F4.5-5.6L IS USM)


【2009/11/21 追記】この記事を書いてからしばらく経つが、つい最近とある基地外が自分の無茶苦茶な主張の根拠として、この記事の URL を出しつつ、都合の良い部分だけを針小棒大にして語っているようだ。

無論、この記事を読めば 7D の低感度におけるノイズが多めであることは言っていても、それが即悪い、7D の欠点という主張はしていないし、ましてや 7D が低感度で使い物にならないようなことは言っていないことは自明だと思う。冒頭の文章でも判るように、7D に関する前後の記事の補完的記事であって、この記事だけを取り出すのは真性馬鹿か基地外だけである。

撮る被写体に対して、その人が要求するものを勘案せずにどうのこうの言うのは掲示板に巣食う基地外も、雑誌で比較レビューしてるライターたちも変わらないわけで、結局自分で見て使って判断するしかないし、使ってもないものに対してアレコレ言うヤツは須くスルーすべきなのは言うまでもないことだ。

基地外耳を貸す愚か者、狂ってる自己限定的理論に納得する馬鹿はほとんどいないと思うが、ちょっと気になったので、念のため。ま、ネタ元のサイトは2ちゃん以上に魑魅魍魎が跋扈してる、ある意味すごく質の悪い部分があるから仕方ないけど。
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以前からチラ見と予告を繰り返していた VAIO X が正式発表。先行した海外発表で $1,300 と聞いて、「いくら超薄型軽量とは言え、今さらネットブック製品で $1,000 越えって有り得なくない?」と思ったけれど、国内店頭モデルはXバッテリー別売で11万円。

実際のところ VAIO P でも SSD 搭載して云々…とカスタマイズしていくと 10万円は超えるし、VAIO P で問題視されていた点(スーパーワイドな高精細液晶ゆえの文字サイズの小ささや有線LAN などのインターフェース周り)をカバーしつつ、尖り度は変えずに出してきたことで、それなりに魅力はある。

ただ、いくら薄くてもこのサイズ、というかフットプリント(底面積)で Atom Z系のネットブックという仕様バランスと、値段バランスはどうなのかなぁ?と思う。

性能を犠牲した Atom Z系のネットブックで薄さだけを求める人、というのはどれだけいるのだろう?

過去に性能を擬製して薄さだけを追い求め、価格も割高だった VAIO type 505 Extreme は、話題は呼びこそすれ、VAIO P のような売上の実績は残せなかったように記憶しているのだが…(まだ使ってる友人がいるので、触らせてもらうたびに、その薄さには感心するけどね)

VAIO P の好調さをもって VAIO X までリリースした心意気は買うけれど、ちょっと危ういバランスのような気がしなくもない…

VAIO X


私は基本的に、ノートパソコンのフットプリントより薄さの方が重要と思っている。フットプリントを小さくすると液晶サイズとキーボードにしわ寄せがくる。液晶はサイズが小さくなれば解像度も低くするという手段で一定の解像度(XGA)までは我慢できるが、キーボードが小さく狭いノートパソコンは使えない。

だから、一定のフットプリントがあって薄い方が実用的だと思っている。薄さも最薄部だけ薄いのではなく、最薄部と最厚部の差がないものが良い。その方が鞄への収まりが良い。

いくらフットプリントが小さくても厚みのあるボディは、鞄に入れる時に収まりが悪いことが多い。特に書類などが一緒のビジネススタイルなら尚更だ。最薄部だけ薄くて最厚部がやたら厚いのもバックに無駄な空間ができがちでスマートじゃない。

同程度の性能で、まともな熱処理がされていれば、フットプリントはそこそこになるべく薄く、厚みの変化が少ないノートパソコンがベストと思ってる(無論その他の要因はあるけれど形状だけを取ってみれば、の話)。

だから、そういう意味では VAIO X は良いパソコンだと思う。

ただ、一定のフットプリントを持ち、価格が10万を軽く超えてくるならば、自分にとっては“それなりに本気で仕事ができるパソコン”であって欲しい。ネットブックのように“ある程度ならこなせる”ではなく、ガッツリ仕事ができるものを求めてしまう。

VAIO X が搭載する Atom Z系 CPU + SSD + Windows 7 で仕事ができない訳じゃない。が、実際に VAIO P を愛用していて、仕事に使っていくのは非常用でもない限り結構大変だとも思う。

Atom だから、ネットブックだからダメ、というわけじゃない(ソニー的には VAIO X をネットブックとしていないが、中身は同じだ)。

それどころか、「Atom なんて使い物にならねぇ」とか未だに知ったことを言ってる人を見ると、使ったことがないか、使いどころを完全に間違えてるかの二択で、無知を晒しているだけでは?と思う。いくつかのネットブックを使ってきて、今も使っていて、ネットブックは結構使える、というのが私の実感だ。

しかし

同じネットブック、Atom CPU でもN系とZ系では、使用感に結構差が出る


のも事実。いま手元には

・EeePC 901-X(Atom N270, SSD, Windows XP SP3)
・VAIO P(Atom Z540, SSD, Windows Vista SP2改)
・Mebius PC-NJ70A(Atom N270, HDD, Windows Vista SP2改 / Windows 7 RC)

と3台あって、同じ Atom でもN系もZ系もあるし、SSD も HDD もあるし、Windows も色々。

これら全部が全部を毎日使っているわけじゃないが、どれも1週間の半分以上は使っている。それぞれの役割は限定的だし、持ち出すのは VAIO P だけだが、3台ともそれなりに常用している。

この中でストレスなく快適に使えるのは、Atom N系である EeePC 901-X と PC-NJ70A の2つ。EeePC 901-X は SSD のプチフリが少ないように SSD を換装していることもあるが、この両者はまず普通に実用できる。

ネット用途は勿論、オフィスソフトでのちょっとした文書作成、表計算作成なら余裕でこなす。というか、MS Office は EeePC 901 +外付け液晶で使ってる。フルHD 動画は厳しいけれど DVD クラスの動画くらいは十分見られる(いつも見てる)。

RAW 現像をしまくるのは難しいが、JPEG で撮った画像の整理・印刷くらいは問題ない。動画のエンコードをやらせるには非力すぎるが、外付ドライブから iTunes で音楽を取り込むくらいは速くないけど実用レベル。

ところが、Atom Z系の VAIO P はこれら2台から比べると、それなりの鈍重さがあり、耐えるストレスが必要になる。圧倒的な小型さ軽さがあるからこそ愛用できるが、そんな特徴がなければ積極的に使う気になれないのも事実だ。

基本的に VAIO P と同じスペックの VAIO X は、動作速度的にはそれなりであることは予想できる。Vista に比べれば Windows 7 は随分マシだけれど、アプリケーションレベルではそう大きく差が出るわけじゃない。

「超軽量薄型ノートが欲しかったけれど、VAIO P の液晶は無理だった」という人にはベストマッチするかもしれないが、それなりに用途を限定して割り切らないと厳しいと思う。はっきり言えば、ブラウザ一つ起動するのだって、体感差がある。

少なくとも同じ Atom でも、N系とZ系では体感速度で開きがあることを踏まえた上じゃないと、「使えねー」となって馬鹿さ加減を自覚するだけになるような気がする。

VAIO X


個人的に VAIO X にあまり惹かれたない、もう一つの理由は、先に書いた「ノートパソコンはフットプリントが小さいことより薄さが重要」と書いたことと矛盾するけれど、VAIO X ではフットプリントの小さい VAIO P を置き換えられない、ということにある。

VAIO P の良さはフットプリントが小さい、というよりは、絶妙なサイズにあると思っている。高精細すぎる液晶は確かに見づらいと感じる人も多いだろうが、そこはアプリケーション毎の設定で乗り切るしかないし、自分的にはそれで問題はない。

逆にフットプリントを極端に小さくせず、「まずキーボードありき」で設計したことが VAIO P 最大の魅力だ。キーボードを犠牲にしない最小限のフットプリント、その素晴らしさが VAIO P の魅力であり、売れた理由でもあるように思う。

私の VAIO P の使い方は主にタイピングマシンである。ネットを始めとするブラウズ用途なら、もっと小さな LOOX でも Netwalker でも PM でも良いと思う。というか、非力なネットブックを使うより iPhone の方が快適にネットブラウズはできることも多い。

でも、タイピングするとなると話は別。過去にまともなタイピングが可能なノートパソコンは、どうしてもそれなりのフットプリントがあった。鞄の隙間に入る、そんなパソコンでまともなタイピングができるノートパソコンはなかった。

それが初めて可能になったのが VAIO P だったと思う。シグマリオンとかも悪くなかったけど、個人的にはモバイルギア以来だと感じた。ま、VAIO P のキーボードも満足とは言えないけれど、出先である程度まとまった文章(例えばこの記事)をかけるくらいのキーボードではある。

そんなタイピングが実用的なパソコンなのに、他のモノでかなり詰まったバッグの隙間にサッと入れられ、サッと取り出して、また液晶を開いた時の高さがない分、どこで使っていても“ノートパソコン使ってる目立ち度”が低い。そんな

VAIO P は未だ他にないパソコン


であることは VAIO X がリリースされても変わらないと思う。その尖り具合が使う人を選ぶのも事実だけれども。

それに比べると VAIO X は随分普通である。見た目はかなり普通だ。薄くて軽いけれど、普通のノートパソコンっぽい。だから、性能を犠牲にして、ここまで薄く軽量を求める人がどれだけいるのだろう?と思う。

まぁ、VAIO X が売れても売れなくても私には全く関係ないのだけれども、VAIO P 系列が将来また更新してラインナップを残して欲しいと思う私には、VAIO X が爆死してソニーがピュア・モバイルなノートパソコンに及び腰になってもらいたいくないので、そういう心配はある。

505 Extreme のようになるのか、それとも VAIO P のように売れるのか…



ちなみに、購入して10ヶ月近くが経とうとしている私の VAIO P は、前述のとおり今でも愛用している。まさに代えることのできない Only One なパソコンとして、今でも持ち出す機会が一番の多いノートパソコン。

正直、ネットブラウズしながら秀丸で文書を書く、といった程度でも若干のもたつきに些細な我慢を強いられることはあるけれど、このサイズ、軽量さには勝てない。

iPhone 購入で持ち出す機会が減るかと思ったが、多少は減っているけれど、ごく僅かな減少に留まっている。自分ではもっと減るかと思ったが、そんなことはなく、外出先で少しでもタイピングする可能性があって、他のノートを持ってでない時は必ず VAIO P を持って出る。

必要最小限の作業がこなせればいい、そんな時にはやっぱり小さくて、それでいてまともにタイピングできる VAIO P は欠かせない。ちょっとした時でも持って出せるし、例えばカメラバッグの隙間に入れられるのも大きい。

もし、VAIO P を持ち出す頻度が減るとしたら、やっぱり MacBook Air を買った時かな?と思う。VAIO X なんかより MacBook Air を買うかどうかの方が悩みどころで、ずっと懸案事項だ。こちらは仕事道具として、だから仕事で元を取れないと買えないしね…

ま、Air を買ったとしても、きっと VAIO P は愛用し続けると思うけどね。

ソニー、13.9mm厚の超薄型モバイル「VAIO X」正式発表
ウワサの「VAIO X」など、ソニーがWindows 7搭載PCを一挙発表
655グラム/13.9ミリ厚の11.1型WXGA液晶搭載モバイルノート―「VAIO X」
ソニー、新型VAIO発表会レポート 〜VAIOは驚きと感動を与え続ける存在でありたい
「VAIO X」シリーズ開発者インタビュー(上) 〜ひたすら薄く軽くを目指して
「VAIO X」シリーズ開発者インタビュー(下) 〜“プレミアムモバイル”を安価に提供するチャレンジ
【Hothotレビュー】 ソニー「VAIO X」 〜最軽量655g/13.9mmの超薄型モバイル
完全分解×開発秘話:「VAIO X」の極限まで絞ったスリムボディを丸裸にする
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本だけでなく CD、DVD、ゲームソフトまで全品配送料無料キャンペーン無料キャンペーンをやってる楽天への対抗措置強化として、書籍だけ 11/4 まで無料だったのが、CD、DVD、TVゲーム、PCソフトも全品 11月4日まで配送料無料に。

本、CD、DVD、TVゲーム、PCソフト 全品配送料無料キャンペーン


書籍の送料無料に比べれば、CD/DVD やゲーム、ソフト類は 1,500円以下の商品は少ないから、あまり恩恵がないかもしれないが、シングルCD 1枚ってな時には良いのかもしれない。

Amazon プライムに加入してる人間としては、このキャンペーンが他社対抗で常態化すると少し恩恵が少なくなるので微妙な気分がなくはないけど、家電類が入ってないし、即日配送が無料と言うわけじゃないから「○○のコードが1本足りねぇ→秋雨の中をヨドに寄って買うのも面倒→amazonなら安いコードが即日配送で配送料無料だから注文」ということが可能な Amazon プライムの魅力には勝てないかな…まぁ年間¥3,900 は安くないけど。

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↓の動画で説明されている新機能「Patchmatch」は、去年技術デモやっていた内容だから本当のことなのだろうけど、数年先かと思っていたら、来年半ばにはリリースされるだろう CS5 で実現されるとはねぇ。本当に技術の進歩ってのは凄いなぁ〜と思ってしまう。



Photoshop 職人が頑張ってやっていたことを、誰でも簡単にサッとできてしまう。後半の説明を見ていたら、どうやってるかは判るのだけれど、それを違和感ないレベルに自動化するのは凄すぎる。

ぶっちゃけ CS のバージョンアップは、ACR (Adobe CameraRAW) のためだけにやっているようなもので、CS 本体の機能はとっくの昔に満足している。というか、Photoshopper でもないのに使いこなせない(かと言って昔から Elements にはない機能を多用する)。

新バージョンが出ると旧バージョンに対して一切 ACR のバージョンアップをしない Adobe のサポートの悪さに毒つきつつも、仕方なく Adobe税を支払っていたのだが、CS5 は久しぶりに CS 本体のためにアップデートしたいと思わせる。

CS5 が楽しみだ…
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初日の飛行機はロクに撮れてないけれど、この3日間で、とりあえずのシェークダウンは終わった。EOS 7D を予約ないし速攻購入した人の多くも、貴重な晴れ間の今日を含めた、この週末で撮り始めをしたことだろうと思う。

皆どんな感じなのだろう?と思ってるのだが、7D ユーザーをブログで探してみても結構少数だったりするし(デジカメ系の掲示板はどうもねぇ…)、おまけにググったらココが上位の方に出ていたりして、ホント申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

ともあれ、最初は「APS-C で 1,800万画素とかイラネ」と先入観でありきたりなことを思い(正直 APS-C 機を再び買うとは思わなかった)、実際触ってみて良いカメラだとは判っても「本命は Mark IV だし」とスルーするつもりでいたのに、ふと急に「客席からのサッカー撮りには良いかも…」と思って予約し、期待と不安が混じる中、手にした EOS 7D。

既に何度も触れてるが、私の主たる被写体はサッカーを中心にしたスポーツと飛行機など。ま、要するに動くもの相手であって、風景とかポートレートとかマクロ物とかではない。風景撮りはずっとしていたが、センスがないのが判ったので高い機材で撮る気はせず、今はマイクロフォーサーズで気軽に記念写真撮ってれば良いと思ってる。

そんな人間だから評価のポイントも偏ってはいるが、逆に言えば 高感度耐性や AF-C (AI Servo) 性能やレリーズ、シャッター消失時間は気になる。現在のメイン機材が中級機ではなく 1D Mark III だから、正直期待より不安の方が大きかった。

そんな状況で手にして3日間使ってみての結論は

使える、使っていけるカメラ


だった。不満点がないわけじゃないが、それが致命的ということは全くなく、きちんとコイツを使っていこう、使っていけるだろう、と思わせるポテンシャルを感じさせてくれた。

一回り素子サイズが大きいけれど発売されてから2年半近くが経っている 1D MarkIII と比べると、ハッキリ言って追い抜いている部分が少なくない。デジタルの世界で2年という月日は、あまりにも大きいことを実感させられた。

勿論、1D MarkIII に追いついてない部分も多々あるが、それはコストに起因する問題であることは明らか。例えば防塵防滴のためのシーリングも 1D に比べれば細部に渡ってなかったり、ボディ剛性もやはり 1D の信頼感には達していない(でもそれは D3 と D700 でも同じだし、どこのメーカーでも当然のことだ)。

メモリは格段に安くなっていても連続撮影枚数は少ないという目に見える部分だけでなく、新型ファインダーも凄く広くていいけれど、透過液晶を採用してアレコレと機能を入れた点については、結局スクリーン交換式にしなくて済むようにコストダウンしただけかなぁ、と思ってる(格子線もスクリーン交換に比べれば、使い勝手が×)。

でも 1D MarkIII の売り出し価格は50万弱。7D は17〜19万弱。

この値段でここまでできれば、ひとまず十分でしょ


と、かなり満足できるカメラになってる。

少なくとも私は、買って良かったと思ってる


し、一昨日も書いたけれど

二桁機で動きものを撮ってるなら、絶対買いでしょう


と言えるだけのものはあると思う。別にここでキヤノンの宣伝したって、何の得にもならんけどね。



いずれにせよ、動きものを撮ってるキヤノンユーザーには良いカメラだと思う。1D MarkIII ユーザーだと無闇には薦められないけど、APS-C が欲しかったけどロクなのがなかったから…という人には絶好のペアになると思う。って、そんな人は私が言わなくても速攻買ってますわな。

反面、動かないものを撮ってる人に対して薦められるカメラなのかどうかは、判らない。自分で撮ってないのだから当然のこと。

掲示板系で 7D の情報をチラ見した時に相変わらずノイズだの、○○が溶けてるだの、ラチチュードが狭いだの、無駄に画素数多すぎだのということも見かけたので、止まってるもの相手にひたすら高画質を求めていた人には不満も多いのかもしれない。

自分に合うカメラかどうか判らずに買ってしまった人や、7D が自分が望んでいるスペックじゃなかったから文句言いたい人がどうだろうと、私には全く関係ないからどうでもいいんだけど、ただ

キヤノンは 7D のターゲットをもっと絞れば良かったんじゃないかなぁ


とは思う。勿論、そんな売上が落ちるような真似をする会社じゃないけれど。

以前の記事でも書いたけれど、オールマイティな全用途向けになろうとして、また上級機のサブから Kiss ユーザーのステップアップ向けにもなろうとして、ちょこちょこと消化しきれない部分がある。

率直に言えば、ミニ 1D であると同時に Kiss 的でもある。別に悪くはないんだけど、一桁機なんだから…とは、やっぱり思う。

モードダイアルを廃止すれば、Kiss や二桁機からのステップアップだとしても、そのハードルに対して、ちゃんと判るヤツが買う比率は高くなっただろうし、そうなれば売上以外では良い面もあったように思える。

ぶっちゃけ本音を言えば、この EOS 7D、

動体撮りカメラであって、風景撮りカメラじゃないだろ


と思う。俺は真面目に風景撮るのに APS-C で撮る時代でもないと思ってるから、そう思うのかもしれないが、全ての性能、傾向が動体撮り向け中級機になってるように思える。

そこを強調してしまうと一気にユーザー層が限定されてしまって商売にならないのだろうが、もうちょっと匂わせた方が良かったんじゃないかなぁ〜と思ったりする。1D 系では「APS-H で動体撮り専門の 1D」「フルサイズで画質重視の 1Ds」と分けているのだから、中級機もそうやって分ければ良かったのに…とね。

中級上位機として「フルサイズで画質重視の 5D MarkII」に対する 7D は価格ランクこそ違え、「APS-C で動体撮りに強い 7D」なのだろうから、そこを強調すれば(そして操作性その他もそれをもっと追求すれば)良かったのに…と思えてならない。買う前も思っていたが、買ってからはなお思う。

昨日、まつもとゆきひろ氏(プログラミング言語 Ruby の作者)が「あらゆることに使える完璧な言語(the one true language)が存在しないことは明らかである」と述べていたが、デジカメも同じことだろう。

いずれにしても、入門者・初級者レベル以外では、1台でオールマイティにこなせるカメラなんてないわけで、ユーザーもそこを考えないといけないし、メーカーも価格だけでなくニーズでラインナップを整備する時代じゃないかな、と思ったりもする。難しい面はあるだろうけどね(だから APS-H の 1D系を私は評価する)。

EOS7D with EF50mm F1.8II


とまぁ、すっかり 7D の話から逸れてしまったが、何が言いたいかというと

とりあえず私は買って良かったし
動体撮りのキヤノンユーザーは買い増し、買い替え検討の価値有り


そして

7D は久しぶりにキヤノンが良いカメラを出したと思える機種
だけど、決して全方位に優れたカメラじゃない


ということ。まぁ画質至上主義な人は 5D MarkII なり D700 なり K-7 なりに行けば良いだけかと。

とまぁ、また妙な方向にグダグダと書いてしまって、サッカー撮りで感じた AF 面の話を書くほどの気力もなくなってきたので、その辺はまた後日。写真も面倒だから無し。サンプルはあちこちに上がってるし、Jリーグの写真はアップできないし。

(いつもなら反対側のAホーム側サポーターの応援写真でも貼るのだが、APS-H 1,000万画素では個人特定できても何となく程度の解像だったのに、APS-C で 1,800万画素だと一人一人が思い切りモロバレ状態だから、これはネットにアップできんわ…)

今日はガンバが後半怒濤の4得点で逆転勝ちして、絶望的に見えた優勝が手に届くところまできたのだから(勝ち点19差もあったのに、今や1差!)、それだけで十分! :-D

あ、そうそう、さすがにサッカー撮りで縦グリなしでは死んだので、



を買いました。正直グリップ部の出っ張りが角張りすぎて持ちにくく、なんじゃこの糞縦グリは〜と思って買わないつもりでしたが、ないよりはマシ、と思いました。

それに、この3日間で、7D ともそれなりの期間は付き合っていきそう、ということを確信しましたしね!(少なくとも 1D Mark IV が出るまでは)

しかし願わくば、1D Mark IV のグリップが 7D のようなグリップにならないことを祈るばかり…1D MarkIII のグリップがちょうどいいわ。

【追記】ふと見返してみたら、なんかちょっと、キヤノンマンセー風になってしまったかもしれず。久しぶりに良いカメラが出たせいで、褒めすぎたかもしれない。ってか、私の場合すぐに文句が多くなるから…ポジティブに書くとこうなってしまう(爆)
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